ローズマリーが早咲きし始めた。
1本だけでなく、4種とも咲き始めているので冬咲きをまちがっているのだろうか?
このうち種名が明確にわかるのが1種だけで、後はよくわからない。
ローズマリーには、新種が多くまた異種交配が進むので名前がよくわからない。
「Rosmarinus officinalis」と登録されているだけで98種もの栽培品種があり
唯一名前がわかっている“ロックウッド デ フォレスト”もそのうちの一つだ。
(写真)ローズマリー“ロックウッド デ フォレスト”の花
名前がよくわからない垣根みたいに育ったローズマリーと比較したが
花の形、薄いブルーの花の色、濃い緑の葉ともあまり変わらない。
枝ぶりもいまのところ直立しており、違いがよくわかりにくい。
ローズマリー“ロックウッド デ フォレスト”は、
ほふく性があるところに特色があり、下に垂らすつくりができる。
2階のベランダから、吊った鉢から、鉢を置く棚の上段から、階段の上から・・・
などこれからの育て方が楽しみだ。
きっと相当な時間がかかるのだろうが・・・・・
“デ フォレスト”夫妻が偶然に作出した新種 ==普通は気づかない==
この品種は、ロックウッド(Lockwood)とエリザベス・デ・フォレスト(Elizabeth de Forest)夫妻が
サンタ・バーバラ(Santa Barbara)にある自分達の庭で偶然に誕生し、しばらくしてから発見された。
サンタ・バーバラは、ロスアンゼルスから北150kmの海岸線上にあり、今では結構なリゾート地となっている。
気候的には、ローズマリーの故郷と似た地中海性気候であり土壌としては適地である。
夫妻のこの庭には、La Mortola庭園オリジナルのRosmarinus officinalis ’Prostratus’と
Rosmarinus officinalisの茂みがあり、この2種の異種交配によって誕生したハイブリッドのようだ。
発見の時期は定かではないが、経緯はこうだ。
1930年代の初めにサンタ・バーバラの庭にシドニー・ミッシェル(Sydney Mitchell)という人物が訪ねてきて、
「イタリアのモルトラ庭園で地を這うローズマリーを見た。是非ここで育てるべきだ。」と教えてくれ、
このローズマリー・プロストラータス(Rosmarinus officinalis ’Prostratus’)を手に入れた。
庭には、その時にすでに木立性のローズマリー(Rosmarinus officinalis)が植わっていた。
ある日、ロックウッドはこの2種と異なる種があることに気づき、これをカッティング(挿し芽)で殖やしていた。
これが後に夫妻の名前をつけた新種のローズマリーだった。
エリザベスが新種に気づいたのはロックウッドが死亡した1947年以降であり、
1963年には第三者が認める新種としてカタログに掲載されるまでになり、
栽培者のロックウッドとデ・フォレスト夫妻の名前が入った現在の学名として認知されるまでになった。
このローズマリーは、
今では、ロックガーデン、段差のある庭でトップから垂らすグランドカバーとして
世界を魅了する人気のあるローズマリーとなっている。
(写真)いまはまだ立ち性のローズマリー“ロックウッド デ フォレスト”
ローズマリー・ロックウッド デ フォレスト(rosemary Lockwood de Forest)
・シソ科マンネンロウ属の常緑小低木。
・学名は、Rosmarinus officinalis (Prostratus Group) 'Lockwood de Forest'。英名がrosemary
・ローズマリーの原産地は地中海地方だが、'Lockwood de Forest' 種は米国Santa Barbaraの庭で誕生した異種交配種。
・乾燥したアルカリ性土壌を好む。
・耐寒性は強い。
・草丈は20~200cm。匍匐性(ほふくせい)あり斜面に垂れ下がるか吊り鉢に適している。
・開花期は、初夏(6~7月)と冬(12~2月)が開花期だが、9月に一斉に咲き始めている。
・ローズマリーには、様々な品種があるが、名前と実物をマッチングさせることが難しい。
ローズマリーのグループ名の「Prostratus(プロストラータス)」は、
ラテン語で“地をはう”の意味で、枝は地を這うか垂れ下がるかする。
Prostratusグループのローズマリーは、壁またはロックガーデンのトップからの吊り下げ形が適している。
“La Mortola Botanical Gardens”は、イタリアのリビエラにある有名な庭園。
1本だけでなく、4種とも咲き始めているので冬咲きをまちがっているのだろうか?
