先週、左シリンダーを中心にキャブテック施工を行った。前々回の残量を使ったので、量的に少し不足し、右シリンダーの洗浄は不十分だった。
右シリンダーもきっちり洗浄すべく、3本目のキャブテックを発注。
エンジンの温度を上げるため15km程走行。
油温は84℃まで上昇。
プラグを取り外し、現状の右シリンダー内を撮影。
それほどひどい汚れには見えない。
プラグホールからキャブテックを吹き込んだ。
少量だと、泡状からすぐに液状になって、ピストントップのエッジとシリンダー内壁の間に集まっている。
10分ほど置いて、さらにスプレーする。
剥がれ落ちたカーボンが粒状になって泡の上に浮いている。
プラグホールの口ギリギリまで泡で満たす。
今回は一晩ではなく、2時間だけ放置した。ピストンヘッドに液が溜まっている。
プラグホールからペーパーウエスを突っ込んで、溜まっている液を吸い込ませる。
やはりけっこう汚れが取れている様子。
左シリンダーもまだ少しだけ汚れが残っている。キャブテックの噴射方向を考えつつ、なるべく汚れに直接かかるようにする。
プラグを取り付け、エンジン始動しようとすると、まだ液が多すぎたせいか、なかなかかからない。何回かセルを回し続けて始動。
10km以上走行し洗浄液を燃焼させた。今回は右の排気がほんの少し白くなっただけで、その後すぐに無色の排気となった。10km以上走行後も、臭いはほんの少し残っている。
右シリンダー内の様子。
一応プラグの焼けも確認。文句なし。
エンジンを分解し、各パーツをドブ漬けにして洗浄する方法が完璧にきれいになのは確かだ。
ただ、その手間に比べて、プラグホールからスプレーするだけの比較的手軽な作業でここまできれいになるのはありがたい。