よみがえるケインズ

ケインズの一般理論を基に日本の現代資本主義を読み解いています。
カテゴリーが多岐に渡りすぎて整理を検討中。

第4編 投資誘因 の前に いよいよ雇用、利子および貨幣についての考察

2022年05月17日 | 一般理論を読む 改訂版
 ここに来て、今までの篇と第4編の目次を見ておくのも参考になると思われる。第1編 序論 第1章 一般理論 第2章 古典派理論の公準 第3章 有効需要の原理第2編 定義と概念 第4章 単位の選定 第5章 産出量と雇用の決定因としての期待 第6章 所得、貯蓄および投資の定義  付論    使用費用について 第7章 貯蓄と投資の意味―続論第3編 消費性向 第8章 消費性向( . . . 本文を読む

第11章 資本の限界効率 (資本の将来の期間収益であり期待に依存する)

2022年05月17日 | 一般理論を読む 改訂版
資本の限界効率とはなんぞや?その意味と意義 マクロ経済は会計年度で動いているわけではない。ケインズははっきり書いている。資本の限界効率の意味と意義に関する最も重大な混乱は、それが資本の期待収益にも依存し、単に当期収益にのみ依存するのでないことを見損なったところから生じた。 ケインズは資本の限界効率を次のように定義している。上記の「意味」の部分だ。耐用期間を通じてその資本資産から得られると期待される . . . 本文を読む