YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

XS250 メインハーネス作製再開 4

2025年02月13日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録

2025.02.11.

 
いよいよ大詰めとなってきた。
 
本日は夕方から出かける用事があるため昼間2時間だけ作業。
 
黒線の昨日からの引き続き作業と、メインの赤配線の分岐加工。
 
2025.02.12.
 
帰宅後ちょっと進めておくつもりが、いつもの如く「もうちょっとだけ」を繰り返し、ほぼ出来上がった。


既存のハーネスを取り外してみる。


万全を期して、ヒューズと配線には番号を振っておく。


オリジナルハーネス取り外し完了。44年間おつかれさまでした。


配線を取り外さなければ手を入れられない部分のわずかなサビが気になる。


この機会に、補修的に塗装しておくことにする。見えない部分なので、美観は二の次にして、とりあえず防錆目的で先日買ったこのスプレーで塗装する。


下地処理も、マスキングもすることもなく、いい加減にシリコンオフスプレーで拭き取っただけで、いきなり塗装。


作ったハーネスを仮取り付けしてみる。
想定内ではあるが、何本かの配線は長すぎor短すぎた。調整で何とかなりそう。


平日というのに、またしても夜中2時前まで作業していた。
 
2025.02.13.
 
ヘッドライトケース内の配線を収めようとしたところ、フロントウインカーのアース線が異常に短いことに気付いた。
丸型端子を軽く磨き、ギボシ端子の新調と共に配線を延長した。
 
ヘッドライトケースを車体に取り付け。
オリジナルハーネスよりはボリュームは下がっているはずなのに、見たところとてもケース内に収まりそうにない。
とりあえずすべての端子・カプラーを接続する。
 
30分程の格闘の末、かなり強引ながらヘッドライトケース内に何とか配線を収め、ヘッドライトユニットの取付けも完了。
無理やり押し込んだヘッドライトユニットが配線を傷つけたりしていないかちょっと心配。
配線の収納方法を考え直さないといけないな。



XS250 メインハーネス作製再開 3

2025年02月11日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
続き。

202502.07.

1.25sqの茶色と黒の線材が届いた。

イグニッションユニットのカプラーは8極だが、デジタルイグニッションに変えた関係で、ピックアップからの配線は直接イグニッションユニットに繋がっているため、4極しか使っていない。


なので、4極のカプラーにした。
ここのカプラーだけ、気まぐれで住友電装の250型ETNという若干特殊なカプラーを使ってみた。端子も通常の250端子とは異なっているのに、今付いている端子がもったいないと思い、無理やり気味にカプラーに入れてみたら、けっこう難儀なことになり、時間を食ってしまった。


交換完了。何かの時端子を外すかもしれないが、今のところ外し方がわかっていない。


あとはひたすら、オリジナルハーネスを確認→線材を寸法に切断→皮むき→端子カシメ、の繰り返し。

気づけば夜中2時を過ぎていた。

2025.02.08.

夕方から外出するため、2時間だけ作業。
茶線と黒線(アース)のまとめ処理など。

熱収縮チューブの処理は、面倒がらずヒートガンを使用するとやはり出来栄えが違う。

配線の長さや分岐の見落としがないか気になり、同じところを何度も確認してしまった。

2025.02.09.

引き続き配線加工作業。

配線の分岐は、スブライスでカシメてから、熱収縮チューブで保護している。
スブライスは以前アリエクで買ったもの。
ワンサイズしか買っていなかったため、場所によってはカシメがかなりむずかしい。
不安なところは、さらに半田付けで補強。


今夜も10時頃まで作業し、かなり進んだ。

2025.02.10.

同じような作業の繰り返しのため写真は無し。

車体後半部分の配線を中心に作業。
茶線と黒線の分岐配線加工に少し手こずった。

夜中2時まで5時間ほどぶっ続けで作業に没頭。

いいかげん今日の作業は終了しようと思ったとき、ホーンが目に留まる。
そういえばホーンは一度も外したことがない。
おもむろに外しだしてしまった。

一応分解してみた。サビ取りしたいところだが、配線作業に集中するため、部分的に軽くサビ取り剤を使用し、あとは端子を磨いただけで組み直した。


結局夜中3時に作業終了。

続く。



XS250 メインハーネス作製再開 2

2025年02月06日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録

2025.01.27.

