YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

F.S.R.の効果確認

2021年10月31日 | パーツなど
59,969.5km

TAKUMIのF.S.R.(フューエル・スラッジ・リアクター)をほぼ使い切ったので、プラグをチェック。





焼けは今ひとつ。

両プラグとも、ネジ部に少量の液体が付着している。ポリエーテルアミンはそれ自体は燃焼しないらしいので、それが付着しているのだろうか?

燃料添加剤がどうこうというよりは、そもそも燃調が完全ではないせいだと思われる。
コイルは交換しているから、火花は良好なはずで、あと考えられるのは、この前測定したとき、圧縮圧力が低かったことか。




プラグホールの縁にも円状に液体が付着。オイルにも見えるが、おそらくF.S.R.だろう。

右プラグホールから見える範囲では、ピストンヘッドのアルミ地が見えた。それなりにクリーンアップ効果はあるということか。

当面は、残りのNapro GXを使うことにする。

デジタルイグニッションシステム

2021年10月28日 | パーツなど
40年が経過している現在のイグナイター。
いつ故障してもおかしくない。

昔オークションでゲットしたスペアのイグナイターを先日チェックしたが、作動せず、電解コンデンサーを全て替えてみたが治らず。

対策として、第一候補はCARMO electronicsにリペアに出すことだったが、問い合わせのメールに返信がなかった。

第二候補はNewtronicのイグナイターへの換装。

しかし、XS250対応品はあるものの、ポイント車限定。メールで問い合わせたが、返事も同じ。
たぶんコイルの抵抗値の違いだけだと思われるので、コイルの一次抵抗を5Ωのものに換えれば使えるのではないかと思われるが、万全を期したいので却下。
GXのポイント車への代替品としてはおすすめではないだろうか?

第三候補は、アップシフトのブラストイグナイター2。
車種専用ではなく、進角設定値をパソコン等から入力するらしい。
ピックアップは今のものをそのまま使う。
使用温度範囲が5℃〜50℃となっている。自分の使用状況にするといくらなんでも温度範囲が狭すぎるのと、高額すぎる、また、XS250にはオーバースペックな気がしたため却下。

オークションで中古のイグナイターを探しかけたが、それでは根本的な解決にならない。

ネットで検索しまくり、ついに発見したのが、Sachse elektronik(ドイツ)のデジタルイグニッション。


ZDG 3.23 for Yamaha XS360/400というやつが合うのは間違いないようだ。
以下説明文。

Digital ignition system for Yamaha XS250-XS500, replacement for breaker points and advancer or the original electronic ignition on the later models.

ポイント車のほか、後期車両のオリジナルエレクトリックイグニッションの代替品とある。
取説もかなり丁寧なものがネットで事前に確認できる。
プリセットの進角カーブが9種類、ピックアップも専用のものが含まれている。
使用温度範囲は出ていないが、広範囲な車種用のものがあるし、信頼性はあると思う。

価格は、送料含めると、ブラストイグナイター2と変わらない位になる。
購入するかどうか、かなり迷った。
でもまあ、乗り続けられるのは、良くてもせいぜいあと15年位だろうし、このぐらいのことなら悔いのないようにしたいと(大げさ)、思い切って発注。

オリジナルのイグナイターより少し小さめで、同じ位置に設置できるとは思うが、ステーか何かを作る必要はありそうだ。

非常に楽しみ。

オイル交換後の感触

2021年10月23日 | パーツなど
激安オイルに交換後少しだけテストランした感じでは、やはりエンジン回転が軽い。20w-50に比べ、アクセル開度に合わせてスムーズに回転が付いてきて、それに伴ってスムーズにパワーが出ている感じがする。

注入時気になっていた泡立ち(空気の巻き込み)は問題ないようだ。


約8km走行直後。泡立ちは見られない。元々、ちょっと濃い飴色だ。

今入れているオイルの粘度は10w-40だが、サービスマニュアル通り、気温15度以下の時は10w-30の方がいいのだろうか?(40年前の規格だけども)


これも試したくなってきた。

オイル交換 その2

2021年10月17日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
59,788.0km

昨日の続き。


オイルフィルターボルトのアタマを、最近お気に入りの黒染めスプレーで塗装。
乾燥を早めるため、ヒートガンを使用した。それでも乾燥時間は短すぎるが、応急塗装みたいなもんなので、早々に組み付けることにする。






オイルフィルターは、Yambitsで買っておいたHifloのものを使う。


Oリング2種類。


ドレンパッキンはアルミのものを使用。まだまだある。




オイルは、前々から気になっていたこれを使用。ENEOSトレーディングというところから出ている。リッター599円と激安。ENEOSグループから出ているから粗悪品ではないと思われるが、保護性能とかはどうなんだろうかと思ったりする。
2ℓ買っているが、フィルター交換時のオイル量は2.3ℓなので、不足分は残っているYamalubeのスタンダードプラスを追加することにする。


前々回のオイル交換時に半分使った残りのスーパーゾイルecoも添加する。
ただし、規定添加量115ccに対し90ccだけ使用し、10ccは残して、次回フォークオイル交換時に添加する予定。


500ccずつ、ゾイルを混ぜてから注入。
ジョッキにオイルを注ぐだけでけっこう泡立つ。こんなんでだいじょうぶなのかと少し不安になる。


2,300cc弱注入後オイルレベルをチェック。満々に見える。フィルターや各部に回りきっていないせいだと思い、とりあえず5〜6分アイドリング。


アイドリング後。やはり油面が落ち着いた。

16kmテストラン。
走り始めから、エンジン回転が軽くなったように感じる。意外にもこの激安オイル、フィーリングが良い。パワー感もある。気のせいではないと思う(笑)ギヤの入りも問題なし。どのぐらいもつのか確認しよう。
夏とはいえ、やはり前回使用した20w-50ではXS250には粘度が高すぎたのかな。


テストラン後のオイルレベル確認。

エンジンオイル交換 その1

2021年10月16日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
59,788.0km

前回オイル交換から1,857km走行。
まだ2,000km走行していないので少々もったいない気もするが、天気予報によると気温が15℃を下回るので、10w-40のオイルに交換することにした。

10kmほど走行してオイルを充分に温め、排出しやすいようにする。


真っ黒になるほどは汚れていない様子。


マグネット付ドレンボルトに、細かい鉄粉が少々キャッチされていた。まあ通常範囲だろうか。


クリーンアップ。


オイルフィルターボルトのアタマが錆びているのが気になっていた。


軽くサビを落とし、サビキラープロを塗布。上に油性の塗料を塗る場合は、1日放置して乾燥させないといけないらしい。

ということで、後の作業は明日に持ち越すことにする。