本を読んでいて東京の古墳群の記述があり、気になり本日散策。
昨夜、Webサイトで検索して大体の場所・ルートを確認。
古墳と聞いてのイメージは関西地方、奈良。天皇陵。
地方豪族が作っても良い訳ですが、歴史の授業で習うのは近畿地方でしたから、こちらにも古墳があったんだぁと興味を惹かれた訳です。
東急東横線の多摩川駅をスタート。
多摩川の丸子橋近くまで行き、浅間神社(浅間神社古墳)の杜全体を撮影。
多摩川台地の端にあたる場所に古墳があり、浅間神社は古墳の上に建てられているそうです。
境内へ向かう階段を登り、社殿裏手に進むと東急東横線の線路(切り通し)で台地は削れており、尾根伝いに進む事が出来ないので、多摩川駅の方に戻り次の目的地へ。
浅間神社古墳:前方後円墳。時期は五世紀末~六世紀初で全長約60m、前方部幅約30m、後円部径約32m。
多摩川台公園内には亀甲山古墳と8基の古墳。そして古墳展示室があります。
公園内には旧浄水場を利用した湿生植物園もあり、亀甲山古墳は学術調査の人以外は柵で囲われており入れませんが、すぐ脇を通る道から形(起伏)を確認する事ができます。
ちょうど解説板の場所が前方部と後円部のつなぎ部分になっており、古墳を覆う木々の隙間から確認できます。
亀甲山古墳の終わった場所に右に入る小径があり、この先に古墳展示室。
亀甲山古墳;前方後円墳。時期は四世紀前半で全長107.25m、前方部幅49.5m、後円部径66m、高さ約10m。
大体の場所とルートは事前に調べておきましたが、古墳そのもののお勉強のため寄り道。
見学は無料で中に入ると古墳(円墳)の模型と出土品が展示されています。受付窓口では「大田区 古墳ガイドブック」200円と「大昔の大田区 原始・古代の遺跡ガイドブック」300円が販売されていたので購入。
古墳ガイドブックにはこれから巡る「古墳散策マップ」が付属しており、この地図を片手に散策できますのでオススメ。
展示室前から広場を挟んで小高くなった場所に多摩川台古墳群第1号から第7号までの古墳。
古墳に沿って小径があり見て歩きますが、古墳と言われなければただの公園内の自然散策路。
周りを歩いている人も公園内を散策しているだけで殊更古墳とは気付いていないようで、(古墳を見にこの公園に来ていない?)解説の看板を見て初めて気付いたようで改めて見直している人もいました。
切り通しの上を橋で渡って広場に第8号墳。
広場を通り抜け、道を挟んで再び古墳。
宝来山古墳です。古墳の間を通る小径があり前方部と後円部をそれぞれ撮影。
この古墳は前方後円墳で全長97m、前方部幅37m/高さ8m、後円部径52m/高さ11m。
多摩川台公園内の古墳は以上で地図のルートに沿って次へ。
地図に寄れば「観音塚古墳」「西岡第35号古墳」など西岡古墳群があるはずなのですが、見えるのは立派な邸宅!
発掘調査の後はそのまま宅地造成されてしまったんですねぇ。
ひょっとして庭に古墳?
左折、右折と住宅街を歩いて木々が茂った場所があったので、古墳かと思ったんですが、神社。
八幡神社の裏手、通りを挟んだ先は古墳があるはずなんですが民家。
境内を抜けて石段を降り、用水路に沿って歩いてしばらくは古墳マークはなし。
信号のある交差点を左折して再び高台へ。
登った先、突き当りにあるのは宇佐神社。
社殿の裏山に八幡塚古墳。
社務所に断れば古墳に入れると言う記述をWebサイトで見たんですが、お休みのところを声を掛けるのも憚れたので社殿越しに撮影をして終了。
八幡塚古墳:帆立貝式古墳で径は約30m、高さ約4.5m。時期は五世紀前葉。
住宅街の坂道の途中。
周りの宅地開発から取り残されたように残された狐塚古墳。
細い急な階段を上り古墳へ。
斜面を削り取って道を作ったような場所で宅地化されなかったのが不思議なくらい。
真ん中には何かの基壇のようなものが残されており、昔は神社か何かがあったんでしょうか?
