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「一方的着工 誠に遺憾」

2024年08月21日 20時40分32秒 | 一言
大浦湾工事強行 デニー知事コメント

(写真)玉城デニー知事

 沖縄県の玉城デニー知事は20日、名護市辺野古の新基地建設に向けて沖縄防衛局が同日、軟弱地盤のある大浦湾側で新たな護岸工事に着手し、地盤改良に伴うくい打ちを強行したことを受け、コメントを発表しました。「(事前協議が継続する中で)一方的に工事に着手したことは誠に遺憾だ」と批判し、防衛局に協議が調うまで工事を中止するよう求めました。

 デニー知事は、仲井真弘多元知事が2013年に辺野古の埋め立てを承認した際に「留意事項」を付け、防衛局に応じるよう定めていた県との事前協議について、「現時点においても継続しているものと認識している」と強調。県はこの間、協議を重ね、今月15日にも環境保全対策に関する7回目の質問を防衛局に送付していました。

 質問は18項目にわたり、護岸工事による水質汚濁で生態系に影響を及ぼすかどうかについて、防衛局が「影響はない」とする根拠の水質調査のデータが示されていないことなどを指摘。回答を求めていましたが、防衛局は事前協議を一方的に打ち切る形で工事を強行しました。

 デニー知事はコメントで、「回答が不十分な項目や、環境保全対策等に関して詳細に確認すべき事項については、期間を定めず継続していく必要がある」と抗議し、県の指導に真摯(しんし)に対応するよう防衛局に迫っています。



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