モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

高機能繊維リネンとなる ペレニアルフラックス と 花

2008-05-11 09:01:31 | その他のハーブ

ペレニアルフラックスの花は、

5枚のアールがついたうす青の絞りが入った花びら。
中央のこの花びらの間で、5角形を形作るおしべとめしべ。
5の数字でとても均整が取れた花になっている。

(写真)ペレニアルフラックスの花


古代エジプトから人間に有用な植物であり、
茎は上質の織物となり
タネは薬用の油が取れる。

しかも、栽培が簡単ときているから申し分ない。

鉄鋼とガラスとエレベーターがあったから摩天楼が建築できたように
フラックス(属名 Linum)の茎の繊維リンネルがあったから
長期間の航海に耐えられる帆となりロープとなり繊維の強靭さが生かされた。
羅針盤、大型船、リンネルがそろって15世紀からの大航海時代が始まったともいえそうだ。

日本には、17世紀に中国から渡来し亜麻仁油をとるために栽培されはじめた。

21世紀ともなると
大後悔時代のメタボシンドロームを気遣ったありがたい成分がこの植物にはあり
食油を選ぶ場合は、オレイン酸がはいったものを選ぶことになる。

フラックスからつくられた高級織物リネンは
自重の20倍まで湿気を吸収しかつ空気中に放出するようなので
夏涼しく冬暖かいという特色を持ち“天然のサーモスタット機能”とも言われている。
ベットのシーツなどには最適で贅沢ではあるが豊かな安眠が約束されるようだ。

茶色に薄い黄色が入ったリネンの自然の色合いである“亜麻色”のベットシーツは
肌に優しく静電気、アレルギーなどから守ってくれ、
親から子へと代々受け継がれてもよい生活良品でもある。

(写真)茎が繊維となる


ペレニアルフラックス
・アマ科アマ属の耐寒性がある多年草。ただしフラックスは1年草。
・学名はLinum perenne。英名Blue Flax、Linseed。和名 アマ(亜麻)
・原産地は中央アジア。といわれている。
・草丈30~60cmで細長い茎が風にそよぐように直立する。
・茎の先に花穂をつけ、青い花をつける。
・開花期は6~8月だが5月から咲き始めた。
・フラックスの種子から亜麻仁油が取れるが、リノール酸、オレイン酸などが含まれておりうれしい贈り物だ。(ただし、自分で採油するのは注意が必要です。)
・茎からは、耐久力に優れた繊維がとれこれで織った織物がリネンとなる。


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