昨日再開したメインハーネス作製。XS250 メインハーネス作製再開 - YAMAHA XS250 (4A8)

色々と気になり、夜遅くなって帰宅してから、平日にもかかわらずバイク小屋に行く。

ちょっと確認するつもりだったのに、作業に手をつけてしまった。

ヘッドライトケース内から配線を確認していくことにしたが、途中まで作製した時お手本にした中古のメインハーネス(ヤフオクで落札したものにオマケでつけてくれていたもの)がGXまたは初期型XSのものらしく、多くのコネクターが異なっている模様で、早速混乱してきた。

現車についているものをなぜ確認しなかったのか、我ながら謎である。

現在のメインハーネスの配線を確認するため、経年劣化により柔軟性が全くなくなっているハーネスチューブを外した。ガチガチに硬く、ニッパーで少しずつ切りながら外していくので、かなり時間がかかった。ハーネスチューブ内には砂と泥と水が溜まっていた。




ヘッドライトケース内の250型4極カプラー1個分の配線を修正するだけで本日はタイムアップ。というか、とっくにタイムアップ時間を過ぎ、午前1時半を回っていた。



2025.01.28.

帰宅後即作業開始。

ヘッドライトケース内の110型6極カプラー交換と配線・端子のやり直し。

 
110型4極カプラーの配線はこのようになっていた。
参考にしていたGXのハーネスとは異なっているが、配線図から推測する限り、どちらでも問題ないのではないかと思う。
しかし、実際に作動していたオリジナルのハーネスに合わせる方が確実だろう。
 
オリジナルハーネスの配線と同じになる様、カプラー端子をカシメ直す。


じっくりと配線図を見た後作業を始めてみると、苦手と思い込んでいた電気系統のことが少し掴めてきた気がする。

落ち着いてやれば、なんとかなりそう(笑)

やっぱり少なくとも茶色の配線だけは、もう少し太いもの(1.25sq位?)に変えるべきかも。

2025.01.29.

引き続きヘッドライトケース内の配線作業。
 
ヘッドライト内のカプラー・端子の確認・修正は残りこれだけになった。
 
緑/赤ストライプのこの配線一本だけは、オリジナルのハーネスには見当たらない。
ヤマハ車の一般的な配線色割り当てでは、速度警告検出(=スピードリレー?)ということになっている。


2025.01.30.
 
再度じっくりとオリジナルハーネスを確認するも、緑/赤ストライプの配線は見つからない。
 
配線図には確かに存在し、見本にしたGXのものらしきハーネスにもあるのだが…


スピードリレーには、緑/赤ストライプの他、白/赤、茶、オレンジ(橙)、黒の計5本配線がつながっているらしい。
緑/赤ストライプ以外の配線を辿っても、やっぱりスピードリレーというものにつながりそうなところは無い。

速度警告灯だけに関係する配線だろうから、緑/赤ストライプはもう無視することにして、オリジナルハーネスのコピーを作成することに集中する。

あとは、周辺機器(レギュ/レクチ、イグニッションユニット等)の端子・配線関係をチェック&軽く清掃し、念のため工業用綿棒で接点復活剤を塗布し本日の作業は終了。追加注文した配線材の到着を待つ。



2024.01.31.

追加注文したカプラー・端子・配線材が届くのを待っているので、作業を進められる状態ではないが、ちょっと覗きに行くつもりが、なんやかんやで夜中まで作業になだれ込む。

2024.02.02.

ヘッドライトケース内のカプラーで同じものが見つからないものがある。端子の外し方さえわからない。250型カプラーで代用する。




2025.02.06.

かなり端折ったが、毎晩の様に帰宅後作業を続け、完成できそうな感じになってきた。

黒の電線(アース線)もこの際太めの1.25sqに、茶線も主だったところは1.25sqに変えることにして、再び発注。

続く。


XS250 メインハーネス作製再開

2025年01月26日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録

ある程度まで作ってからほったらかしにしているメインハーネス。

 
 
 
取り付けに手こずって、乗れない期間が長くなるのが嫌で、延ばし延ばしになっていた。
 
2025.01.13.
 
3年越しで作製再開。
 
ウインカーの純正配線色である深緑とこげ茶色がなかなか見つからなかったが、先日入手できたこともあり、まずウインカー配線を入れ替えることにする。
0.5sqにしたけど、0.75sqの方がよかったかも。


オリジナルの配線を確かめつつ、配線の分岐等を半田付けしながら取り付けていくつもりなので、順調に進んだとしても、それなりに時間はかかるとみている。
 
今日のところは、作製中のメインハーネスの確認と、追加材料のチェック。防水性熱収縮チューブを追加発注しておいた。
 
2025.01.21.
 
