鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

行った模型店、などなど  その8  天賞堂

2024年08月22日 | 鉄道模型全般

行った模型店、などなど  その8  天賞堂

 

学会などで東京や横浜に出かけてた時には、必ずと言って良いほど銀座の天賞堂に行きました。

 

1980年頃、Nゲージで作り始めた私鉄のレイアウトです。 白い建物があります。 これが天賞堂です。

一番初めに天賞堂の建物を作った。

 

他の建物ができてきました。 オメガのマークがある白い建物が天賞堂の建物です。 本物の写真も撮った覚えがあるのですが、紛失したので模型の写真です。 銀座4丁目にあるこの建物を目指して有楽町から歩いて行った覚えは数知れずです。

でも、この模型は大阪梅田付近をイメージしています。左の丸いビルが、最近無くなった丸ビル、第一ホテルです。

大阪にも天賞堂が欲しかった!

 

こちらは本物 右は宝飾の売り場で、左の狭い入り口が模型売り場入り口です。

 

この階段を上がって、2階3階が模型売り場で4階が中古のエバーグリーンでした。

 

中2階の通路で撮ったと思うのですが、なんとなく違う気もします。 でも天賞堂には違いない。

天賞堂では、自社製品の真鍮製の蒸気機関車や客車なども売っていましたが、オーストリアのROCO社の総輸入元でもあったので、ROCOの製品もたくさん置いてありました。

 

この編成は天賞堂で買いました。

何度も行っているので色々買ってはいるのですが、目の保養が一番だったかな?

そして、必ずというほど買ったのが洋書です。 Eisenbahn JOURNALは私のお気に入りの雑誌で、ドイツの本ですが、本物の鉄道と模型が載っていました。 ドイツの本は大判でカラーでレイアウトもたくさん載っているので気に入っていたのですが、売っている店が他にはモデルバーンしかなかったので、東京では天賞堂で買ったのでした。

 

こういうものを買って

 

帰りの新幹線に乗るのです。 天賞堂の袋はいっぱいに膨らんでいます。 何を買ったのか?

ビールと弁当を買って新幹線が出発すると、Eisenbahn JOURNALを見ながらの旅が始まります。 毎回これが楽しみでした。

その銀座の天賞堂も数年前に移転したとか。 それから行っていません。

一方

 

こちらは、横浜店。 原博物館の建物にあり、ここも数回訪れました。 でも最近行った人から店がなくなったと聞きました。 残念です。

さて、天賞堂製品は真鍮製からプラ製、Zゲージもあり色々販売されています。

 

初めて買ったのが

これは古いです。 まだ真鍮プレス製が主流だった頃、合成樹脂なのですが、今時のプラスティクと違ういかにも硬い感じのプラスティックでできた、貨車でした。 足回りは金属です。

 

ZゲージのC62も買いました。

 

真鍮製は買えないのでプラ製の蒸気機関車が出たのには大歓迎。9600です。

でもね、ギヤ比が高速すぎて、スローが気に入らない。

 

そこで、ギヤボックスを分解して、減速比が高いギヤに交換。 失敗すれば、元も子もなくなる大改造を施して、スローでじっくり走るように改造しました。 他には2、3動輪のフランジを削って、急カーブ対応(R360)対応にしたり、サウンドDCCに改造など、他の天賞堂製品もほとんど何かしらの改造をして、自分のレイアウトでスムーズに走るように改造しました。

これも、プラスティック製品なので気楽にできた(本当は気楽じゃないけれど)、のでしょう。

なんにせよ国鉄型のプラ製品を出してくれたのは大感謝です。

 

そして、

ダイキャストのカンタムD51も購入。 私は真鍮はあまり好きではないのですが同じ金属でもダイキャストは好きです。

カンタムなのでDCCコントローラーで走らせられます。 これは今のところウエザリングしていません。 プラなら平気で汚したのですが、なんとなく気後れしています。

天賞堂 おわり

 

行った模型店、などなど は続きます。

 

 

 

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今日のレイアウト

2024年08月18日 | 鉄道模型全般

今日のレイアウトと題して、たまにはシンプルなブログにしました。

 

軽便鉄道です。

レイアウトがあると、毎朝こんな情景が見られます。

 

