鉄道模型のある生活ブログ

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行った模型店、などなど  その12  きりん  つばめ屋

2024年10月05日 | 鉄道模型全般

行った模型店。

きりん模型店

きりんは大阪の千林にあった模型店。

京阪電車、森小路駅から千林駅に歩く真ん中あたりにあった小さな模型店。写真も撮ったけれど紛失して無いので文章のみ。

私が行った頃は、女性一人(奥さんと呼ぼう)で経営していて、基本は鉄道模型で、ショウウインドーにはエコーや色々のメーカーのパーツが整然と並んでいて、それこそマッハ模型の雑然さとは正反対のものでした。

店を覗いてもHOの完成品は真鍮製なのでとても買えないし、パーツはそれを作っている時にしか必要ない。 何も買わないのは申し訳ないので、カトーの貨車でも探して買ったぐらいです。

この奥さん、話すきで、私なんぞ、ほとんど通りかかりの客なのに、近くの喫茶店にコーヒーを注文して出前で持って来てもらった。 それを飲みながら話をいろいろ聞くのであるが、うちの客はというと、それは鉄道模型クラブの校友会のことを指しているので、ここは校友会の人がよく来る店なんだなとわかった。 

そして、話の的はほとんど問屋の話になり、どこどこの問屋はこうでとか、まあ、愚痴です。 愚痴を聞いているのではありますが、メーカーから問屋、小売店の流れなど全然知らないので、案外面白い。

それから、模型店では商品は買取りで、売れなければ店の負担になる。 先日の合運で校友会の人に聞いたら、きりんさんに何何が欲しいと言うと、誰と誰が買いそう? と聞かれるので名前を言うと、その人数分だけ仕入れていたとか。

奥さんが怒っていたのは、あるメーカーで蒸気機関車を発売ということで、当時でも50万円ほどする品物だが、客が欲しいというのでメーカーに注文した。 メーカーは作るのに時間がかかり、発売予告をしてから商品が入るまでにかなり日数がかかった。 すると、客はいらないと、注文したものを断ったそうです。 でも、店としてはその機関車代をメーカーに支払わなけらばならないので、他に買ってくれる人がいないと大損害だと、長〜く愚痴られた。 模型店って厳しいんだ。 ちなみにそのメーカー、発売予告から2年経ってやっと製品ができたので、奥さんもメーカーも悪いと怒っていました。

こういう事が、何度かあって、コーヒーも何度か頂いているうちに、奥さんはかなりの歳なので、商品の値段もわからなくなり、関東の身内のところに引っ越すことになり店は廃業した。 その前に、商品と店が勿体無いので、校友会の誰かが店を継いだらという話もあったそうだが、実現しなくて、きりんは無くなった。

 

次は つばめ屋

大阪駅からさほど遠く無い中津の近くにあって、昔は古い日本家屋風の店だったが、道の移転で建て替えて綺麗になったと思います。

ここも、パーツがメインなのでほとんど買った事がない。 店を入ると2人の店員が交代で、「なにか買って」、「なにか買って」というので、居ずらいのでさっさと出た覚えがあるのだけれど、これも校友会の人の話では、兄弟二人で店をやっていて、その仲が悪くていつも喧嘩していると。 マッハも何時も喧嘩していたけれど、そんな感じの店だったようです。

ここも閉店して今はありません。

行った模型店 つづく


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