YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

XS250 メインハーネス作製再開

2025年01月26日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録

ある程度まで作ってからほったらかしにしているメインハーネス。

 
 
 
取り付けに手こずって、乗れない期間が長くなるのが嫌で、延ばし延ばしになっていた。
 
2025.01.13.
 
3年越しで作製再開。
 
ウインカーの純正配線色である深緑とこげ茶色がなかなか見つからなかったが、先日入手できたこともあり、まずウインカー配線を入れ替えることにする。
0.5sqにしたけど、0.75sqの方がよかったかも。


オリジナルの配線を確かめつつ、配線の分岐等を半田付けしながら取り付けていくつもりなので、順調に進んだとしても、それなりに時間はかかるとみている。
 
今日のところは、作製中のメインハーネスの確認と、追加材料のチェック。防水性熱収縮チューブを追加発注しておいた。
 
2025.01.21.
 
あらためてバイクのメインハーネスについて調べていると、色々と気になるところが出てきた。
特に、配線材(電線)の太さ。
買ってから途中まで作製し、その後3年以上放置しているため、どの太さの電線を使ったのか覚えていない。
電流量が多くなると思われるメインの20アンペアヒューズ設定の赤配線は、見るからに太いので問題はなさそう。
 
サービスマニュアルの配線図をじっくり見たところ、ヒューズが設定されている赤/白、赤/黄、茶の配線も太いものであるべきかと。少なくとも0.75sqにはしてたはずだが、赤/白、赤/黄、茶と、一番消費電力が多いヘッドライト絡みと思われる配線の黄、緑は、念のため0.85sqのAVSS電線を新たに発注した。
 
 
↓こちらの表を見ると、0.85ssqで設定されている最高の周囲温度70℃で許容電流は7A。
ということは、最悪でも84Wが使えるということ、でいいかな(笑)
 
コピー版の配線図は文字が潰れてしまっていて、非常に見づらい、というか何と書いているかわからない。実配線と突き合わせる前に、ヤマハ車に使われる電線色一覧で調べ、理屈から言ってこれに違いないと思われる色の文字を打ち直し、特に重要な配線と、他は気まぐれで色を付けた。我ながらよくこんな面倒なことやるよなと思う。
でも、おかげで電気オンチな自分でも、かなり良く理解できた。
 
なんとなく、ちゃんと自作ハーネス換装できそうな気になってきた(笑)

2025.01.23.

0.85sqの電線が届いた。


前に買った電線と比べてみると、外径は同じに見える。

被覆を剥いて導線を見ると、確かに少し太い様だ(左が0.85sq)。


2025.01.26.

72,304.5km

ついにオリジナル配線のハーネステープを剥がす。

自作ハーネスが失敗になってもオリジナルハーネスを再利用できるよう、できるだけ丁寧にハーネステープを取り除いたため、思ったより時間がかかった。

オリジナルのメインハーネスの接続状況を多めに写真に残しておく。

ヘッドライト内の配線から突き合わせていこうと、自作ハーネスと並べて見ると、コネクター、カプラーの接続が全然違う。
ハーネスを自作する際、おそらくGXのものと思われるものを真似て作ったのだが、XSとは違ったらしい。

メインハーネス製作中 - YAMAHA XS250 (4A8)

ここのところ毎晩、仕事から帰ってからメインハーネスをチビチビ作っている。確か中古のゼネレーターとフィールドコイルをヤフオクで落札した時にオマケでつけてくれていた...

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オリジナルのハーネスを見なかったのは完全に失敗。

かなり余計な手間がかかりそうな気配だ。

XS250 原因はまさかのプラグ不良?

2025年01月05日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
昨日に引き続き、本日もテストランに。

XS250 テストランとキャブ同調 - YAMAHA XS250 (4A8)

昨日メンテナンスしたキャブ。XS250インシュレーター交換-YAMAHAXS250(4A8)2025.01.01.72,219.2km昨日でアイドリング不調はおさまったと思われたが。XS250パイロットスク...

