モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

サルビア・スプレンデンス‘あやのピーチ’の花

2012-11-03 15:05:46 | セージ&サルビア
(写真)サルビア・スプレデンス‘あやのピーチ’
 

サルビア・スプレンデンス‘あやのピーチ’は、夏から晩秋にかけて可憐なピンクの花を咲かせる。最初にピンクの苞がつき、これが花かと思わせるところがあったが、朝見ると本物の花がニョキッと出現していた。

由来は良くわからなかったが、原種はブラジル原産のサルビア・スプレンデンスであり、その園芸種としてサルビア・スプレンデンス‘ピーチ’という品種があり、この改良品種なのだろう。生産者は、千葉県佐倉市にある山本花園であり、由来を尋ねてみたいものだ。

原種のサルビア・スプレンデンス(学名:Salvia splendens Sellow ex Schult. 1822)は、1820年頃にはロンドンに入ってきていたようで、この当時のヨーロッパを代表する園芸商“リーアンドケネディ商会”の二代目Lee,James(1754-1824)の名が冠されているようであり“Lee's Scarlet Sage”(リーの緋色のセージ)と呼ばれていた。

この緋色のセージ、サルビア・スプレンデンスは、今では夏を代表する花として日本でもなじみの花となっているが、私にとっては最も嫌いなサルビアの一つだ。

しかし、サルビア・スプレンデンスを親とした園芸品種は数多いが魅力的なものが多く、この‘あやのピーチ’もサルビアらしい雑然とした枝・葉も含めて素晴らしい。

(写真)サルビア・スプレンデンスの花
 
(出典)Robins Salvias


サルビア・スプレンデンスに関しては詳しくはここを


(写真)開花期直前の花穂についたつぼみ
 

サルビア・スプレンデンス‘あやのピーチ’
・ シソ科アキギリ属の半耐寒性の多年草。
・ 学名・原種 Salvia splendensの園芸品種は多数あるがその一種。
・ 原種のサルビア・スプレンデンスはブラジルが原産地。
・ 草丈100cmと高くなるので、夏前に枝を落とすと良い。
・ 開花期は、夏から秋。
・ 生産者は千葉県佐倉市にある山本花園。



3 コメント

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こんにちは (マツムシそう)
2012-11-20 14:21:29
こんにちは(*^o^*)
今日は雲一つないよい天気ですね。太陽の日が貴重な季節になりましたね。「あやのピーチ」は素敵な色で、しかもすらりとした花の形。憧れます。朝晩の冷え込みにどうぞお気をつけ下さい。
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はじめまして (山本花園)
2013-02-12 11:50:47
千葉県佐倉市で花の生産農家をしてる山本花園と申します。 この度は当園の商品をご購入いただき、またブログに取り上げていただきありがとうございます。
あやのピーチの質問に答えさせていただきます。

あやのピーチはサルビアスプレンデンス・ピーチの商品名として当園が名付けたものです。

名の由来ですが、サルビアに関する本を執筆され水戸市植物公園長も勤めていらっしゃる西川綾子先生のお名前から「あや」の字をいただきました。

だんだん暖かくなってまいりました。当園も春夏の出荷にむけて仕込みの最中でが、急な寒さが来るため気が抜けません。 植物も人も体調の管理が難しい季節ですが、風邪などひかれないようにお気をつけください。
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山本花園さん (キャスパー)
2013-02-14 19:25:08
ご丁寧なご挨拶恐縮です。レ
スポンスが遅くて申し訳ありませんでしたが、新しいパソコンに引越し中で、数多くの設定などで時間がかかり、嘆いている最中です。
ただ、以前よりは大容量のデータを保存できたり、スピードが速くなるので多少楽になる期待感で灰色の時間をすごしております。
あやのピーチは西川さんの名前をいただいているのですか?なるほどです。サルビアに出会った初期は確かNHKブックスから発売された本を熟読したものです。
サルビアだけで占められる庭園を日本中に広げられたらすばらしいなと思いつつ、サルビアフリークである山本花園さんのこれからのご活躍を期待しております。
新しい品種ができましたら手に入れたいなと思っておりますのでこれからもよろしくお付き合いをお願いいたします。

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