年に一度
学校関係の仕事で
推薦図書を紹介する依頼があります。
読書量の少ない私にとっては
推薦する本が思い浮かばず
いつも選出に困るのですが
今年は
ぜひとも推薦したい本に
巡りあいました。
その本とは・・・
昨夜、読了した本です。
染織家・志村ふくみ氏の「伝書 しむらのいろ」。
ここ数年間
色を考察する制作をしているため
資料文献として読み始めました。
しかし
読み進めるうちに
この本は哲学書でもあると感じました。
本の帯には
「次代の染織をこころざす人たちへ。」
と
記されていますが
染織や工芸といった枠に留まらず
作り手全般に携わる人たちにとっても
有意義な内容ではないかと思います。
もちろん
本書は染織に関わる内容ですが
技法書ではありません。
日本文化に対する知識がある程度あれば
おおよそは理解できるはず。
心静かに
年末年始に読むには
ぴったりではないでしょうか。
気になる方はぜひ!
記:徳永好恵
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・