鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

1999年 ヨーロッパ鉄道模型紀行  その4  大雪のベルン その1

2023年07月31日 | 海外旅行

1999年 ヨーロッパ鉄道模型紀行 

このツアーは例によって移動日以外は自由なのです。 イタリアの次の日は皆あちこちに行ったようですが、夜行列車に乗りませんかと声がかかった。 ナイトトレイン、夜行寝台は長距離列車なので、乗るために遠くに行き、夜行寝台でチューリッヒに戻ってくると言う。 それって帰ってくるのは翌日の朝になる。 しかも乗るために、スイスからドイツの北、ハンブルグまで行くので朝早くチューリッヒ駅を出発する。 

私は他に予定があるので断ったが、それに参加すると言っていた大阪組のS水さんが乗り遅れた。 そこで、E藤さんが、フランクフルトまで送って行きましょうとのことで皆さん出かけて行ったが、この日は100年ぶりと言われるほどの大雪で、苦戦したんじゃないか? まあ、ユーレイルパスがあると好きに列車に乗れるので予定を違うところに変えても何ら問題ない。

 

私は1人でベルンに向かいます。 これは予定通りで、スイスの首都ベルンに行ってみたい。

それにしても凄い雪だ。

 

チューリッヒ駅の端に、こんなものが止まっていた。 ボンネットの電車で、メルクリンや幾つかのメーカーから模型が発売されていて、強烈な印象で欲しいやつだ。 本物がまだ運用されているんだ。 多分、保存だけかもしれないけれど。

 

特急で1時間ぐらいだったろうか、ベルン到着。 機関車はRe460。 モーターか電気機器の音が重厚ですばらしい、これってここで見て好きになったのかどうかわからないけれど、好きな形で模型は2台もっていた。

 

スイスに来てわかったのだけれど、家でも壁でも、そして電車にでも落書き、グラフィティーが多い。窓にまで描いたものもある。

 

これは、スイスの私鉄で本ではみたことがあると、ベルンに来るとこう言う路線があるようだ。

 

さて、ベルンの街を歩くぞ。

 

大通りには市電が通っている。 道の両側はビルが並んで、一階はアーケードになっていて屋根の下に歩道があり、そこに店が並んでいる。 この写真の左端でアーケードがわかると思う。 こう言う雪の日にはとても便利だ。

 

こんな感じのアーケードになっている。 アーケードとはビルの一階がこういう通路になっていることを指すらしい。日本でいうアーケードとは少し違う。 こういうアーケードが1.6kmも続いていると言う。

 

道の真ん中に時計がついている門がある。 ドイツのものとは少し形が違い、スイスという感じ?

この門の中もメイン通りなので入ってゆくことにします。

 

門の中も市電が走っています。 あの門をくぐって線路があるのだ。 市電の架線には架線柱がありません。ビルの壁にワイヤーが貼ってあって、それに架線がぶら下がっているのです。 ですから、町に電柱がない。

 

通りのあちこちに噴水があります。 その上には色々な像が立っています。 これらは私のレイアウトのあちこちで使わせてもらいました。 第二次ウエルテン王国鉄道やウイーンチロル鉄道です。

 

この市電も良い感じ。 

 

ここでおもちゃ屋さん発見。 中に入ると鉄道模型も置いてある。 レイアウトもあるんだ。こういうレイアウトはドイツでもスイスでも時々見かけます。 凝ったレイアウトも良いけれど、基本シンプルで好きです。 家庭に置いておくには抜群だと思うのですが。

 

建物のキットがたくさん、そして上にフォルマーのジオラマが置いてある。これぐらいのジオラマなら簡単に作れそうだし、とても欲しくなった。

 

ここで、子供と並んで何かを買ったんだけれど、何か忘れた。

 

本当に欲しかったのはこの棚の下の方にあるチューリッヒの青と白の市電。 車両はそれなりの価格がするので買わなかった。 帰りに買おうかなどと考えたけれど、結局帰りはここを通らなかった。  そして、この後どこでも見かけることがなかった。 あー買えば良かった、と今だに悔やんでいるんです。

 

ベルンというのはベアーから来ている、熊さんなんです。 市のシンボルが熊、これは熊の形をしたゴミ箱であちこちに置いてあります。 さて、今から熊牧場に行きます。

 