 

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行った模型店、などなど  その7  浜松アールクラフト

2024年08月16日 | 鉄道模型全般

今日はアールクラフト、浜松にある模型店です。

1987年、もう40年近く前で40歳頃のことですが、浜松で学会があり私の職場からも数人出席していました。

私はアールクラフトは雑誌の宣伝で知っていたので暇を見つけて店に出かけました。

1987のアールクラフトの宣伝です。 浜松なので鰻の顔があります。 日本型以外に外国型キットもあるようです。

浜松駅近くで店を見つけて中に居ると、外で大きな声が聞こえました。 「あっ、模型店があった、こういう所に、きっと先輩は居るんだ」私の職場の後輩たちです。 見事、私の行動が見過ごされていて、見つかってしまいました。 関西から遠いところで後輩どもに見つかるとは、という思い出のある店です。

店内には所狭しと模型が積まれていたように記憶しています。

そこで見つけたのが、ライモ社のキット。 ドイツのメーカーです。 ソフトメタル製のキットで貨車です。

 

キットですから、組み立てた後の写真で、キットには車輪はもちろん、塗料も付いていました。

この2両は真ん中が取り外しできないドローバーで2両固定編成です。 

ただ、車輪が情けなく、スポーク部分はプラスティックで真鍮のタイヤを接着するのですが車輪の中心が狂っている。 だから、走らせると揺れる。 でも全体の雰囲気はとても良く気に入っています。

 

そして、その時に買ったのか後から通販で買ったのか忘れましたが

グラスカステンのキットも買いました。 これもライモ製のソフトメタルのキットです。 モータはついていないので、DVなんとかというようなモーターをつけて走るようにしました。 窓ガラスは当時のプラスティックは平面性が全くなく、やすりで平らにして、サンドペーパーで仕上げて、最後にピカールで磨いて透明にした覚えがあります。

そして、挙句の果てに、メルクリンのシューをつけて、メルクリンのレイアウトで走るように改造しました。 モータは直流のままですからこれを走らせる時にはコントローラーを変える。

 

この蒸気動車はプラスティックのキットです。 これもキットを組み立てたあと、動力装置は自作したのですが、多分アールクラフトで通販で買ったと記憶しているのですが、定かではありません。

当時はここに載せたようなドイツの昔の車両が気に入っていたのでした。

 

あれから、40年  綾小路きみまろさんではありませんが、

ほんの数年前に浜松に行きました。

そして、懐かしいアールクラフトに行くと、

店はありました。 でもね、定休日だったのです。 残念!  本当に残念!!!

 

行った模型店などなど つづく

 

 

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行った模型店、などなど  その6  デルライン

2024年08月13日 | 鉄道模型全般

行った模型店、今回は大阪、京橋にあったデルラインです。

仕事に通う途中、京橋で京阪電車から大阪環状線に乗り換えていました。

その京阪京橋駅から、歩いて5歩、狭い道を渡ったところにデルラインという模型店ができました。 1980年頃です。

メルクリン専門店で、ショーウインドウには機関車や客車貨車など、綺麗に展示されていて、店の外からもよく見えます。

そこを外から見るのですが、中に入らないようにしていました。 それはうっかり買ってしまわないようにです。でも、仕事の帰り道なので毎日見ているうちに、つい中に入ってしまいました。 店主はSさんだったかな? ものごしの柔らかい中年の紳士です。

模型のパーツでは無くて完成品が並んでいるというのはとても魅力があります。 何度か行っているうちにメルクリンの入門セットを買ってしまいました。 蒸気機関車と客車2台、エンドレスの線路とトランスです。 もちろんメルクリンが3線式なのは大昔から知っていたので、手を出さなかったのでもありますが、ついに購入。

 

こういう、入門キットは安いのです。 取り敢えず買ってみて、それから買い足して、という戦略です。

このメルクリン、走らせるとよく走る。 当たり前のようですが、それまでのNゲージがすぐに集電不良で線路を磨いたり車輪を磨いたりで嫌気が差していたところに、何もメンテナンスなどしなくてもストレスなく走る。

 