あらためてバイクのメインハーネスについて調べていると、色々と気になるところが出てきた。
特に、配線材(電線)の太さ。
買ってから途中まで作製し、その後3年以上放置しているため、どの太さの電線を使ったのか覚えていない。
電流量が多くなると思われるメインの20アンペアヒューズ設定の赤配線は、見るからに太いので問題はなさそう。
 
サービスマニュアルの配線図をじっくり見たところ、ヒューズが設定されている赤/白、赤/黄、茶の配線も太いものであるべきかと。少なくとも0.75sqにはしてたはずだが、赤/白、赤/黄、茶と、一番消費電力が多いヘッドライト絡みと思われる配線の黄、緑は、念のため0.85sqのAVSS電線を新たに発注した。
 
 
↓こちらの表を見ると、0.85ssqで設定されている最高の周囲温度70℃で許容電流は7A。
ということは、最悪でも84Wが使えるということ、でいいかな(笑)
 
コピー版の配線図は文字が潰れてしまっていて、非常に見づらい、というか何と書いているかわからない。実配線と突き合わせる前に、ヤマハ車に使われる電線色一覧で調べ、理屈から言ってこれに違いないと思われる色の文字を打ち直し、特に重要な配線と、他は気まぐれで色を付けた。我ながらよくこんな面倒なことやるよなと思う。
でも、おかげで電気オンチな自分でも、かなり良く理解できた。
 
なんとなく、ちゃんと自作ハーネス換装できそうな気になってきた(笑)

2025.01.23.

0.85sqの電線が届いた。


前に買った電線と比べてみると、外径は同じに見える。

被覆を剥いて導線を見ると、確かに少し太い様だ(右が0.85sq)。


2025.01.26.

72,304.5km

ついにオリジナル配線のハーネステープを剥がす。

自作ハーネスが失敗になってもオリジナルハーネスを再利用できるよう、できるだけ丁寧にハーネステープを取り除いたため、思ったより時間がかかった。

オリジナルのメインハーネスの接続状況を多めに写真に残しておく。

ヘッドライト内の配線から突き合わせていこうと、自作ハーネスと並べて見ると、コネクター、カプラーの接続が全然違う。
ハーネスを自作する際、おそらくGXのものと思われるものを真似て作ったのだが、XSとは違ったらしい。

メインハーネス製作中 - YAMAHA XS250 (4A8)

ここのところ毎晩、仕事から帰ってからメインハーネスをチビチビ作っている。確か中古のゼネレーターとフィールドコイルをヤフオクで落札した時にオマケでつけてくれていた...

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オリジナルのハーネスを見なかったのは完全に失敗。

かなり余計な手間がかかりそうな気配だ。

XS250 原因はまさかのプラグ不良?

2025年01月05日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
昨日に引き続き、本日もテストランに。

XS250 テストランとキャブ同調 - YAMAHA XS250 (4A8)

昨日メンテナンスしたキャブ。XS250インシュレーター交換-YAMAHAXS250(4A8)2025.01.01.72,219.2km昨日でアイドリング不調はおさまったと思われたが。XS250パイロットスク...

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33.6km走行。

症状はおさまっていなかった。
昨日みたいに、いきなりアイドリングが3,000回転を超えるということは無いものの、信号で停車するたび、アイドリング回転数は異なり、1,600回転だったと思えば、1,200回転で割と安定したり、1,000回転を切る位から段々と回転が落ちていったり。

走行中は問題なく、昨日同様、やや回転の上がりが鈍い様な気はするが、パワーはちゃんと出ている。

戻ってすぐ、何らかのヒントがあるかと思い、プラグの焼けをチェックしてみた。





右は少々焼けすぎの感はなくもない。
でも燃焼状態は概ね良好と推定。

プラグを外したので、ついでにスコープカメラでシリンダー内をチェック。





いずれもピストンヘッドと燃焼室上部にカーボン付着。そう多くはないかな?しかし、洗浄系の燃料添加剤を使い続けている割には、そこそこ付くものだ。

軽くキャブテックを使用しておくことにする。


キャブテックを吹き込み、20分ほど時間を置いてから、ペーパーウエスをプラグホールに詰め、キックする。

右は剥がれたカーボンがキャブテック液と共に出てきた。


左はキャブテックの吹き込み量が少なかったためか、出てこず。


シリンダー内のキャブテックの燃焼が終わるまで、古プラグ(BPR7EVX)を使用する。


エンジンを始動してみると、なんかいきなり鋭い吹け上がり。アイドリングも少し安定している気がする。

居ても立っても居られず、再び試走。
6km位だけ走ったところでは、まず加速感が全く変わった。ちょっとニヤけるぐらい。
アイドリングも少々安定。

もしかして、アイドリング不調の原因はプラグの不良だったのか?この前新品に替えたところなのに、初期不良だったんだろうか。

XS250 アイドリング不安定の原因は? - YAMAHA XS250 (4A8)

72,080.2km一昨日から昨日にかけてのキャンツーで、アイドリングが低く、アイドルストップスクリューでもそれほどアイドリング回転数が変わらず、しまいにはエンストとなっ...

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アイドリングは完全には安定したとはいえないけど、格段に良くなっている。
このままでしばらく様子をみる余裕が出てきた。