狐塚古墳:帆立貝式古墳で径は約40m(現状は東西約34m、南北約30mの方形)、高さ約6m。時期は五世紀末。
目黒通りに出たところにあるのが御岳山古墳。
入口は閉ざされており、ゲートの所からちょっと見るだけ。
形を確認する事は出来ず、普通に歩いていたら見落としてしまうくらいの場所。
通りの反対側、等々力不動尊側から撮影しましたが、ちょっとした林?
御岳山古墳:帆立貝式古墳で径は約40m、高さ約7m。時期は五世紀中葉。
等々力不動尊から等々力渓谷へ。等々力渓谷は都内の数少ない自然の渓谷。
木陰で凉しく涼を取るのには最高な場所ですね。
等々力渓谷を歩いて環8号へ出る手前に横穴群。
1号と2号は埋まっており標柱のみ。
3号はガラスで覗き窓が付けられていますが、現在は改修中だそうで近寄る事は出来ず、ズーム機能を使って撮影。
ただ、この狭い横穴。何なんでしょうね?
環8に出て玉川野毛町公園へ。
野球場とテニスコートの奥に野毛大塚古墳。
今回見て歩いた古墳の中では一番古墳らしい古墳。
全容が判りやすいですし、実際に登る事も出来ます。紐で囲われたルートのみ通行可。
野毛大塚古墳:帆立貝式(前方後円)古墳で全長約82m(周溝を含めた全長は約104m)、前方部幅約28m/高さ約2m、後円部約68m/高さ約11m。時期は五世紀前葉。
再び、等々力渓谷に戻って、等々力駅方面へ。
結構人出が多く、そして昨日の雨のためか歩道にはところどころ水が溜ってましたのですれ違いが大変。
自然を満喫したような満喫感を味わいながら歴史に思いを馳せた古墳散策はこれにて終了。
日時:2012年4月29日 12:07:05 ~ 15:02:22
距離:8.7km
所要時間:2時間55分17秒
平均速度:2.9km/h
昨夜、Webサイトで検索して大体の場所・ルートを確認。
古墳と聞いてのイメージは関西地方、奈良。天皇陵。
地方豪族が作っても良い訳ですが、歴史の授業で習うのは近畿地方でしたから、こちらにも古墳があったんだぁと興味を惹かれた訳です。
東急東横線の多摩川駅をスタート。
多摩川の丸子橋近くまで行き、浅間神社(浅間神社古墳)の杜全体を撮影。
多摩川台地の端にあたる場所に古墳があり、浅間神社は古墳の上に建てられているそうです。
境内へ向かう階段を登り、社殿裏手に進むと東急東横線の線路(切り通し)で台地は削れており、尾根伝いに進む事が出来ないので、多摩川駅の方に戻り次の目的地へ。
浅間神社古墳:前方後円墳。時期は五世紀末~六世紀初で全長約60m、前方部幅約30m、後円部径約32m。
多摩川台公園内には亀甲山古墳と8基の古墳。そして古墳展示室があります。
公園内には旧浄水場を利用した湿生植物園もあり、亀甲山古墳は学術調査の人以外は柵で囲われており入れませんが、すぐ脇を通る道から形(起伏)を確認する事ができます。
ちょうど解説板の場所が前方部と後円部のつなぎ部分になっており、古墳を覆う木々の隙間から確認できます。
亀甲山古墳の終わった場所に右に入る小径があり、この先に古墳展示室。
亀甲山古墳;前方後円墳。時期は四世紀前半で全長107.25m、前方部幅49.5m、後円部径66m、高さ約10m。
大体の場所とルートは事前に調べておきましたが、古墳そのもののお勉強のため寄り道。
見学は無料で中に入ると古墳(円墳)の模型と出土品が展示されています。受付窓口では「大田区 古墳ガイドブック」200円と「大昔の大田区 原始・古代の遺跡ガイドブック」300円が販売されていたので購入。
古墳ガイドブックにはこれから巡る「古墳散策マップ」が付属しており、この地図を片手に散策できますのでオススメ。
展示室前から広場を挟んで小高くなった場所に多摩川台古墳群第1号から第7号までの古墳。
古墳に沿って小径があり見て歩きますが、古墳と言われなければただの公園内の自然散策路。
周りを歩いている人も公園内を散策しているだけで殊更古墳とは気付いていないようで、(古墳を見にこの公園に来ていない?)解説の看板を見て初めて気付いたようで改めて見直している人もいました。
切り通しの上を橋で渡って広場に第8号墳。
広場を通り抜け、道を挟んで再び古墳。
宝来山古墳です。古墳の間を通る小径があり前方部と後円部をそれぞれ撮影。
この古墳は前方後円墳で全長97m、前方部幅37m/高さ8m、後円部径52m/高さ11m。
多摩川台公園内の古墳は以上で地図のルートに沿って次へ。
地図に寄れば「観音塚古墳」「西岡第35号古墳」など西岡古墳群があるはずなのですが、見えるのは立派な邸宅!
