産出量の弾力性を検討する 心が折れること必定の章である。ケインズすら「代数を好まない(それが当たり前)人は本章の第一節を読み飛ばしても失うところはほとんどないであろう。」などと嫌味なことを言っている。裏では「僕は得意なんだけど…」と言っている。ご安心ください。ケインズの代数部分、数式の展開を、経済学説史上もっとも簡明に文章にしておきました。ただ、簡明な分、失われることもあるので、原文 . . . 本文を読む
雇用関数の非対称性というと分かりにくく、とっつきにくいが・・・要は労働者はX円以下の仕事に就かないことはありうるが、X円以下で働こうとしても仕事があるとは限らない、という立場に置かれている。ということだ。これが最低賃金規制の重要性である。賃金・物価・利潤 の関係は、あくまで需要⇒賃金・物価・利潤である ケインズの所論をまとめると 完全雇用下では労働の追加に対する労働の報酬は高 . . . 本文を読む