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33.6km走行。

症状はおさまっていなかった。
昨日みたいに、いきなりアイドリングが3,000回転を超えるということは無いものの、信号で停車するたび、アイドリング回転数は異なり、1,600回転だったと思えば、1,200回転で割と安定したり、1,000回転を切る位から段々と回転が落ちていったり。

走行中は問題なく、昨日同様、やや回転の上がりが鈍い様な気はするが、パワーはちゃんと出ている。

戻ってすぐ、何らかのヒントがあるかと思い、プラグの焼けをチェックしてみた。





右は少々焼けすぎの感はなくもない。
でも燃焼状態は概ね良好と推定。

プラグを外したので、ついでにスコープカメラでシリンダー内をチェック。





いずれもピストンヘッドと燃焼室上部にカーボン付着。そう多くはないかな?しかし、洗浄系の燃料添加剤を使い続けている割には、そこそこ付くものだ。

軽くキャブテックを使用しておくことにする。


キャブテックを吹き込み、20分ほど時間を置いてから、ペーパーウエスをプラグホールに詰め、キックする。

右は剥がれたカーボンがキャブテック液と共に出てきた。


左はキャブテックの吹き込み量が少なかったためか、出てこず。


シリンダー内のキャブテックの燃焼が終わるまで、古プラグ(BPR7EVX)を使用する。


エンジンを始動してみると、なんかいきなり鋭い吹け上がり。アイドリングも少し安定している気がする。

居ても立っても居られず、再び試走。
6km位だけ走ったところでは、まず加速感が全く変わった。ちょっとニヤけるぐらい。
アイドリングも少々安定。

もしかして、アイドリング不調の原因はプラグの不良だったのか?この前新品に替えたところなのに、初期不良だったんだろうか。

XS250 アイドリング不安定の原因は? - YAMAHA XS250 (4A8)

72,080.2km一昨日から昨日にかけてのキャンツーで、アイドリングが低く、アイドルストップスクリューでもそれほどアイドリング回転数が変わらず、しまいにはエンストとなっ...

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アイドリングは完全には安定したとはいえないけど、格段に良くなっている。
このままでしばらく様子をみる余裕が出てきた。

XS250 テストランとキャブ同調

2025年01月04日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
昨日メンテナンスしたキャブ。

XS250 インシュレーター交換 - YAMAHA XS250 (4A8)

2025.01.01.72,219.2km昨日でアイドリング不調はおさまったと思われたが。XS250パイロットスクリュー再調整-YAMAHAXS250(4A8)昨日パイロットスクリューを調整し、アイドリ...

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調子を確認するため、30kmちょっと試走。

エンジン冷間時からの始動は割とスムーズ。アイドリング回転数も早くに安定した。まだエンジンが温まっていないのに1,200回転は高すぎるかなと思いつつ、そのまま走り出す。

油温が60℃位まで上がると、アイドリング回転数は1,500回転位になった。
さらに、油温が70℃を超えてくると、1,600回転位で比較的安定。

どこかでスロットルストップスクリューを調整しないと、と思いつつそのまま走り続けてしまう。

走行時はエンジンの調子は快調。ちょっと吹け上がりが鈍い気もしないではないが、概ねいい感じ。

調子良く走行中、突然エンブレの効きが悪くなった。信号で停車すると、アイドリング回転数が3,000回転超え。これはいくらなんでもということで、路肩に停止し、スロットルストップスクリューを緩め方向にほんの少し回しただけで一気に1,200回転あたりになった。やっぱり異常だ。