ベルンを囲むアーレ川を渡るとすぐに熊牧場があります。 向こうからこっちに歩いてきたのです。 ここまでアーケードが続いていました。

 

堀?の中に熊さんがいました。 これが熊牧場。

さて、学生がいたので見るようなところはあるかと聞くと、バラ園があるという、 薔薇は咲いていないが高台なので見晴らしが良いそうだ。 そこで、バラ園に向かいます、

長くなったので続きは次に、、

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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京阪スクエアとHRSで鉄道模型の奥深さを習った話

2023年07月30日 | 実物の鉄道

先日NHKで、鉄オタ選手権で京阪スクエアをやっていました。

京阪、樟葉駅近くのビルの中にあるのですが、入り口が意外とわかりにくい。たくさん飲食店などが入っている大きなビルです。 そこを入ってゆくと、奥に京阪3000が鎮座しています。 

 

昔懐かしいテレビカーです。

 

しかし、今回の目玉は、5000系です。 5扉で、そのうち2つはラッシュ時だけ使うというユニークな車両ですが、今は廃車になっています。 それが展示されています。

 

かなり短いので、実物を切ったと思ったのですが、展示用に新造したようです。 すごくお金がかかっています。

 

端はカットモデルで、ラッシュドアがよくわかります。

 

ラッシュドアを閉めていますが、このときには椅子は下に下がっているはずです。 椅子が上がることを示しているのですが、両側面ともこの状態だったので、せめて片側は椅子を下げて、反対側は椅子をあげてドアも開けておく展示がよかったと思ったのです。 でも、これはちゃんと作動するようなので、時と場合によっては展示の仕方を変えているかもしれません。

なお、昔、よくこの車両にも乗りました。 好きではありませんでした。 ラッシュ時と空いた時の両方に便利なようにして、会社としては良いでしょうが、下げた椅子にはヒーターがないし、ドアを開ければ、入口ばかりだし、とユーザーは勝手に文句ばかり言っていたんです。 でも東京の椅子がない電車よりはずっとマシですが、日本はどうしてこんなに電車が混むんだろう。

 

さて、近くにHRSというメルクリンショップがあります。 枚方市の気温39.8度という猛暑日に枚方市から樟葉、HRSなどを回って暑さで苦しんでいたのです、いや、部屋の中なので暑くはなかったけれど。

いつもと反対方向からお店です。

 

お客さん購入車両のテストです。 全品テストしてからでないと客に渡しません。もちろんサウンドもチェックして。

 

これなんかも欲しい車両です。 ドラフト音と共にゆっくりゆっくり、私が店にいる前から、多分帰った後も、ずっと走り続けていました。 ゆっくりゆっくり勾配もあるのに同じ速度で一周10分ぐらいかけてスムーズに走るのは模型としてはかなりのレベルです。

メルクリンは3線式ですが、トリックスブランドも、メルクリン社です。 ですから、この機関車もトリックスブランドで出ているので、普通の2線式のDCCもここで買えるのです。 

メルクリンは3線式だとばかり思っていませんか? トリックスはもちろんHO2線式ですし、ZゲージもDC2線式。 そして、1番ゲージも2線式で、DCとDCCがあります。 だから、メルクリン社は2線式のノウハウもたくさん持っています。

 

私はコントローラーにメルクリンのCS3を使っています。 これは2線式専用に使っていて、すなわりカトーのユニトラックに繋いでいます。 ここで、DCCの車両を走らせますが、もちろん天賞堂のカンタムのD51も走らせます。

これで、汽笛のアイコンを押せば汽笛が鳴るし、つまみを回せばドラフト音と共に走り出します。

普通にDCC運転ができるのですが、実はこのコントローラーには録音機能がついています。 録音機能とは操作を記録する機能で、音を録音するのではなく、操作記録機構と言うのが正しいのかもしれませんが、面倒なので録音と言っています。

これを、使うと、録音機能をONにして、D51を走らせます。 汽笛を鳴らして発車して、加速して、また汽笛を鳴らしたりして走って、駅で速度を落として停止位置で止まる。 そして、録音機能をOFFにする。

これで、録音完了。

これが録音された内容です。 左端に汽笛を鳴らして汽笛を切って、加速を56、40、0と一定速度になり、汽笛を鳴らすと言う動作が記録されています。 自動的に記録されているのです。

