第18章 雇用の一般理論―再論 下(我々は、我々の住む社会を変えられるというケインズの、静かな、しかし確固たる意志) 2022年05月05日 | 一般理論を読む 改訂版 賃金が下方硬直的であることは、経済体系の安定性のための必須条件である 雇用の一般理論の次に出てくるのは経済の固有安定性の話である。我々の経済が、おおむね安定しているのはなぜか。貨幣よりも銃が幅を利かせ、一般的等価物が白い粉になり、公共インフラはとうに消滅してしまっている。そういう夜警国家ならぬ夜盗国家のような、マッドマックスの世界のような経済もあるにはあるが。なかなかそうはならないのはどうしてだろ . . . 本文を読む