(写真)クリスマスローズの花
クリスマスローズ・オリエンタルス赤系の花が咲いていた。
クリスマスローズの花は、葉の下に隠れるように下向きで控えめに咲くので
2~3月が開花期だが、注意してみていないと発見できない。
このクリスマスローズも、2年目で咲いたので、すっかり花が咲くことを失念していた。
薄赤紫の花ビラと思いたいが、これは花を大事に守る“顎(がく)”で、
その中心に小さくあるのが花。
植物の知恵というのだろうか、昆虫類に目立つように誇張した表現形をとっている。
クリスマスローズは、
夏場は半日陰がいいので、日当たりが良いところから撤去し、裏庭にもって行き、
冬場になると、緑が少ないので、前庭に持ってくる。
そのためか、目配りがおろそかになってしまい、関心も低下していた。
こんなところで、花が咲いていたので、急にテンションが上がり、
あと二鉢あるクリスマスローズの面倒を見ようという気になった。
時すでに遅い感もあるが、夏場さえ注意すると意外と丈夫なので、手入れをすることにした。
ヨーロッパでは、花の少ない12月に咲くので、“クリスマスに咲くローズ”と珍重されているが、
20種ある中でのニゲル(h.niger)という白い花が咲く、1つの種だけをそう呼ぶそうだ。
日本でもクリスマスローズの園芸種が増え人気が出てきているが、
いろいろな種がごちゃ混ぜになっているので、呼称の訂正がそろそろ必要かも・・・・
これまで、クリスマスローズには特に関心がなく、春までのつなぎとしか捉えていなかったが、
顎の色、形、文様など様々であり、これらの違いが理解できるようになるとマニアになりそうだ。
その魅力は、違いがわかる固有名詞が重要だろうと思う!
名のないものを識別できないので、その他大勢の中に入ってしまう。
日本クリスマスローズ協会というものがあるそうだが、
是非とも個々の種別の固有名詞化を検討していただきたいものだ。
(地図)クリスマスローズの原産地エリア
クリスマスローズ・オリエンタルスの赤系ハイブリッド(Helleborus)
・キンプゲ科クリスマスローズ属の耐寒性がある多年草。
・学名はヘレボレス(Helleborus)
・原産地は、ヨーロッパ、地中海沿岸、カスピ海沿岸、中国四川省までの北緯40~50度の地域に生育。
・原種は16種だったが、新たな種が発見され20種といわれる。
・夏場は半日陰で育てる。
・乾燥気味がよいので、乾いたらたっぷりと水をあげる。
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