YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

XS250 バッテリー補充電&エキパイ補修塗装

2024年10月26日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
71,826.5km

この前新調した充電器(メルテック 全自動パルス充電器MP-200)にてバッテリーを補充電。


この充電器、確か3,000円しなかったはずだが、なかなか優秀。
スポスタに付けているAGMバッテリーにも充電できるもので、安心できそうなものを選んだ。

以前雑に補修塗装した左のエキパイの塗装が浮いて、一部剥がれていた。
樹脂ヘラで剥がれるところまで剥がし、


耐熱塗料スプレーで、


また雑に補修塗装。


またすぐに剥がれてきそう(笑)

なるべく近いうちに、エキパイ&マフラー(一体化している)を外して内部洗浄しようかと思っているので、その際にちょっと丁寧に補修塗装しようと思っている。

XS250 キャブテック施工(2回目)

2024年10月05日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
先週、左シリンダーを中心にキャブテック施工を行った。前々回の残量を使ったので、量的に少し不足し、右シリンダーの洗浄は不十分だった。

右シリンダーもきっちり洗浄すべく、3本目のキャブテックを発注。

エンジンの温度を上げるため15km程走行。
油温は84℃まで上昇。


プラグを取り外し、現状の右シリンダー内を撮影。
それほどひどい汚れには見えない。



プラグホールからキャブテックを吹き込んだ。
少量だと、泡状からすぐに液状になって、ピストントップのエッジとシリンダー内壁の間に集まっている。


10分ほど置いて、さらにスプレーする。
剥がれ落ちたカーボンが粒状になって泡の上に浮いている。


プラグホールの口ギリギリまで泡で満たす。


今回は一晩ではなく、2時間だけ放置した。ピストンヘッドに液が溜まっている。


プラグホールからペーパーウエスを突っ込んで、溜まっている液を吸い込ませる。
やはりけっこう汚れが取れている様子。


左シリンダーもまだ少しだけ汚れが残っている。キャブテックの噴射方向を考えつつ、なるべく汚れに直接かかるようにする。

プラグを取り付け、エンジン始動しようとすると、まだ液が多すぎたせいか、なかなかかからない。何回かセルを回し続けて始動。

10km以上走行し洗浄液を燃焼させた。今回は右の排気がほんの少し白くなっただけで、その後すぐに無色の排気となった。10km以上走行後も、臭いはほんの少し残っている。

右シリンダー内の様子。



一応プラグの焼けも確認。文句なし。


エンジンを分解し、各パーツをドブ漬けにして洗浄する方法が完璧にきれいになのは確かだ。
ただ、その手間に比べて、プラグホールからスプレーするだけの比較的手軽な作業でここまできれいになるのはありがたい。

キャブテック施工

2024年09月28日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
2024.09.28.

先週左シリンダーにのみ軽く施工したキャブテック。

XS250 キャンツー後プラグチェックとシリンダー内の様子 - YAMAHA XS250 (4A8)

先週2泊でキャンツーに行ったばかりなのに、「行けるときに行っとこう」とばかりに、今週は1泊でいつものお気に入りキャンプ場へ。あいかわらず油温は簡単に100℃以上にな...

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今回は残量を使い切るつもりで、念入りに行うことにした。

まずエンジンを温めるため少し走行…のつもりが、なんだかんだで槙尾山のふもと位まで往復20kmほど走った。


戻ってきた時点で油温は92℃ぐらい。


71,797.4km

すぐにプラグを外し、プラグホールからキャブテックを吹き入れる。
熱々のエンジン内でキャブテック液は沸騰したようにボコボコいう。

スコープカメラをプラグホールから突っ込むと、蒸気のせいで曇ってまともに写らず。


20分程おいて、ピストンのトップリングまで液を行き渡らせるため、ちょいちょいとキックしてピストンを動かすと、シリンダー内にたっぷり溜まっていた液の一部がプラグホールから吹き出した。


泡状態の液がおさまり、液体になってピストンヘッドに溜まっている様子。


燃焼室上部付近にも、まだらにカーボンが付いている。


さらに時間を置くと、ピストンヘッドあたりに溜まった液が少し下に落ちている。


シリンダー内壁に、剥がれ落ちたカーボンの粒がくっついている。


今回は右シリンダー内にもキャブテックを注入した。






キャブテックを残量使い切るまで、シリンダー内壁の色んな方向にスプレーして追加注入し、しばらく経ってから何度かクランキングさせる。ピストンヘッドのエッジ部分にアルミ地肌が見えてきている。


シリンダー上部のカーボンも浮いてきているみたい。


このまま翌日まで放置することにする。

2024.09.29.

一晩置いた後のシリンダー内。
左は、ピストンヘッド周りに溜まっていたキャブテック液がほぼ完全に落ちた模様。


燃焼室上部のカーボンにも充分浸透している。


右シリンダーは少量しか使っていないためかこのような状態。


右燃焼室は溶けたカーボンが垂れ落ちているが、その上部はややキャブテック液が染み込んだ程度か?


