1999年 ヨーロッパ鉄道模型紀行
このツアーは例によって移動日以外は自由なのです。 イタリアの次の日は皆あちこちに行ったようですが、夜行列車に乗りませんかと声がかかった。 ナイトトレイン、夜行寝台は長距離列車なので、乗るために遠くに行き、夜行寝台でチューリッヒに戻ってくると言う。 それって帰ってくるのは翌日の朝になる。 しかも乗るために、スイスからドイツの北、ハンブルグまで行くので朝早くチューリッヒ駅を出発する。
私は他に予定があるので断ったが、それに参加すると言っていた大阪組のS水さんが乗り遅れた。 そこで、E藤さんが、フランクフルトまで送って行きましょうとのことで皆さん出かけて行ったが、この日は100年ぶりと言われるほどの大雪で、苦戦したんじゃないか? まあ、ユーレイルパスがあると好きに列車に乗れるので予定を違うところに変えても何ら問題ない。
私は1人でベルンに向かいます。 これは予定通りで、スイスの首都ベルンに行ってみたい。
それにしても凄い雪だ。
チューリッヒ駅の端に、こんなものが止まっていた。 ボンネットの電車で、メルクリンや幾つかのメーカーから模型が発売されていて、強烈な印象で欲しいやつだ。 本物がまだ運用されているんだ。 多分、保存だけかもしれないけれど。
特急で1時間ぐらいだったろうか、ベルン到着。 機関車はRe460。 モーターか電気機器の音が重厚ですばらしい、これってここで見て好きになったのかどうかわからないけれど、好きな形で模型は2台もっていた。
スイスに来てわかったのだけれど、家でも壁でも、そして電車にでも落書き、グラフィティーが多い。窓にまで描いたものもある。
これは、スイスの私鉄で本ではみたことがあると、ベルンに来るとこう言う路線があるようだ。
さて、ベルンの街を歩くぞ。
大通りには市電が通っている。 道の両側はビルが並んで、一階はアーケードになっていて屋根の下に歩道があり、そこに店が並んでいる。 この写真の左端でアーケードがわかると思う。 こう言う雪の日にはとても便利だ。
こんな感じのアーケードになっている。 アーケードとはビルの一階がこういう通路になっていることを指すらしい。日本でいうアーケードとは少し違う。 こういうアーケードが1.6kmも続いていると言う。
道の真ん中に時計がついている門がある。 ドイツのものとは少し形が違い、スイスという感じ?
この門の中もメイン通りなので入ってゆくことにします。
門の中も市電が走っています。 あの門をくぐって線路があるのだ。 市電の架線には架線柱がありません。ビルの壁にワイヤーが貼ってあって、それに架線がぶら下がっているのです。 ですから、町に電柱がない。
通りのあちこちに噴水があります。 その上には色々な像が立っています。 これらは私のレイアウトのあちこちで使わせてもらいました。 第二次ウエルテン王国鉄道やウイーンチロル鉄道です。
この市電も良い感じ。
ここでおもちゃ屋さん発見。 中に入ると鉄道模型も置いてある。 レイアウトもあるんだ。こういうレイアウトはドイツでもスイスでも時々見かけます。 凝ったレイアウトも良いけれど、基本シンプルで好きです。 家庭に置いておくには抜群だと思うのですが。
建物のキットがたくさん、そして上にフォルマーのジオラマが置いてある。これぐらいのジオラマなら簡単に作れそうだし、とても欲しくなった。
ここで、子供と並んで何かを買ったんだけれど、何か忘れた。
本当に欲しかったのはこの棚の下の方にあるチューリッヒの青と白の市電。 車両はそれなりの価格がするので買わなかった。 帰りに買おうかなどと考えたけれど、結局帰りはここを通らなかった。 そして、この後どこでも見かけることがなかった。 あー買えば良かった、と今だに悔やんでいるんです。
ベルンというのはベアーから来ている、熊さんなんです。 市のシンボルが熊、これは熊の形をしたゴミ箱であちこちに置いてあります。 さて、今から熊牧場に行きます。
ベルンを囲むアーレ川を渡るとすぐに熊牧場があります。 向こうからこっちに歩いてきたのです。 ここまでアーケードが続いていました。
堀?の中に熊さんがいました。 これが熊牧場。
さて、学生がいたので見るようなところはあるかと聞くと、バラ園があるという、 薔薇は咲いていないが高台なので見晴らしが良いそうだ。 そこで、バラ園に向かいます、
長くなったので続きは次に、、
つづく