でもって、黒い機関車を緑に塗って、屋根板をつけたのですが、そのプラ板が曲がって見苦しいのですが、こうやって手を入れるのにもあまり気にしなくて良い。

 

当時のメルクリンは交流だったので、前進後進の切り替えに特殊なリレーが入っている。 

そして、驚くことに台枠からモーターまで一体構造の鋳物なのです。 壊れるところがないという感じ。 車輪も打ち込みなので、動輪抑え板もない。 これはおもちゃからの発想で、壊れないことが一番なのだろう。 メルクリンがおもちゃメーカーだったからだろうが、ヨーロッパの他のメーカーもこれに近い鋳物を使った構造が多かった。

日本の模型人は今でもメルクリンは交流だと思っているんじゃないですか?  この後メルクリンは「全面ディジタル」に転換したのです。 機関車にデコーダーを入れたDCCの一種であるメルクリンディジタルに。

 

メルクリンディジタルコントローラーです。 2組買いました、デルラインです。たぶん1984年頃です。 この頃にはメルクリンはすでにディジタルになっていた。

 

そこでこの機関車は走れないかというと、もちろんこのままでは走れないが、デコーダーやモーターの改造キットが発売されて、こんな古い機関車でもディジタルにすることができるようになった。 そのときにリレーを外すのであるが、そのスペースにデコーダーを入れられるので簡単に改造できたのでした。

こういう、メルクリンへの道を開いてくれたのがデルラインでした。

そして、私のウエルテン王国鉄道がメルクリンを使用してできたのでした。

線路はメルクリンKレールだから、3線式。 客車はリリプトの2線式。 機関車以外は2線式でも構わない。

 

このウエルテン王国鉄道、メルクリンディジタルコントローラーが並んでいます。 1984年にはすでにディジタルで運転していました。 ただし、サウンドはありませんが、同じ線路上に複数の機関車を置けるしそれぞれ独立して制御できる。

 

さて、メルクリンHOをデルラインから始めたのですが、

 

Zゲージの入門セットもデルラインで買ってしまった。

これって、小さくて上等な鉄道模型だと思うので大事に扱うんですけれど、入門キットは安いんです。

 

そして、ノイシュヴァンシュタイン城を作って、Zゲージのレイアウトができました。 もちろん客車など買い足しています。

さらに、このレイアウトが進展して

 

雪景色に変わったのであります。

そして、この頃にはデルラインは閉店して無くなりました。

 

デルライン 終わり

行った模型店 つづく

 

 

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お盆です、 懐かしい鉄道模型人を偲ぶ

2024年08月12日 | 鉄道模型全般

お盆です。 懐かしい鉄道模型の方々を偲んでみたいと思います。

1. 水野良太郎さん

 鉄道模型趣味誌に毎号挿絵を書いておられた漫画家の水野良太郎先生です。 

毎号の挿絵が楽しみでした。 これって鉄道模型に相当没頭していないと描けない内容です。

私が、氏と知り合いになったのは、私が2003年に鉄道模型趣味誌に「家庭で走らせる模型を求めて」というタイトルで3号連続(TMS714、715、716))で記事を載せた時でした。 サブタイトルが「ヨーロッパの鉄道模型」で、家庭に小さなレイアウトを作って走らせているヨーロッパの状況を、狭い部屋で走らせられるような車両の機構や考え方などを紹介したものでした。

車両作りで精密なものばかり考えずに、小さなレイアウトで良いから作って、景色の中で走らせよう。 そのためには車両の構造が伸縮式連結器や、急カーブ対策ができていないと、本物にこだわった構造では、ダメだ!、 模型としての構造を考えようと、いろいろな図示を含めて書きました。 また、何人かで集まってモジュールレイアウトして走らせれば良いという、HNモジュールの前身も紹介しています。

この後、水野先生から手紙が来て、鉄道模型に対する考え方が私と同じだ、是非一緒に話をしたいとのことで、私が東京に行ったときには何度もホテルに来ていただいてお話ししました。 当時先生は、何万人に一人という難病で歩くのもキツかったようです。

 

