よみがえるケインズ

ケインズの一般理論を基に日本の現代資本主義を読み解いています。
カテゴリーが多岐に渡りすぎて整理を検討中。

第7章 貯蓄と投資の意味―続論 (人々は使われなかった貯蓄の分だけ貧しくなる)

2022年05月23日 | 一般理論を読む 改訂版
ケインズの悪魔の恒等式:人は「貯蓄の分だけ」貧しくなる この章はハイエクの「強制貯蓄説」批判にあてられているが、少々面倒ではある。論争当時に生きた人には分かることが分かりにくくなっている。詳しくは岩波文庫版(上)383ページの訳注をご参照いただきたい。 現代に通じる問題としては、「中央銀行が国債を引き受けて政府が投資を増やせばどういう事態が起きるか」あるいは「銀行が信用創造を行い、企業がそれを原資 . . . 本文を読む