よみがえるケインズ

ケインズの一般理論を基に日本の現代資本主義を読み解いています。
カテゴリーが多岐に渡りすぎて整理を検討中。

第15章 流動性への心理的誘因と営業的誘因 下 (流動性の罠)

2022年05月11日 | 一般理論を読む 改訂版
異次元の金融緩和論者がどうしても理解できないこと=利子率操作が無効になるとき ただ、ケインズは利子率の操作だけで完全雇用が達成できるとは考えていない。公開市場操作の限界について指摘している。ここに「流動性の罠」についての言及(347文字)があり、まさに日本の現実である。 先述した理由によって、利子率がある水準まで低下すると、たいていの人々が利子率のきわめて低い債権を保有するよりも現金のほうを選好す . . . 本文を読む