辰巳氏追及 ガス濃度「基準」超え
衆院経産委
日本共産党の辰巳孝太郎議員は18日の衆院経済産業委員会で、危険な会場で大阪・関西万博を強行しようとしている問題をただしました。
万博会場の大阪・夢洲1区はメタンガスや一酸化炭素などの有害物質の排出が続く現役の廃棄物最終処理場です。主催者の国際博覧会協会は約80本のガス抜き管を設けたことが「安全対策」だとしていますが、今年3月には爆発事故が発生しました。
辰巳氏は「火気厳禁」と書かれたガス抜き管の写真を示し「遠足や修学旅行の児童・生徒が降り立つ場所だ。降りたらすぐそこは危険箇所ということではないか」と追及しました。
経産省の茂木正統括調整官はメタンガス排出濃度(8月)が「退避基準」を19回、「爆発基準」を16回超過したと認めた上で「(ガス抜き管の)高さは2・5メートルで人の手が届きにくい」などと答弁しました。
辰巳氏は、前売り券販売が目標の半分程度にとどまり、経産相直轄の「予算執行監視委員会」でも「どうするのか」と指摘されているのに経産省は答えていないと追及。武藤容治経産相は「協会において検討している」などと無責任な姿勢を示しました。辰巳氏は「危険で、国民負担になる大阪万博はやめるべきだ」と主張しました。
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