TIBと仲間たち

TIB(トロピカルインモラルボーイズ)と素敵な仲間たちのブログです。

進めまめ≒ボク

2018-10-21 08:58:11 | ライブ情報
 あの忌まわしき大病の後、まめが我が家にやって来て約2年半、もうすぐです3歳の誕生日です。散歩が出来るようになった生後6ヶ月過ぎからは、仕事で無理なときや、大雨のとき以外は毎日朝夕の散歩は僕の仕事です。
 朝は低血圧で未だ頭の働いていない僕に飛び付き、外へ行こうとせがみます。その命の勢いで、夢見心地のぼくをこの世のなかに呼び戻します。彼と見る世界は何れも鮮明で、名前も知らない草花の花を見つけたり、日日変わり行く色取り取りの雲を眺めたり、いつも何かしらの発見があります。この驚くべき素晴らしき世界です。
 夕は人間達にボロボロにされた僕の心と体を舐めまわし癒やしてくれます。そして疲れはて、付いて行くのもやっとのぼくを嘲笑うかのように進みます。『おとーさん、なにクヨクヨしてるんだ。オリとハシって、りせっとだぜ!』本当こいつはぼくの生きる糧のひとつです。
 まめの詩第2弾です。小かった頃の癒しのまめではなく、生命力の源のようなまめの詩を描こうと思います。そこに描かれる姿はもうひとつの僕、今の疲れた自分より、ちょっとだけ進んだ自分となってゆきます。まめ≒ボクなのです。

進めまめ

進めまめ 吹き溜まるゴミ 勢いよく蹴散らして 走れ
進めまめ 息切らし 舌だし 喘ぎながら 走れ

工業地帯 巨大な煙突 吐き出される煌めいてた希望
夕陽に赤く 聳えるクレーン 積み出される汚れた欲望

進めまめ 見捨てられた希望 勢いよく蹴散らして 走れ
進めまめ 息切れした欲望 持って喘ぎながら 走れ

長い雨に焦らされて ハートはリミット張りつめた
何かを渇望するのだが 何かを上手く語れない
それでもとにかく突っ走り 自分を表現してみたい
それこそが今の君の生き様さ


進めまめ 虫たちまとめて 道ばたに蹴散らして 走れ
進めまめ イヌたち 羨望 遠吠え 聞かぬ振りで 走れ

街へのガード下 蛍光灯の点滅 ぼくの人生はコマ送り
夜も眠れない街 ニセモノの光 語られる張りボテの人生

進めまめ 虫けらども 闇夜にまとめて蹴散らして 走れ
進めまめ 有象無象 罵詈雑言 聞かぬ振りで 走れ

夏の暑さは堪えるけれど リードはエンドレス伸びてく
躍動感だけで 僕をこの世の中に繫ぎ止める
まるで自分勝手だけど みるみる未来へ引っ張って
それこそが 明日の僕らの生き方さ

生き急いでるワケじゃ無い でも確実に前には進んでる
ルーチンワークこなしてるようで 新しいモノへのステップさ
誰かを傷付ける事も無く 誰かを見下す事も無く
いつか誰かを守るためにだけ 隠れて鋭い爪を磨ぐ

進めまめ イカした軽快なビートに乗って 走れ
進めまめ たまには後 僕を振り返って 走れ

進めまめ 見捨てられた希望 勢いよく蹴散らして 走れ
進めまめ 息切れした欲望 持って喘ぎながら 走れ

進めまめ 虫けらども 闇夜にまとめて蹴散らして 走れ
進めまめ 有象無象 罵詈雑言 聞かぬ振りで 走れ

進めまめ のろまな僕を置いて行くなよ

コメント
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