R-pro company とのやりとり。
Q: XS250充電不良
2007-07-02
こんにちは。
いつも参考にさせていただき、大変助かっております。
'81年式 XS250SPですが、充電不良で困っています。
元々はエンジンを回している状態で何とか走れる状態で、アイドリングではすぐにエンストし、キックでエンジン再始動し、またアイドリングですぐにエンストするというのを繰り返しており、バッテリーの交換と、御社より購入したレギュ・レクチ一体型と交換することにより、この症状は一旦治まり、走行には問題なくなりました。
しかし充電圧を測ってみると、エンジン回転4000rpm時でもバッテリー端子間電圧は12ボルトそこそこしか出ておらず、ACゼネレータがまったく機能していないようなのです。
そこで、ステータコイルとフィールドコイルをスペアに交換し、エンジン回転4000rpmにてステータコイルからの交流電圧を直接測ってみたところ、ほんのわずか(0.2V位?)しか出ていません。
ステータコイル、フィールドコイルとも、サービスマニュアルに従って導通抵抗を測りましたが、この数値に異常はありませんでした。
充電系に関する各配線の導通もチェック済みです。
私としては、チェックできることは全てしたつもりなのですが、症状が改善されません。
この他にチェックすべきことや、不調の原因と思われることがあればご教授願えないでしょうか。
この2年をかけて、エンジンやその他の機能は極めて快調で全く問題なく走行できる状態まで復活してきただけに、充電系の不調を抱えたままでは遠乗りできないのが歯がゆいです。
何卒よろしくおねがいします。
A:お答えします
こんにちは。
バッテリー単体の電圧 ___V
アイドリング時の電圧 ___V
4000rpm時の電圧 ___V
ヘッドライトを点灯した場合
アイドリング時の電圧 ___V
4000rpm時の電圧 ___V
アイドリング状態でバッテリーの(+)端子を外します。
エンジンは止まりますか?回り続けますか?
以上をお答え下さい。
アールプロ門倉
Q: XS250充電不良
2007-07-10
7月2日に質問させていただいた件につき、今日ようやくチェックできましたのでお知らせします。
電圧がかなり落ちていましたので、バッテリーを再充電後チェックしました。
お知らせが遅くなり申し訳ありませんがお教えいただければと思います。
バッテリー単体の電圧 12.93V
アイドリング時の電圧 12.48Vよりほんのわずかずつ下がっていく
4000rpm時の電圧 12.50V
ヘッドライトを点灯した場合
アイドリング時の電圧 12.20Vよりほんのわずかずつ下がっていく
4000rpm時の電圧 12.20V
アイドリング状態でバッテリーの(+)端子を外すとエンジンは止まります。
なお、念のため確認ですが、御社で購入させていただいたR/Rの接続は、
R/R側:オレンジ - メインハーネス側:緑
R/R側:青 - メインハーネス側:茶
で正しいでしょうか?
A:お答えします
こんにちは。
当方もお答えが遅れて申し訳ございません。
これはぜんぜん充電して無いですね!充電の気配さえ無い状態です!
ん??配線の色を聞くと言う事はカプラーが違っていますか?
このR/Rはカプラーをそのままつなげて使用できるようになっています。
言いかえるとカプラーが合わない場合は使用できないとお考え下さい。
一部、最後期のXS250SPはカプラーが合わないという報告を受けています。
この場合は配線処理を多少変えると使用できるようになります。
まずはカプラーの件からお答え下さい。その後に解決策を考えていきましょう。
アールプロ門倉
Q: XS250充電不良
2007-07-11 質問者:たーちゃんさん
お返事ありがとうございます。
やはり全く充電されてないですか・・・。
それではまず、カプラーの接続についてお知らせします。確かに私のXSは最終型のミッドナイトスペシャル(フレームNO:4A8-5*****)だと思われます。
一見したところ、カプラーをそのままつなげると合わないと思われましたので、カプラーより平ギボシ端子を一旦抜き、差し替えております。
現在は、
R/R側:オレンジ - メインハーネス側:緑
R/R側:青 - メインハーネス側:茶
R/R側:端子無し - メインハーネス側:黒(どこにもつながっていない)
にしています。
サービスマニュアルによると、メインハーネスの緑色はF端子、茶色はIG端子と書かれています。
どうぞよろしくお願いします。
A:お答えします
こんにちは。
最終型はXS650同様にマイナス制御になっていると思われます。
ですから、プラス制御に変更するには、ローターコイル配線の片側をアースに落とし、残りの一方に電流を流したり、流さなかったりで電圧を調整します。
