YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

純正イグナイター その7

2021年11月30日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
続き。


電解コンデンサ2.2μFがやっと届いた。


静電容量確認OK。


取り付け完了。

これで、電解コンデンサーは全て交換したことになる。

サービスマニュアルを参照し、各端子間の抵抗値をチェック。

残念ながら、抵抗値が基準値内でないところと、導通が全くないところがある。


コンデンサー交換前に比べると、何らかの数値を示すところが増えただけ前進していると考えていいのかな?


コンデンサー交換前の記録。

コンデンサー交換前後で変わらない点は、橙色線と灰色線の系統には全く導通がないことだ。
橙色線と灰色線は、左右コイルにつながる系統であることはわかる。
電解コンデンサーを全て交換したがこの系統に変化がないということは、次に疑わしいのはパワートランジスタだろうか?と推測するのだが、電気的知識はほぼ皆無の自分としては、これ以上安易に回路をイジるのは自信がない。
電気的負荷が一番かかりそうなのはパワートランジスタではあるのだが。
そのうち、もう少し調べてから再び修復に挑戦してみようと思う。

ということで、デジタルイグニッションに替えたところでもあるし、当面はこのままでいくことにする。

リヤアーム(スイングアーム)取り外し

2021年11月29日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
60,711.4km

昨日発見したリヤアーム(スイングアーム)のガタつきの原因を探るため、取り外してみることにした。


問題と思われる箇所を見るためには、けっこう色々と取り外さなければいけない。
リアブレーキロッド、テンションバー、リヤホイール、グラブバー、リヤショックを取り外し、ようやくリヤアームを取り外せる。とはいえ、今どきのバイクに比べるとずっと簡単なのだろう。


樹脂製?のブッシュ。取り付ける時は当て金をして、かなり何回も叩き込んだほどキツキツだったはずだが、右のブッシュは、手でちょっと引っ張ったらすぐ抜けた。左は抜けない。これもガタつきのひとつの要因だろうか?


ピボットシャフトの取り付け部には特に異常は見られない。


ピボットシャフトにも異常は無さそう。


シャフトにブッシュを入れてみた。わずかにガタつく。もっと隙間なくカチッとハマるはずなのだが。

リヤアームそのものもドロドロなので、清掃してから丁寧に組んでみることにしよう。
ブッシュはこの際、ストックしている真鍮製のものに交換してみるか思案中。

今日はタイムアップでここまで。




リヤアーム(スイングアーム)ガタつき

2021年11月28日 | YAMAHA XS250(SOHC) トラブル対応・修理記録
午後からちょっと走ってくるつもりが、つい調子に乗って高野山の手前まで行った。



エンジンは好調。
気温が下がってきて熱ダレの心配も無くなってか、元気が良い。
5,000rpmを超えてからの回転がパワフルでスムーズに感じる。

90km弱走って帰ってきてから、ふとリヤタイヤを軽く揺すってみると、なんかガタついてる感じがする。

フレーム(グラブバー)を片手で押さえ、もう片方の手でリヤタイヤを左右に揺すってみると、えらくガタつく。3mm位は左右に振れる。
リアアーム(スイングアーム)ピボットにガタが出ているようだ。
そういえば、特に低速で段差を越えたりコーナリング時に、挙動がやや安定しない気がしていたが、このせいか?

前回ここをメンテした時、ピボットシャフトを規定トルクで締め付けると動きがシブくなりすぎたため、かなり緩めにした覚えがある。そのため、ブッシュが破損したかもしれない。

これは早急に直さなければ。
リアホイール、リアショックを取り外すので、そのあたりのメンテナンスも併せてやろうと思う。
となると、そこそこの作業になるので、後日行うことにする。

チェーンメンテナンス

2021年11月27日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
60,624.5km

前回チェーンメンテナンスから1,000kmは走ったのではないかと思われる。

今回は少していねいめにすることにした。

とはいうものの、水洗いとかはせず、いつもよりたっぷりチェーンクリーナーを使って、できるだけ汚れを洗い出す。


タイヤにかからないよう、マスカーでカバー。



チェーンクリーナーをケチらず、滴る位スプレーし、チェーンブラシを使用、その後ウエスでていねいに拭き取り。
さらにエアダスターで隙間に残ったチェーンクリーナー液を飛ばす。


手持ちのチェーンオイルは、どちらも10年以上前に買って使いさしの2本。
左の広島鉱潤製のは、レース用スペシャルチェーンルーブとなっている。なんでこんなのを買ったのか、我ながら謎。
今回はヤマハ純正のチェーンオイル[ドライ]を使用。白色でフッ素樹脂配合。



本当に真っ白な液体。たっぷりスプレーしてから、余分を拭き取った。
白く光って見えるようなところは拭き残し。実際に白い。

手でホイールを回してみると、メンテ前は小さくカタカタ…と聞こえていた音がすごく静かになっている。というより、ほとんど聞こえない。これだけ丁寧にすると、相当効果が高いと思われる。