プラグを付ける前に強めにキックしてクランクを回しても液が飛び出てこないのでウォーターハンマー現象の心配はないと確認し、プラグを取り付け。

カーボン汚れを燃焼させるため14km位走行。

エンジン始動時から全く違う。
ここのところかかりがやや悪かった(セルを3秒以上回す、チョーク作動、複数回セルを回すなどが必要だった)が、セルを0.5秒回すだけで一発始動。

アイドリング回転が安定。

スロットルへの反応もシャープになった。

回転を上げすぎないようスタート。まだ数百メートルも走っていないのに、出足のトルク感も劇的に違うのがわかる。

中間加速はあまり変化を感じられない。
ただ、エンジン音は静かになり、ガシャガシャした音がおさまった。

トルクが正常に近づいたのか、登坂力も間違いなく上がっている。

一晩置いたこともあり、走行中白い排気はほとんど見られず。
排気の臭いはキツいので、臭いが無くなるまで走行。

戻ってすぐ再度プラグを外し、シリンダー内の状態を撮影。

左シリンダー内。
ピストントップの刻印(排気方向の矢印)がくっきり見える。エッジの一部にカーボンが少々残っているが、除去効果はすばらしいものがあると思う。




燃焼室上部のカーボンも見事に取れている。


右シリンダー内。
キャブテックの使用量が少なかったので、まだかなりカーボンが付着している。




燃焼室上部はかなりきれいになっている。完璧とはいえない。


キャブテックはこれまで何回も使用しているが、やはり効果は絶大だ。
定期的に使用すべきかもしれない。
右シリンダーの除去が充分ではないし、キャブテックをもう一本買って、早いうちに再施工するかな。

XS250 キャンツー後プラグチェックとシリンダー内の様子

2024年09月23日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
先週2泊でキャンツーに行ったばかりなのに、「行けるときに行っとこう」とばかりに、今週は1泊でいつものお気に入りキャンプ場へ。

あいかわらず油温は簡単に100℃以上になったりするが、熱ダレは感じることなく、行きは雨の中阪神高速も利用して快調に走り到着。

到着と同時に、アイドリングが急激に下がった。どうもアイドリングが安定しない。エンジン回転数が上がっているときにはなんら問題なく、むしろ以前よりパワー感がある。



夜中から翌午前中にかけて雨が降ったり止んだり。今年はやたらと雨に遭うな。




何にもないけど、生き物がいっぱいで、きれいな川がある。
今回は野ネズミと出会った。あまりにすばしこくて写真に撮る暇もなし。たぶんヒメネズミじゃないかな。




最初にここに来た時には踏んでしまいそうなほどたくさん、そこらじゅうで飛び跳ねていたトノサマガエル。今や探しまくって、かろうじて1匹だけ見つけることができる状況。時期的なものもあるかもしれない。



前回給油時から280.7km程走って8ℓ補給。満タン迄入れてなくて、仮に満タンまで入れたとしても9ℓ程だろうから、30km/ℓ以上は確実。SOD-1 fuel Gを30cc+α添加。


帰りしなに琴滝に寄ってみた。




帰りは高速を使わず、全て下道で。
やっぱりアイドリング回転数が一定ではなく、1,500回転位で安定するときもあれば、次の信号で止まると1,200回転位で安定、あるいは1,000回転以下で今にもエンストしそうになったり。信号で止まる度に、アイドリング回転数調整スクリュー(スロットルストップスクリューって言ったかな?)を少し締めたり緩めたりするが定まらず。
やはり走行中は全く問題なし。むしろ加速感等はすごく良い。5,500回転位での巡航も、以前にもまして気持ち良い。Motul 5100の効果もあるのかな。

20時前位に帰着。


熱々のエンジンからプラグを外して見てみる。焼け色を見る限りでは全く問題なし。




ここでようやく、新規導入したスコープカメラがいよいよ登場。前のより少しだけ解像度が高いやつ。

右シリンダーは、ピストンのエッジ部分に堆積物があるが、概ねきれいな状態に見える。


左シリンダー。なんだか変な堆積物がピストンヘッドにびっしり。見るからにカーボンというか煤ならまだわかるのだが、この堆積物の成分は何なのだろう。


左シリンダーにのみ、RIZOILのキャブテックをプラグ口から吹き込む。すぐに泡が茶色く汚れてきた。


10分ほど放置すると、泡が液体になる。


プラグ口にペーパーウエスを当て、勢いよくキック(クランキング)すると、プラグ口から洗浄液が飛び出してくる。かなり汚れていた模様。


プラグを取り付け、左のマフラーから白煙が出なくなるまで5km走行。


多少は取れている気がする。普通のカーボンより硬い様に見える。



ある程度洗浄はできたが、原因をはっきりさせないと、また堆積物が溜まることになる。以前の左キャブ不調時のせいなのかもしれない。

とはいえ、こんど時間のある時に再度キャブテックをきっちり使用して、とりあえずできるだけこの堆積物を除去してみる。

XS250 スイングアームピボットシャフト グリス補充

2024年08月02日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
70,877.0km

グリスガン用の80gチューブ入りグリスを切らしていた。

エーゼットのウレアグリスを購入。


グリスニップルから圧入。どのくらいグリスが入っているのか確認はできないが、やった方がいいのは間違いない。


あと、ついこの前やったと思うが、リアショックに再度きっちりとCPO-rを施工。

シート上で軽く飛び跳ねてリアショックをストロークさせる。スイングアームの動きも軽くなったせいか、良くストロークするようになった。

夜でも30℃超えの暑さと蚊の攻撃に我慢できず、上記だけをやって今日は終わり。