アースに落とす配線を指定しますので、発電機から出ている配線色すべてをお知らせください。
マニュアルにあるF端子がプラス制御の出力側であれば、現在の接続でOKなはずですが・・・
たぶんF端子がマイナス制御のマイナス側に当たると思います。
と言う事はF端子をアースに落とし、もう片方のローター端子にR/Rのオレンジ線を接続します。
R/Rの青線は入力電源ですので、ハーネスの茶線でOKですね。
もし配線図をお持ちでしたらFAX下さい。より確実な結線方法をお伝えできます。
アールプロ門倉 FAX 042-583-5533
Q: XS250充電不良
2007-07-13
こんにちは。
早速のご返事ありがとうございます。
電気系に関しては全くの不勉強で、的外れな返答があるかもしれませんがご容赦ください。
おそらく「F端子がマイナス制御のマイナス側に当たる」とのことですが、よくわかっていませんので、とりあえず発電機から出ている配線色すべてをお知らせします。
発電機=フィールドコイル+ステータコイルと解釈してよろしいでしょうか?そうであると仮定して、フィールドコイルとステータコイルそれぞれから出ている配線色をお伝えします。
フィールドコイルとステータコイルは、現在付いているものはGX250から取り外したもので、ステータコイルから出ている配線の数が違います。元付いていたステータコイルからは白い配線3本が出ていましたが、GX250のものは、なぜか4本出ています。
フィールドコイルからは2本、黒と緑の配線が出ており、それぞれハーネスの茶と緑につながっています。
それから、最終型のものか否か、定かではありませんが、サービスマニュアルに載っている充電系統の結線図と、追加資料で載っていたGX250の電装配線図を別途FAXさせていただきます。
電気の基本的知識さえあまりないため、「どこをどこと結線する」というレベルでお教えいただければ大変助かります。
よろしくお願いします。
A:お答えします
こんにちは。FAXありがとうございました。
やはり後期はマイナス制御ですね。茶線は電源線なのでメインスイッチONで12V流れてきます。
その電流がフィールドコイルを通り緑線に流れます。これをアースに落とすと回路成立です。
回路に電流が流れるとフィールドコイルは電磁石となり、ステーターコイルに電気が起きます。
ある一定の電圧になると緑線がアースに落ちなくなり、回路不成立で発電を止めます。
その後バッテリー電圧が下がると、再度緑線がアースに落ち、発電を再開します
。
これの繰り返しで電圧が制御されます。緑線とアースの断続ですのでマイナス制御と言います。
一方のプラス制御は緑線は常時アースに落とします。茶線から入力した12Vを、フィールドコイルに流したり、流さなかったりで制御します。プラス側の制御と言う意味ですね。
XS650も初期はプラス制御で、最後期はマイナス制御に変わります。
250/400も最後期はマイナス制御に変わると言う事が確認できました。ありがとうございました。
さて、お送りしたレギュレター/レクチは初期型用プラス制御のレギュレター構造となります。
以下のように各部の配線をアレンジして下さい。(P146充電系統結線図参照)
ACゼネレーター レギュレター/レクチ メインスイッチ配線 バッテリー
白 ―――――― 黄
白 ―――――― 黄
白 ―――――― 黄
赤 ―――――― 赤 ―――――― 赤(+)
緑 ―ボディアース ―――――― 黒(-)
黒 ―――――― 燈
緑 ―ボディアース ―――――― 黒(-)
青 ―――――― 茶
結線後バッテリーの充電電圧を測定して下さい。
アールプロ門倉
Q: XS250充電不良
2007-07-14
こんにちは。
昨晩、お教えいただいた通りに配線を加工、結線してみました。作業が終わったのは夜中でしたので、住宅街でエンジン始動してテストするわけにいかず、本日、先程エンジンをかけてチェックしてみました。
結果は上々で、以下の様になりました。
バッテリー単体の電圧 12.71V
アイドリング時の電圧 13.17V
4000rpm時の電圧 14.4V
ヘッドライトを点灯した場合
アイドリング時の電圧 12.2V
4000rpm時の電圧 12.8V
ヘッドライト点灯時の電圧はこの位が正常かと思うのですが、いかがでしょうか?
とにもかくにも、電気オンチの私にも十分にわかりやすく親切にお教えいただき、深く感謝しております。
これでとりあえずは不安なく走れる様にはなりましたが、車体関係のリニューアルもしていきたいと思います。その際にも御社にて販売のパーツ類を活用させていただきたいと思いますので、今後ともご教授をお願いいたします。
ありがとうございました。
A:お答えします
こんにちは。
充分OKな数字ですね!!安心しました!これからもバイクいじりを楽しみましょう!!
アールプロ門倉