このうち種名が明確にわかるのが1種だけで、後はよくわからない。
ローズマリーには、新種が多くまた異種交配が進むので名前がよくわからない。
「Rosmarinus officinalis」と登録されているだけで98種もの栽培品種があり
唯一名前がわかっている“ロックウッド デ フォレスト”もそのうちの一つだ。
(写真)ローズマリー“ロックウッド デ フォレスト”の花
名前がよくわからない垣根みたいに育ったローズマリーと比較したが
花の形、薄いブルーの花の色、濃い緑の葉ともあまり変わらない。
枝ぶりもいまのところ直立しており、違いがよくわかりにくい。
ローズマリー“ロックウッド デ フォレスト”は、
ほふく性があるところに特色があり、下に垂らすつくりができる。
2階のベランダから、吊った鉢から、鉢を置く棚の上段から、階段の上から・・・
などこれからの育て方が楽しみだ。
きっと相当な時間がかかるのだろうが・・・・・
“デ フォレスト”夫妻が偶然に作出した新種 ==普通は気づかない==
この品種は、ロックウッド(Lockwood)とエリザベス・デ・フォレスト(Elizabeth de Forest)夫妻が
サンタ・バーバラ(Santa Barbara)にある自分達の庭で偶然に誕生し、しばらくしてから発見された。
サンタ・バーバラは、ロスアンゼルスから北150kmの海岸線上にあり、今では結構なリゾート地となっている。
気候的には、ローズマリーの故郷と似た地中海性気候であり土壌としては適地である。
夫妻のこの庭には、La Mortola庭園オリジナルのRosmarinus officinalis ’Prostratus’と
Rosmarinus officinalisの茂みがあり、この2種の異種交配によって誕生したハイブリッドのようだ。
発見の時期は定かではないが、経緯はこうだ。
1930年代の初めにサンタ・バーバラの庭にシドニー・ミッシェル(Sydney Mitchell)という人物が訪ねてきて、
「イタリアのモルトラ庭園で地を這うローズマリーを見た。是非ここで育てるべきだ。」と教えてくれ、
このローズマリー・プロストラータス(Rosmarinus officinalis ’Prostratus’)を手に入れた。
庭には、その時にすでに木立性のローズマリー(Rosmarinus officinalis)が植わっていた。
ある日、ロックウッドはこの2種と異なる種があることに気づき、これをカッティング(挿し芽)で殖やしていた。
これが後に夫妻の名前をつけた新種のローズマリーだった。
エリザベスが新種に気づいたのはロックウッドが死亡した1947年以降であり、
1963年には第三者が認める新種としてカタログに掲載されるまでになり、
栽培者のロックウッドとデ・フォレスト夫妻の名前が入った現在の学名として認知されるまでになった。
このローズマリーは、
今では、ロックガーデン、段差のある庭でトップから垂らすグランドカバーとして
世界を魅了する人気のあるローズマリーとなっている。
(写真)いまはまだ立ち性のローズマリー“ロックウッド デ フォレスト”
ローズマリー・ロックウッド デ フォレスト(rosemary Lockwood de Forest)
・シソ科マンネンロウ属の常緑小低木。
・学名は、Rosmarinus officinalis (Prostratus Group) 'Lockwood de Forest'。英名がrosemary
・ローズマリーの原産地は地中海地方だが、'Lockwood de Forest' 種は米国Santa Barbaraの庭で誕生した異種交配種。
・乾燥したアルカリ性土壌を好む。
・耐寒性は強い。
・草丈は20~200cm。匍匐性(ほふくせい)あり斜面に垂れ下がるか吊り鉢に適している。
・開花期は、初夏(6~7月)と冬(12~2月)が開花期だが、9月に一斉に咲き始めている。
・ローズマリーには、様々な品種があるが、名前と実物をマッチングさせることが難しい。
ローズマリーのグループ名の「Prostratus(プロストラータス)」は、
ラテン語で“地をはう”の意味で、枝は地を這うか垂れ下がるかする。
Prostratusグループのローズマリーは、壁またはロックガーデンのトップからの吊り下げ形が適している。
“La Mortola Botanical Gardens”は、イタリアのリビエラにある有名な庭園。
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