よみがえるケインズ

ケインズの一般理論を基に日本の現代資本主義を読み解いています。
カテゴリーが多岐に渡りすぎて整理を検討中。

第10章 限界消費性向と乗数 (使われない貯蓄は、何かに使ってしまったほうがいい)

2022年05月18日 | 一般理論を読む 改訂版
雇用の増減は投資の増減によるのだが 消費性向があまり変化しないとすれば総雇用・総所得は投資量の関数となる。すなわち雇用の増減は投資の増減によることになる。 所得の増減によって消費も増減するが、その増減は所得の増減ほどではない。つまり消費の増加分は所得の増加分より小さい。消費の増加分÷所得の増加分を限界消費性向と呼ぶ。消費をC、所得をYとすれば、⊿C/⊿Yが限界消費性向である。限界消費 . . . 本文を読む