やあ(´・ω・`) ようこそ当ブログへ。
うん、「また」なんだ。済まない。
蛹シリーズ3回目。
仏の顔も三度までっていうしね。
我慢して読んでもらおうとも思ってない。
また性懲りもなく気色悪いお話です。
写真は撮れなかった(気分的に)ので絵にします。
読む読まないはあなた次第
読んで後悔しても責任はとらない。
ー:-:-:-:-:-
先日のホシホウジャクの蛹ですが、うち1個はきもい幼虫の
餌食になってしまい、のこる1匹に望みをかけた形になりました。
元気なころの蛹ちゃん。
お尻をふりふりしていました。
しばらくたって、一匹がおかしな色になった後
もう一匹の方には嬉しい変化があったんです。
つぶらな黒い目が二つ、殻から透けて見えてきたんです。
ああっこれはかなり望みが高し!!
……と期待すること数日。
何にも変化が起こらないのですよ。
色もかわらない、というよりなんだか色褪せてきたような。
うーん、おかしい、おかしい……と思って
明るいところに持ち出してじーーっとみていると……
かすかに「中の人」が動いたのが見えました。ほんの数秒のあいだでしたが。むく、むくといった動き。
あの動きは絶対あいつ。
先日蛹の中から引きずり出してしまった
ぶよぶよきも虫ではないかと予測しました。
あいつならあいつで、いったい何になるか見てやるぞ、と
さらに放置すること2週間近く。
何にも変化なし。
さすがにこの時期からホウジャクが越冬隊になるとも考えにくいのと
寄生蠅だったとしても、蛹の体外に出てくるまでに
ここまでの時間かかっていなかった気がするので
すごく怪しみました。
でももうしばらくしたら……もうしばらくしたら……と待ってとうとう7月29日。
蛹を拾ってからすでに一か月以上経過しました。
一体どうなってんの?と意を決して割ってみることに。
こえええよぉぉぉ……(ならやめればいいのに)
以下イラストで。
頭の方を、先日落ちてたくぎ(捨てなさいよ)で
ちょっとつつくと簡単に殻が取れました。
あれ!ちゃんと姿ができてる!!
うっそ、また早まってしまったんだろうか……
よくみると口のあたりがおかしくなっていました。
乾いてしまっている感じがあったので、割る前からお亡くなりになっていたのでしょう……
背中。殻が取れたことで、伸びることのなかった羽がでてきました。
鱗粉もちゃんとついています。
うっすらオレンジっぽいところも。
「中の人」が動いていたように見えたのは、私の気のせいだったのかなあ、
食べられていたのだったらこんなに形はっきりしないもんねぇ……
この間、青梅市で40.8度をたたき出したり、連日35度36度37度だったり
家の中に人がいるときはクーラーつけていますけど
不在の時は締め切った部屋で高温になっていたはず。
暑さで死んでしまったに違いない。
ああ、悔やまれます。
……と思ったのもつかの間のことでした。
お腹の方をつついたらまた簡単に割れたのですが、
何も入っていない!
そこには虚無が。
え、え??
何となく壁面にはなんだかわからない黒茶っぽいものがついていますが、
「中の人」もいなければ、「中の人」の蛹すらありません。
ずっと虫かごに入れてたから、もし外に這い出していれば
絶対わかるはずなのにそれもなし。
そんなに乱暴に扱ってないのに
蛹の殻は何もないお腹の部分と、上半身(胸部~頭部)の
2パーツに綺麗に分かれてしまいました……
上パーツを覗くと、胸部にあたる部位は中がえぐられたようになっていました。
やっぱり「中の人」は存在したのかもしれない……
それよりも、この形になるまで成長が進んでいたにもかかわらず食われてしまったということか……
イヤー! 怖い、怖すぎる!
人間に生まれてよかった……
●中の人の消えた予想1
目や羽、足、触覚などは綺麗に残っており、
もしかすると中の人が孵化したのが遅く、組織を食べるのが追い付かずに不可食部分が出来上がってしまっていった。
そのため、食べられる部分がなくなった後に餓死した。
先日蟻にかじられて大量の体液をまき散らしていたので、
体の中はほとんど水なのではないだろうか?
最後まで成長しなかったのと、体の成分の都合で
目立った遺骸が見つからなかった……とか。
●中の人の消えた予想2
異常気象による高温で、中の人が成長しきらないうち熱死してしまった。
人間でもありがちな熱中症のようなものが原因。
水もかけなかったので干からびてしまった。
残っていたのはたまたま食べ残した部分だった……とか。
●中の人の消えた予想3
中の人など最初からいない。
ホウジャクさんの生まれつきの虚弱か、成長途中の何らかの弊害で
成虫になれなかった……とか。
(でも怪しい動く影は見たし、これはちがうかな)
昆虫の世界って恐ろしや……。
・・・私は最初、「羽化不全で、蛹から這い出す前に死に至り、その後腐りやすい腹部が先に消失してしまったのかな?」と想っておりましたが・・・
そうか・・・
蛹の内部に何やら怪しげな気配がありましたか・・・
う~~~む・・・「その人誰?」
それにしても、無事成虫に成れる個体の何と少ないことか・・・
虫も生き残るために色々手を打ってきてるのでしょうね?
虫観て想う事、考えさせられる事、そして学べることって多いです・・・☆
もっとサンプルがあるといいですね。見たい見たい!
前記事の人が何になるのか…気になりますよね。
羽化不全で、お腹だけが消滅してしまった。
殻の内側についていたのはお腹だったもの、それは十分にあり得る話です。
しかし外から拾ってくるから、というのもあるんですけどこうも寄生遭遇率が高いとは・・・とほほ
私には提出義務もレポートまとめもないので勝手気ままにブログに書きなぐる。
それが一番楽しいです。
反応は様々ですけど。
あのきもむしがどんな成虫になるのか、次の追跡機会があるといいですね。
29日にもう一回庭を探したんですけど
今度は幼虫すら見つけられませんでした。
胸部から上だけ。
残りのパーツは本当にどこに消えたんだろう……??