(写真)カリオプテリス・サマーソルベットの花
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晩夏からの開花のはずだが、初夏から咲き始めた。
この花は、
日本・中国が原産の段菊と、モンゴル原産の種との交配による園芸種で、
18種もの新しい品種がある中のひとつで、 “サマーソルベット” という。
黄緑色の斑が入った葉は秋になるとより黄色を強めるが、
現在は光沢のある美しい葉色をし、
その茎から花序が伸び小さな数多くのつぼみがつき、膨らんでいる。
このつぼみがはじけると淡い青紫の花が咲く。
まるで、水中にくらげが浮いているような無重力状態を感じる。
以前は、クマツヅラ科であったが、
植物の葉緑素を使ったDNA解析による科学的な植物分類が1990年代以降発展し
APG植物分類体系(Angiosperm Phylogeny Group)として整備されつつあるが、
クマツヅラ科の多くの植物は、シソ科にとらえなおされている。
(写真)カリオプテリス・サマーソルベットの立ち姿
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/ae/abbba84c9687ca0ce20774b4fad214b3.jpg)
カリオプテリス・サマーソルベット(Caryopteris 'Summer Sorbet')
・シソ科カリオプテリス属の耐寒性がある多年草。以前はクマツヅラ科に属す。
・学名は、Caryopteris × clandonensis 'Summer Sorbet'。(カリオプテリス・クランドネンシス ‘サマーソルベット’)
・ダンギク(段菊)( C. incana)とモンゴリカ種(C. mongholica)との交配で出来た園芸種。
・流通名は、ハナシキブ(花式部)。
・開花期は、9月~10月。淡い紫色の小花が団子状に集合して咲く。
・性質は強健で、夏場の水枯れだけに注意。乾きすぎと多肥を嫌う。
・草丈は30cm程度で、秋になると黄色の模様が入った黄緑色の葉が美しい。
・冬は地上部が枯れたら刈り込む。
(写真)班が入った美しい葉
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