よみがえるケインズ

ケインズの一般理論を基に日本の現代資本主義を読み解いています。
カテゴリーが多岐に渡りすぎて整理を検討中。

第8章 消費性向(1)―客観的要因 (豊かになるほど消費に回す割合は減るのだ)

2022年05月21日 | 一般理論を読む 改訂版
限界消費性向低下の法則:豊かになるほど消費に回す割合は減る この章ではいろいろな議論が展開されているが、要は消費性向は安定した数値をもつ所得水準が上がるほど低下するということにつきる。なぜそんなことが言えるのか?人間の性向に関する経験的事実に基づいている、というしかない。消費性向の客観的要因として考えられるもの 消費性向=消費/所得と定義される。もちろん、このとき消費性向は様々な値を取りうる。ケイ . . . 本文を読む