よみがえるケインズ

ケインズの一般理論を基に日本の現代資本主義を読み解いています。
カテゴリーが多岐に渡りすぎて整理を検討中。

第17章 利子と貨幣の本質的特性 上(人々はなぜこんなに貨幣が好きなのだろう)

2022年05月09日 | 一般理論を読む 改訂版
貨幣利子率が最強になるとき 第4章末尾で指摘しておいた「一般理論の中でも後に詳述されるので、ここではこれ以上触れないが、貨幣が様々な財やサービスの一般的等価物である、ということは一般理論の重要な前提となっている」の解明である。全ての商品にはその商品固有の利子率がある。しかし貨幣利子率だけが資本の限界効率の下限となるのはなぜだろうか?ここから利子率の本質について流動性選好とは違うアプローチから迫って . . . 本文を読む