左端が水野先生。 上の漫画の顔はとてもよく似ています。さすが画家です。 右端はRMモデルスの方です。

何度も東京で会いましたが、手紙もたくさんやりとりしました。 この方はパソコンメールは嫌いで必ず封書かハガキで、返事を出すもの紙でした。

先日引き出しを開けたら見つけた手紙類。  写真もご自分で撮られたものです。

天国でも模型を走らせておられるでしょう。 合掌。

 

 

2. 伊藤 剛さん

 この方とは全く面識がありません。 名古屋の模型クラブNMRCに所属しておられてユニークな模型の記事を何度も見ているので名前を存じ上げていた程度です。

こんな市電の記事がありました。 OJゲージです。

 

驚くなかれ、車体が全自作なのは当然ですが、モーターを作っている。 それも平面モーター。 厚さを薄くするために市販されていないとんでもない形のモーターを設計して自作。 

この方は本当にアイデアマンです。もちろんポールは進行方向に合わせて回転するし、自動的に何か動作するような電気回路も入っているし。

そして一段と驚いたのが

車体が歪んだ絵があります。 市電はガタガタ車体を歪ませて走っていると、模型でも走ると車体が歪むように作ってあるのです。 もちろん模型ですので車体を持ち上げますが、壊れないように作ってあると書いてあります。

昔はこういう、アイデアというか面白い模型もあったのですが、最近は精密ばかりで面白く無い。

さて、この方との接点は前述の「家庭で走らせる、、、」の中で、ファーラーのカーシステムを紹介して、自動車運搬貨車の上に模型のトラックが上がって行き、自動的に各貨車の上で止まるようになっている、皆さん構造が分かりますか? と書きました。

これに関して、伊藤さんから手紙があって、私はこう考えると機構を図示されていました。 よく考えられた機構でしたが、ファーラーの機構は違います。 そこで、伊藤さんへの返事もかねて、TMSに「家庭で走らせる 番外編」として、カーシステムの貨車での構造を載せました。

カーシステムの車は地面に埋めた磁石で止まります。 カーシステムの貨車では貨車に磁石があり止まるのですが、その磁気の解放のために線路下に強力な電磁石を置いて逆磁界をかけるという想像を絶するような構造になっていますが、ちゃんと市販されていました。 それを使った、自動車運搬貨車のレイアウト図も載せています。

道を走ってきたトラックが、貨車の後ろから乗り、貨車を次々に走る抜けて一番前の貨車の上に止まる。 次のトラックも同じように乗っていて隣の貨車に止まる。 列車が走って終着駅に着くと、このときには貨車は後ろ向きに付け替えてあるのですが、トラックは走り出して道路に出てゆく。  これが自動的に行われているのです。 ヨーロッパの模型の考え方は走らせることにあります。

この後、伊藤さんから時々手紙が来て、その後、愛知から神奈川に引っ越しされましたが年賀状はお亡くなりになるまでつづけていました。

なにか勲章をいただいたとこんな絵もいただきました。

享年94歳。

合掌

 

3. 山城正一さん

 鉄道模型クラブ、京都トンネルクラブの会長さんでした。

 鉄道模型大集合IN OSAKAでお会いしたこともあるのですが、立派な紳士で、高貴な方という気がしていてあまりお話ししたことはありません。

しかし、TMSに近鉄の電車をよく載せておられていたので、すごい人だとは思っていました。

古いTMSを探したら、近鉄ではありませんが、京王の記事がありました。 珍しい大きなパワートラックを使っておられます。

日本橋の電気屋街でばったりお会いしたときに、ボークスという店ができましたよと教えたのですが、後日良い店を教えてくれてありがとうとお礼を言われました。 他では、京都の八条口模型や、大阪のきりん模型店でバッタリあったり、何度か会っているのですが、いずれも挨拶程度で、喫茶店でも行ってしっかり話ができればよかったと今でも悔やんでいます。

お会いしたときに必ず言われたのが、私は電車の模型を作ってきたが、車両を作ることが鉄道模型だとばかり思っていました、しかし貴方とお会いして、情景のある中で模型を走らせるのが鉄道模型だとこの歳になって分かりました、と。 何度かこう言われていました。

トンネルクラブのブースにはこの方の遺影が飾ってありました。 偉大な方でした。

合掌

 

 

 

 

 

 

 

 

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