発掘調査の後はそのまま宅地造成されてしまったんですねぇ。
ひょっとして庭に古墳?
左折、右折と住宅街を歩いて木々が茂った場所があったので、古墳かと思ったんですが、神社。
八幡神社の裏手、通りを挟んだ先は古墳があるはずなんですが民家。
境内を抜けて石段を降り、用水路に沿って歩いてしばらくは古墳マークはなし。
信号のある交差点を左折して再び高台へ。
登った先、突き当りにあるのは宇佐神社。
社殿の裏山に八幡塚古墳。
社務所に断れば古墳に入れると言う記述をWebサイトで見たんですが、お休みのところを声を掛けるのも憚れたので社殿越しに撮影をして終了。
八幡塚古墳:帆立貝式古墳で径は約30m、高さ約4.5m。時期は五世紀前葉。
住宅街の坂道の途中。
周りの宅地開発から取り残されたように残された狐塚古墳。
細い急な階段を上り古墳へ。
斜面を削り取って道を作ったような場所で宅地化されなかったのが不思議なくらい。
真ん中には何かの基壇のようなものが残されており、昔は神社か何かがあったんでしょうか?
狐塚古墳:帆立貝式古墳で径は約40m(現状は東西約34m、南北約30mの方形)、高さ約6m。時期は五世紀末。
目黒通りに出たところにあるのが御岳山古墳。
入口は閉ざされており、ゲートの所からちょっと見るだけ。
形を確認する事は出来ず、普通に歩いていたら見落としてしまうくらいの場所。
通りの反対側、等々力不動尊側から撮影しましたが、ちょっとした林?
御岳山古墳:帆立貝式古墳で径は約40m、高さ約7m。時期は五世紀中葉。
等々力不動尊から等々力渓谷へ。等々力渓谷は都内の数少ない自然の渓谷。
木陰で凉しく涼を取るのには最高な場所ですね。
等々力渓谷を歩いて環8号へ出る手前に横穴群。
1号と2号は埋まっており標柱のみ。
3号はガラスで覗き窓が付けられていますが、現在は改修中だそうで近寄る事は出来ず、ズーム機能を使って撮影。
ただ、この狭い横穴。何なんでしょうね?
環8に出て玉川野毛町公園へ。
野球場とテニスコートの奥に野毛大塚古墳。
今回見て歩いた古墳の中では一番古墳らしい古墳。
全容が判りやすいですし、実際に登る事も出来ます。紐で囲われたルートのみ通行可。
野毛大塚古墳:帆立貝式(前方後円)古墳で全長約82m(周溝を含めた全長は約104m)、前方部幅約28m/高さ約2m、後円部約68m/高さ約11m。時期は五世紀前葉。
再び、等々力渓谷に戻って、等々力駅方面へ。
結構人出が多く、そして昨日の雨のためか歩道にはところどころ水が溜ってましたのですれ違いが大変。
自然を満喫したような満喫感を味わいながら歴史に思いを馳せた古墳散策はこれにて終了。
日時:2012年4月29日 12:07:05 ~ 15:02:22
距離:8.7km
所要時間:2時間55分17秒
平均速度:2.9km/h