よみがえるケインズ

ケインズの一般理論を基に日本の現代資本主義を読み解いています。
カテゴリーが多岐に渡りすぎて整理を検討中。

第18章 雇用の一般理論―再論  上 (ケインズ自身の手になる一般理論の要約)

2022年05月06日 | 一般理論を読む 改訂版
 この本は「雇用・利子および貨幣の一般理論」である。雇用量の決定要因を探るために書かれた。つまり「第18章 雇用の一般理論」とは一般理論そのものであり、この章は、経済体系の操作可能性の探求である。と同時にケインズ自身の手になる一般理論の要約でもある。その要約を紹介する前にケインズ一般理論の「理論」とはどのようなものか自ら語っている部分を紹介する。経済体系の決定因を所与の要因と独立変数との二群に分類 . . . 本文を読む