再生は、この画面を出す必要はないのですが、再生ボタンを押すと、なんとD51から汽笛が鳴り、勝手に走り出す。加速して、そして、駅に来たら止まる。  先ほど自分がやって動作がまるまる再現できる。

 

線路にセンサーも何もありません、 カトーのユニトラックを買ったままの線路です。 これって凄い事だとは模型人ならわかるはずです。

だから、このコントローラーがあれば2線式でも自動運転ができるのです。 私が買ったのは数年前ですが、その時からこの機能はついていたのですが、説明書を読んでいなくて使っていませんでした。 HRSに行くたびにこういうことができると聞いて、家で試してなるほどと思うのです。

実は、D51で録音をしてこれをやったのですが、停止位置がずれる。大幅にずれる。 それをHRSで言うと、書き込まれたシーケンスは録音機能で簡単に書き込まれただけの素材と考えて、ここから、細かい速度や時間の調整をすれば、1cm以内に正しく停止させることができるとのこと。 その方法も習ったのですが、家に帰ると忘れるのです。 それこそ、スマホに説明を録画しておかなければ。

というように、鉄道模型の楽しみ方をよく知っているメルクリンだから奥深い遊び方ができるような機能が盛り込まれているのです。 ちなみに、まだまだ、CS3では2線式でもいろいろ出来るらしいのですがHRSでは、うちは基本3線のメルクリンだから、詳しいことはわしにもわからん、これ以上は聞いてくれるな、と言う事でした。

 

今回HRSで購入したのはこれ。 CS3と機器の間のインターフェースです。 これを使うと家やアクセサリーの制御ができます。 それも録画機能と同じような自動で何かを操作できる。

これは良い、次のHN運転会で何かをこれで動かそうと思っているのですが、CS3も持ってゆかなければならない、荷物になる。 それ以上に、何かを今から作らなければならないし、このインターフェースも使いこなせるようにならなければならない、 それに、ナローのレイアウトも作らなければならない。 模型の世界は奥が深いし、忙しいのです。

 

 

 

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新レイアウトの製作 その31  家並みその他

2023年07月29日 | レイアウト

新レイアウト、日欧軽便線です。

神社の横の家並みです。

 

電灯にはLEDを使って配線後、地面に田宮のサンドを塗りました。

 

田宮のサンドは色を混ぜて好みの色合いにしています。

 

以前に使っていた家を置きました。手前の家の外壁は黒く塗り替えました。

ここは取り敢えずここまで。

 

弟が車両を持ってきたので走らせて遊んでいます。 後ろの客車は2軸だったものをボギーに改造してある。 急カーブ対応に良い。

 

この機関車はとても静かにスムーズに走ります。 日本の景色には合わないかもしれないけれど、まだ景色ができていないので気にならない。

 

踏切を作っています。 レールの高さをやすりで削ってかなり低くしました。 踏切板はバルサです。

 

かなり狭くして車輪が擦れないようにしたのですが、

 

これらの車両を通すと脱線したので、剥がして、さらに小さくして、車両が問題なく通れるようにしました。 向こうにある僅かなカーブとの関係で脱線したのでしょう。

 

背景です。 写真で作った山の色が薄くて光った感じ。

 

そこで、山を切って家並みだけにしました。 でも、よく見ると切った後の白い紙の断面が気になります。

 

緑のマジックインクを買ってきて切り口の断面に彩色しました。

 

切り口の白は見えなくなり、一件落着ですが、よく見ると緑の色が縁に滲んでいて不自然ですが、もうどうしようもない。 前よりは良くなったので、これで背景完成ということにします。

 

手前の空き地に木を植えました。 こうやっていろいろ工事を進めていますが、全体としてはなかなか進みません。

 

つづく

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1999年 ヨーロッパ鉄道模型紀行  その3  イタリア日帰り その3

2023年07月28日 | 海外旅行

イタリア、ミラノの模型店に行ったら閉まっていたので、地下鉄でドーモ(大聖堂)に向かいます。

道すがら、こういう物も写しておくと海外らしい。

地下鉄の駅に着いたのだけれど、切符を買うのに苦戦。 売り場がない。何人もで探し回ったがわからない。

 

横に売店があったので聞くと、ここで切符を売っていた。 さて購入だけれど、通貨は「リラ」だ、初めて使うし、デフレで桁がバカでかい。 たしか10円が10000リラぐらいだったろうか? なにせ、初めての国ではお金に苦労する。

