家族旅行です。
ことの始まりは、私は何度かアメリカに行ったことがあるけれど、子供たちを飛行機に乗せたことがない。
そこで、一度、飛行機に乗せてあげようと計画したのが、伊丹から博多、これなら大型のジェット機が飛んでいるので良かろうと思ったのです。 ところが意外と費用がかかる。 これなら少し足せばグアムに行けると思って、「グアムに連れて行ってあげる」と宣言したのでした。
そしていつもの旅行社にグアムのツアーを買いにゆくと、売り切れてありません。 がっかりなのですが、調べると僅かの差でハワイの格安ツアーがあった。 それを購入。
家に帰って子供たちに、「グアムのチケットは売り切れて買えなかった」というと「ウェー!」とがっかりの声が、そこで「仕方なしにハワイに行くことにした」 今度は「うわー」と 喜びの大合唱が。
かくして、博多の予定がハワイになったのでした。 その代わり、家の外壁塗りを業者じゃなくて自分たちで塗って費用を浮かせるので手伝えと、仕事も与えたのでした。
ツアーは大韓航空でした。
大韓航空でのハワイは伊丹から一旦ソウルに行って、そこで乗り換えてホノルルにゆきます。
なんだか、反対方向なんだけれど。
ソウル空港に着陸寸前に、飛行機が突然、急降下しました。 体がフワッとなった瞬間、機内はうわーと大きな声がしました。 乗客一斉に声が出るんですね。 まあ、風があったのか荒っぽかったのか、それだけでしたけれど、一斉に声が出るんだ。
ソウルでハワイ行きの飛行機を待ちます。 空港からは出られないけれど、1988年だったのですが、ソウルでオリンピックが開かれるので警戒中で、ビデオの電池など預けさせられて撮影できませんでした。
ここからハワイに向かいます
今度は日本の上を通り越してハワイに向かう。
ホノルル空港が近づいて降下し始めると海が見えて椰子の木が見えた。 機内一斉に、うわー、ぎゃーの大歓声。 今度は喜びの大歓声です。
ホノルル空港で観光客に花のレイをクビにかけてくれるのだが、私たちは安いツアーなのでそれはない。 ちょっと寂しいようだが子供たちは落ちている花を拾って喜んでいるので、問題なし。
安いツアーでホテルは貧弱だろうと思ったら、そんなことはなくて、結構立派なホテル。
家族で2部屋で、部屋の間に扉がある。 両側の部屋に扉があって鍵がかかるので、鍵をかければ独立の部屋として使える。 これはワシントンで泊まったホテルがこういう構造だったので、知っていて、間の扉を開ければ廊下に出なくても部屋を行き来できるので便利だ。
ハワイの海、ホテルから水着で行けるので気楽だ。
この〜木何の木、気になる木 の歌の木だろうか?
レンタカーを借りたのです。 やはり大きい、しかも左ハンドルで右側通行。
レンタカー屋の駐車場の中を走るだけでも怖い。 なんとか道に出て落ち着こうと、路辺に停めるのだが右側いっぱいに止めたつもりでも1mも空いていて、車の感覚を得るのに苦戦。
島の裏側は道も狭く、必死で右側通行を意識して走るけれど、景色が良くて気持ちが良い。
ノースショア、ワイメアの滝などを見て、松本のアイスクリーム屋に。 有名なレイボーアイスがあるところだ。
ここで、アイス食べていたら、向こうのほうのアメリカ人の夫婦が笑っている。 見ると、そこも女ばかり3人姉妹で、こちらも同じだとニコニコしていたのでした。 どこの国でも似たようなものだと思ったのでした。
さて、この帰りに車で大失敗をしました。
ホノルルの近くに来ると、パールハーバーへの分岐があります。 地図では右がパールハーバーなので、左車線を走ると、本線の上を通って右に曲がって、パールハーバーに行ってしまいました。
パールハーバー、すなわち真珠湾は日本人にとって行きずらいところです。 高速の出口がパールハーバーですが、そこはなんと一般道ではなく、そのままアメリカ軍の入り口になっていました。
門衛が銃を持って立っています。 そこを通らなければなりません。
仕方がない「I lost my way」とか、 英語があっているかどうかわからないけれど言うと、どこに行きたいと聞かれて、ホノルルというと、道を教えてくれましたが、そこはアメリカ軍の基地の中の住宅地で、右に曲がったり左に曲がったりしてようやく一般道に出られて、無事ホノルルに戻れて、ステーキを食べてレンタカーを返しに行ったのでした。
つづく
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