よみがえるケインズ

ケインズの一般理論を基に日本の現代資本主義を読み解いています。
カテゴリーが多岐に渡りすぎて整理を検討中。

第13章 利子率の一般理論 (利子率は流動性選好とのかねあいで決まる)

2022年05月15日 | 一般理論を読む 改訂版
流動性選好という概念 消費性向とは所得のうちいくらを消費に回すか、その割合である。消費に回さない分はすなわち貯蓄である。その貯蓄のうちいくらを流動性として保持するのか?が流動性選好と呼ばれる。消費性向は変化しにくく、産出量(=雇用量)を決めるのは投資額であった。その投資額は、資本の限界効率を通して、利子率に左右される。流動性選好が高まれば貯蓄は投資に回らず流動性として保持される。資金の余剰と化すの . . . 本文を読む