兵庫県立美術館で開催中の
森村泰昌
“なにものかへのレクイエム-戦場の頂上の芸術”
へ
行きました。
この展覧会は
一年をかけて日本を巡回。
東京都写真美術館
豊田市美術館
広島市現代美術館
を
経て
ようやく
最後の巡回地
作者のホームグラウンドである
関西での披露です。
本展については
既に
マスコミの報道を見すぎたため
初めて見る作品には思えませんでしたが
実物を前にして
その存在に圧倒されました。
*
私は
既に知っているつもりのモリムラ作品を見る。
作者・森村泰昌氏は
既に誰もが知っているであろう映像を元に作品を作る。
“既に知っている”という感覚は
何を根拠に生まれるのだろう。
作者が引用した元映像の大半は知っていたが
ところどころ知らないものもあった。
しかし
知っていると思い込んでしまう。
私は
モリムラ作品と元映像の区別が曖昧になり
別の意味で
作品を解釈している状態に気付いた。
*
思考が螺旋状にグルグルまわる美術鑑賞でした。
本展は4月10日(日)まで。
ぜひ!
Yoshie
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徳永写真美術研究所
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