雨が降り一気に寒のもどりと思えるような寒さの中、行ってきました『相模川散策路 -芝ざくらライン-』
神奈川県のほぼ中央を南北(茅ヶ崎から橋本)に走る相模線の下溝駅が今回の散策のスタート地点。
相模線は単線で駅で上下線の電車がすれ違うので途中駅で時間調整のために停車する事も多い電車ですし、何よりもドア横のボタンを押しでドアを開けなければなりませんので、初めて利用する人はドアが自動的に開かず驚くかも知れません。
私も手動で開けると知ってはいましたが、電車がホームに入って来てどのタイミングでボタンを押せば開ける事ができるのかちょっと悩んでしまいました。
駅の改札を出て、真っすぐに進んで道路に突き当たり道路反対側に小さい看板で右方向800メートル『景勝八景の棚』と書いてあるのが見えたので予定コースではないのですが取りあえずどのように景勝なのか確かめてみようと思い右方向へ。
左手の民家が途切れ、小さな細長い通路のような木々が茂った公園らしき所が
八景の棚と呼ばれる場所でした。
川に向って視界が広がっており、曇り空で良く見えなかったのですが晴れていれば右から石老山、滝子山、焼山、仏果山、蛭ヶ岳、丹沢山、塔ノ岳、三峰山、大山、神山、駒ヶ岳などが一望できるようです。
そのまま進みどこかで左の相模川方向へ入れる道はないかと歩き続け、原当麻の小学校前の信号手前を左折して河川敷方向へ。途中、
浅間神社を撮影。
のどかな田園風景を見ながら川に沿って下って行き、
三段の滝芝生公園と呼ばれる所に出ました。
三段の滝という名前から豪快に上からなだれ込むような凄い滝を期待したんですが実際は下のような段差のある用水路
撮影した場所は『
新三段の滝橋』でその先、十数メートルの橋が『
三段の滝橋』
小さい方が昔からの三段の滝なのでしょうか?
しばらく道なりに歩き(相模川散策路)見掛けたのが、中州というか入り江?というか川の
流れ溜りになった場所。
誰かが経営しているのか、釣り人が勝手に作ったのか判りませんが、川縁に板を組合わせて艀のようなものを作り、その上に腰掛けて釣りをしている集団がいました。
雨の後の濁った水で魚が釣れるかどうかは知りませんが、きれいに等間隔に並んで釣り糸をたれていました。
ここから歩く事、十数分。
今回の目的の相模川散策路、芝ざくらラインの『
下磯部地区の芝ざくら』に到着。
下磯部地区の芝ざくらは下磯部自治会、下磯部老人会及び下磯部大凧保存会の団体が連携して平成16年7月『相模川芝ざくら愛好会』を結成し、会員が土留め作業や覆土を施し、芝ざくらを植栽して完成したものだそうです。
また、この相模川の河川敷では江戸時代の天保年間から続いている相模の大凧が揚げられ、ピンク色の芝ざくらが咲き誇る中、毎年5月4日、5日の両日に『相模の大凧まつり』が開催される予定となっているそうですので連休中再び訪ねてみようかと思いました。
川の土手縁に広がる芝ざくらから芝ざくらの生える斜面の上下の遊歩道が広くなって来た場所が新戸地域芝ざくらです。
こちらの
新戸芝ざくらは下磯部地区より早くに新戸老人クラブ寿会の会員が発起し、平成14年5月、伊勢原市の渋田川から苗を貰い、失敗を重ねて育てて来た事が始まりだそうです。
その後、新戸芝ざくら愛好会を結成し、芝ざくらの特性を生かせる日当り、水捌け、風通しの良い相模川左岸堤防を選び、市を通じて県の許可を得て、堤防法部に凡そ20センチメートルの黒土を土盛りし、平成14年9月から平成16年10月までの間に、四回植栽を重ねた結果、新戸地域総延長は、4メートル巾で820メートルまでに及んでいるそうです。
晴れた春の穏やかな日差しの下、歩けたら気持ちが良かったのではないかと思いました。
名所新戸芝ざくら誕生の経緯を紹介した看板まで歩いた所で芝ざくらラインとお別れして『
れんげの里あらいそ』で相模の大凧のお勉強。
相模川を背にして真っすぐ田圃の中の道を進んで行き相模線の線路に突き当たった所で左側に見える薄ピンク色の大きな建物が『れんげの里あらいそ』で新磯ふれあいセンター、相模の大凧センター、新磯こどもセンターとなっています。
正面玄関を入ってすぐの吹き抜けの大きな場所で大凧の作成をしていました。
センター内の一角では記念品コーナーが設置されており、相模の大凧グッズが販売されています。
これで本日の散策はすべて終了。
線路に沿って
相武台下駅へ。
駅前のロータリーは広く余計に駅舎が小さく見えます。
ホームから相模川方向を見ると一面の田園風景。
のんびりとします。
神奈川県です。
では。