そして

改札を通過なのだけれど、この浜松の若奥さんが大苦戦。 チケットを入れて取り出すタイミングが合わないと、ゲートが開かない。 まあ、知らないところで初めてのことは苦戦なのだが、これが海外旅行の面白さなんです。 つまらないところでトラブったりして、それが思い出になる。

 

この電車に乗ります。 綺麗な電車だ。

 

着いたよ、ミラノで1番の繁華街ガレリアという。

さて、ここでは目的がある。 ピザパイとスパゲティーを食べることだ。 他の人と別れて3人で店を探す。

たくさんレストランがあって、店の前ではイタリア人の店員が「おいしいよ」とか「安いよ」とか日本語で客を呼び込んでいる。

 

早速注文だが、量の見当がつかない。 すると隣の席に座っていた日本人が、あんたら3人ならこれぐらいが良いよと教えてくれた。 有名な観光地には日本人もたくさんいる。 これを3人で分けてイタリアでの昼食が始まる。

 

ミラノでのイタリア料理。 気分は最高。

 

外を見ると、まさにイタリア。 やっぱりイタリアって良いね。

 

ガレリアの前にある、ドーモ、立派な大聖堂だ。 このなかにミケランジェロの有名な壁画、ラストサパー、最後の晩餐がある。 見に行きたかったけれど、2年をかけての修復中で見ることができない、2年も待てない。

 

同じくドーモの前、なまじの鳩の数ではない。 まあ、どこでも子供は可愛い。

さて、これからどうしよう。

そこで、もうチューリッヒに帰って、チーズフォンジュを食べにゆかない? 賛成! と、われわれ3人はさっさとミラノ駅に戻ってチューリッヒに向かったのでした。

帰りの列車、行きにも停車したコモ駅だと思ったのだが、長く停車している。 機関車列車なので機関車をイタリアからスイスに付け替えているのだろうか。 車内に座っていて感じた。 静かだ。 何も音がしない静寂な時間が流れる。 客車なので電気機器の音もしないし、外の景色も静かなのだ。 すると、誰かが言った「静かですね〜」 やっぱりみんなそう思ったのだ。 この静かな時間はいまだに思い出に残っている、まさに何も音がないとても不思議な世界だった。

 

夜のチューリッヒ、ミラノとは打って変わって雪の繁華街。 ここに美味しいチーズフォンジュの店があるのはみんな知っている。 だから、さっさとチューリッヒに戻ってチーズフォンジュと言ったとたんにこの風景を頭に描いてイタリアから蜻蛉返りをしたのでした。

ちなみに、ツアーの他の連中は帰りにもミラノの模型店に寄ったそうです。 日本人がたくさん店の前にいるのを見つけて、店主が店を開けてくれたそうです。 きっと、良いものを買ってきたのでしょうね。

イタリア日帰り旅行、おわり

つづく

 

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新レイアウトの製作 その30  トンネル付近

2023年07月27日 | レイアウト

朝起きたら暑いったらありゃあしない。

洗濯を干しながら、隣の奥さんと、暑い暑い、昔は朝夕は涼しかったんだけれど、今は朝から暑い。地球が昔の地球じゃなくなったそうだ、とか、井戸端会議みたい。 まあ、炊事、洗濯何もかもしなければならない身なので、隣の奥さんとも仲良くしなければ。 今日は、京都は39度になると言います。 

 

レイアウトの工作です

神社を地面に固定したので、トンネル付近を作ります。

 

ここに腕木式信号機を置こうと思って足を短くしたら、中の配線も切ってしまった。

 

細いエナメル線なので、どうしようかと思ったけれど、なんとか修理。

 

台枠を作ったりして修理完了。 これでLEDが点灯するはず。 腕木は下にピコのポイントマシンが必要だが無理なので点灯のみにします。

 

コントローラーから配線を引っ張ってきて点灯テスト。 OK

 

こういう粘土を使って地形を作ってゆきます。

 

粘土が固まると収縮して隙間ができましたが、これぐらいは無視。

 

でも、粘土だけでは心もとないので、石膏も使用しました。

 

芝生の達人で緑にして

 

信号もついて、かなり完成。

 

木を植えてトンネルの上、完成しました。

 

つづく

 

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