その後は1,100〜1,200回転あたりで若干弱々しくアイドリングしている感じで帰着。

72,252.8km

帰着後すぐ、まずパイロットスクリューを調整。アイドリングは標準の1,200回転位で、まあまあ安定している。

続いて同調を取るため、バキュームゲージを取り付けチェック。
結果的に調整する必要が無い位合っていた。


しばらくアイドリングを続けてみたところ、けっこう安定している。瞬間的に、点火が間引きされたかの様に微妙に回転が落ちたりするが、問題ないレベル。

先日交換したコックとインシュレーターのニップルをつなぐバキュームホースが緩いのが気になる。コック側は問題ないが、インシュレーター側はホースクリップ(バンド)がついたままでも、スルッと抜けてしまう。内径5mmのホースでは大きすぎるのかな?とりあえず細いタイラップで補強、になるかわからないが、ホースクリップと併用。アイドリングの不調は、ひょっとしたらこのバキュームホースの隙間からわずかにエアーを吸っているのが原因のひとつかもしれない。

いずれにせよ、アイドリング不安定の決定的な原因はわからないまま。
少し不安はあるものの、明らかな不調が現れるまでは、このまま走るしかないかな。

バキュームホースだけは近々内径4.5mmか4mmのものに替えてみよう。

XS250 パイロットスクリュー再調整

2024年12月31日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
昨日パイロットスクリューを調整し、アイドリング時1,200回転で安定したはずなのだが、今日10km程走ったところ、1,500回転でやや高止まり。

戻ってすぐ、スロットルストップスクリューを緩め方向に回してアイドリング回転数を下げようとするも、いくら回しても下がらず1,500回転のまま。

再度パイロットスクリューをセットし直してみても、変わりなし。

スロットルストップスクリューは、単にスロットルを開け気味にするだけの機能のはず。
ということは、別のどこかからわずかに二次エアーを吸ってしまっているのか?

スロットルストップスクリューを緩め切っていると思われるところでもアイドリング回転数は1.500回転で安定し、レスポンスも悪くないし、ヘッドライトONの時ちょうどアイドリング1,200回転となるので、一旦このままにしておくことにした。

XS250 Mobil Super 4Tの感触と、パイロットスクリュー調整

2024年12月30日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
昨日、冬用に交換したエンジンオイルMobil Super 4T。

XS250 エンジンオイル銘柄選定とオイル交換 - YAMAHA XS250 (4A8)

2024.06.05.現在Motul5100を使用しているが、思いのほか感触が良い。XS250エンジンオイル交換Motul5100-YAMAHAXS250(4A8)かなり前に買ってストックしたままになっているMo...

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40km程テストランしてきた感触では、冬季用エンジンオイルとしては充分性能を発揮するのではないかと。

テストランで5,000回転以上回すことはなかったが、発進〜中速域まではMotul5100との違いはほとんど感じられない。あえていうなら、5100の方がややノイズが少なく、シルキーな回転だったかも、という程度。
5,000回転近くになると、5100の方がゆとりのある回り方をしていた様に思う。

ギヤの入りもまあ良し。一速に入れる時だけは、5100に比べるとやや入りにくいかも。あと、ギヤの入り全体的には、5100の「スタンスタン」という感じに対し、Mobilは「カタンカタン」という感じ(笑)

油温は、今日の走行環境で25km走ったあたりで80℃になり、その後は走り続けても80℃を維持していた。

エンジン保護性能に関しては何とも言えない。ちなみに、5100では「エンジンおよびギヤボックスの保護において高度な能力を発揮」と記載されている。


テストラン中、オイルの温度が上がりきると、アイドリング回転数が1,000回転を切る位で低止まりした。
オイルが温まり切るまでは規定通りの1,200回転で比較的安定しているのだが。

戻ってから、パイロットスクリューをいじってみると、スロットルストップスクリューをいじることなく1,200回転でアイドリングは安定した。
パイロットスクリューを軽視しすぎていたな。それに、キャブ車の場合、シーズン毎のこまめな調整は必須であることを、今更ながら再認識した。

リアホイールを手で回すと、チェーンから微かにキリキリ音が聞こえた。雨中走行後注油していないので、CPO-rを使用。

何となく、リアショックのプリロード変更。1段弱め、3/5へ。様子をみて、もう1段弱めてもいいかも。ついでにAbso-friend塗布。