YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

XS250 アイドリング不安定解消

2024年11月19日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
昨晩右キャブのパイロットジェットを交換した。

キャブレターを組み付けようとしたところ、左キャブのバタフライがやたらと黒くなっている。汚れの様には見えないけど、なんだろうか?



一応キャブテックをスプレーしてしばらく放置してみる。


やっぱり汚れというわけではないみたい。カーボンとか大概の汚れなら、キャブテックで簡単に落ちるはずなので。


真鍮が変質した感じなのだろうか。まあ左キャブは調子がいいから、このまま組み付けることにする。

フロートチャンバーのドレーンを締めるのを忘れていて、ガソリンをだいぶこぼしてしまった。

夜中にアイドリングを続けるのも迷惑だと思ったので、テストランすることに。

不調の原因はパイロットジェットの詰まりに間違いなかった様だ。
なぜ詰まったのかはわからないが。
ジェット類は定期的に交換すべきものなのかな。

アイドリングが抜群に安定したのはもちろん、出足もトルク感がアップし、アクセルの反応も良くなり、スピードが乗る時間が早くなった。

約4kmテストランして戻ってきたら、アイドリング回転数はヘッドライトONの時1,200回転、ヘッドライトOFFの時は1,500回転だった。ヘッドライトOFF時1,200回転になる様にセット。

これにて一件落着。

XS250 アイドリング不安定の原因は?

2024年11月18日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
72,080.2km

一昨日から昨日にかけてのキャンツーで、アイドリングが低く、アイドルストップスクリューでもそれほどアイドリング回転数が変わらず、しまいにはエンストとなってしまった。

まずはプラグの劣化を疑い、外してチェックしてみる。








エンストするほど劣化している様には見えないが、念のため新品の標準プラグに交換してみることにする。


ギャップを調整。


ネジ部にアンチシーズを薄く塗布。


症状改善せず。エンジンの始動性は悪いまま。やはりアイドリングも続かない。

もう一度使っていたプラグをチェックしたところ、明らかに右が焼けすぎだ。低回転域の混合気が薄いのか?二次エアを吸ってしまっているのか?
いずれにしてもキャブレターがあやしいな、ということで取り外す。

フロートは問題なさそう。

フロートバルブシートには若干の段付きが見られる。でも段付きが問題であれば、逆にオーバーフロー気味になり、混合気は濃い方に振れるはず。


いちばんあやしいと思われるパイロットジェット。光にかざしてみたところ、通路の穴が狭まっているように思われる。


キースターのキャブレター燃調キットは2セット買い置きしている。1セットは左キャブの再生時に開け、一部パーツを使ったが、1セット中でパイロットジェットは16番・17.5番・20番の3サイズ入っている。


もう1セットを開けるのはもったいないということで、開けているセットの方からとりあえず20番を使ってみようと取り出してみたら…

標準の17.5番と16番が残っていた。どうやら、左キャブの再生時、間違って20番を使っていたらしい。


今回は左キャブのフロートチャンバーを外すつもりはなかったのだが、パイロットジェットの番手が気になるので見てみると、やはり20番が付いていた。


プラグの焼けで判断したところ、左キャブの調子は良さそうなので、20番のまま使うことにする。

燃料ホースも前回使った残りで新調した。

とりあえず右パイロットジェットの交換のみで調子がどの位変わるかを見てみることにして、キャブレターを組み直したところで本日はタイムアップ。


XS250 煙樹海岸キャンツー@アイドリング安定せず

2024年11月17日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
3度目の煙樹海岸キャンプ場へ。
片道100kmちょっと。

エンジンのかかりが悪い。2週間程エンジンをかけていなかったからこんなもんか。

今年のキャンツーは雨にたたられることが多かった。今回も例に漏れず、行きはずっと雨の中を走ることになった。



出発からしばらくは、アイドリング回転数が低い(1,000回転を切る位)ながらも安定はしていた。ただ、エンジンが暖まってからも低いままだ。

アイドリング時以外は全く悪いところがない。吹け上がりも良いし、出足もよく、高回転時もいつになくパワー感がある。
雨のせいか油温が60度程度で安定していたのも影響しているかもしれない。

まだリザーブに切り替えていないが、ガソリン7ℓ+SOD-1を30cc補給。


17:00前にキャンプ場に着いた頃に雨があがった。

今回も肝心なところの写真は撮っていないが、地元和歌山でとれた太刀魚と鰹のタタキを魚屋さんで買い、太刀魚は炭火で塩焼きに。

ここのキャンプ場はチェックアウト時間が特に決まっていない。ついついゆっくりしすぎて、16時半頃まで居座ってしまった。

やはりアイドリング回転数は低く、しばらくアイドリングを続けているとほんの少しだけ回転数がさらに落ちる様子。

途中でアイドルストップスクリューでアイドリング回転数を上げた。かなりスクリューを回したはずなのだが、あまり回転数が上がらない。と思ったら、1,200回転位になったり。でも基本的には1,000回転そこそこ。油温は100℃位まで上がった。

帰りはすっかり遅くなり、すぐに日が暮れてしまった。由良から湯浅まで御坊湯浅線で戻るつもりだったが予定変更し、国道42号線をひたすら走って海南まで戻った。

海南からはいつものコースで帰着。帰着まであと5分というところで、いきなり大雨に遭う。ほんとに、今年はとことん雨に好かれた。

今回の総走行距離239.5km。

帰着と同時に、アイドリングが続かず、エンストした。

帰着してから考えてみるに、今回のアイドリング不調の原因は、症状(エンジンのかかりが悪い、アイドリングが安定しない)からみて、まずプラグの劣化じゃないだろうか。一般的にはバイクの場合は3,000~5,000km走行で交換を推奨となっているが、今のプラグで少なくとも3,000km以上は走行しているはずだ。

スペアのプラグを持っていってたのだから、換えてみればよかったな。

とりあえず新品のノーマルプラグ(NGKのBP7ES)に交換してみるか。