日本料理の薬味として使われるシソ、或いは、大葉はこれからの時期に欠かせない。
使われ方は、刺身などのナマモノに薬味(毒消し)として添えるか、大葉のてんぷらなどが代表的だと思うが、
シソに匹敵するバジルの使い勝手は幅広い。
サラダ、スープ、煮込み料理、焼き物の薬味として使われるので、
シソ以上に活躍していると思う。
シソの原産地は中国、バジルは世界各地の熱帯地方に自生しており、
インドでは、神ヴィシヌとクリシュナ(the gods Vishnu and Krishna)にささげる
神聖なハーブとして王様よりも尊敬されていたなど
エジプトでも、ギリシャでもハーブの王として大切にされてきた歴史がある。
(写真)ピンクと白のシナモンバジルの花
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/ff/42b5e1858c6e46bbb058571df974afd9.jpg)
メキシコで生まれた栽培品種のシナモンバジルは、鮮やかな緑の葉、
そして、美しい花を咲かせる素晴らしいハーブだ。
アフリカンブルーバジルも美しいと思うが、シナモンバジルはさらに美しい。
1年草ということで、これまで避けてきたが、
殺虫剤・農薬・化学肥料を極力使わない栽培を目指すには、
コンパニオンプランツとしてのバジルの殺菌作用を活用し、他の植物を守るのが良さそうだ。
しかも、花が極端に減る夏場に、美しく咲くし、
食材としてつまめるのもよい。
(写真)シナモンバジルの花穂と葉
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/58/b7adf237545ece608439fb37ae2a6053.jpg)
シナモンバジル(cinnamon basil)
・シソ科メボウキ属の耐寒性がない1年草
・学名は、Ocimum basilicum 'Cinnamon'。英名がcinnamon basil(シナモンバジル)、和名は、メボウキ。
・原産地は、メキシコで作られた園芸種。
・草丈60㎝で、つやがある緑の葉と紫色の茎、シナモンの香りがかすかにする。
・開花期は、7~9月で、口唇形の上がピンク、下が白の花が咲く。バジルの花は全体的に美しいが、シナモンバジルも素晴らしい。
・葉はサラダ、ドレッシングで利用。
・食材として利用する場合は、花穂が出てきたら花を咲かせないで切り戻す。
・肥沃な土壌で育てる。窒素分を切らさないように与える。過剰だと病害虫に弱くなるので注意。
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