よみがえるケインズ

ケインズの一般理論を基に日本の現代資本主義を読み解いています。
カテゴリーが多岐に渡りすぎて整理を検討中。

第21章 物価の理論 (貨幣数量説の権化たるリフレ派を根底から批判する)

2022年05月01日 | 一般理論を読む 改訂版
貨幣供給はデフレ問題を解決するのか?需要が足りないときに、いくら国債を買い上げて紙幣を供給しても景気は良くならない。問題は需要の水準、貯蓄-投資バランスである 物価は需給バランスで決まる、というのは当たり前のようだが何も言っていないに等しい。 さらに「失業のあるかぎり雇用は貨幣量と同じ割合で変化するが、完全雇用に到達すると、こんどは物価が貨幣量と同じ割合で変化する(命題 Ⅰ)」と主張すると、無意味 . . . 本文を読む