先週の土曜日、ピンホール写真芸術学会のシンポジウムが開催されました。
私・Yoshieにはシンポジウムで自作のプレゼンテーションと
パネルディスカッションにパネラーとして出席するというお役目がありました。
いつも授業をしているわりに
あまり人前で話すことが得意でない私です。
自作のプレゼンテーションでは、進行具合に柔軟に対応できるよう
15分、20分、25分バージョンと3パターンのプレゼン内容を用意。
(当日は20分バージョンで話しました。)
シンポジウムの前日には夜中の3時までかかって、
プレゼン資料を作成し、話すべき事柄を暗記し
何度もリハーサルを繰り返しました。
念入りな準備の甲斐あって
まあまあスムーズに話せたように思います。
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パネルディスカッションにおいては
写真左より
【司会】
浅野久男
【パネラー】
細江英公
屋代敏博
比嘉良治
ステファノ・バンディーニ
河井菜摘
徳永好恵
(敬称略)
・・・という豪華なゲストが揃いました。
ディスカッションのテーマは
「ピンホール写真の今日的意義」
自作プレゼンの準備だけでなく、
ディスカッションのテーマに即した意見も準備していましたが
私が準備した意見を発言する流れではなく
話は想定外の方向へ・・・
どう、この場をまとめるべきかと考えていたところ、
細江英公氏がスムーズな流れで結論的意見を述べ、
うまく場をまとめて下さいました。
素晴らしいまとめ方に感動!
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壇上のパネラー席から激写。細江先生がこちらを見て(私を見て?)お話されています。
Yoshie
追記
今回のイベントには、
ニューヨークからヨシこと比嘉良治さんが駆けつけて下さいました。
ヨシとは20年ほど前からのおつきあい。
ヨシとの出会いは作家活動を志すきっかけとなりました。
久しぶりの再会に嬉しかったです!
杉本博司「歴史の歴史」展へ行ってきました。
4月から開催されていましたが、会期終了間際の鑑賞となってしまいました。
既に多くの人から、
パーフェクトな展示 / 個人の作品展とは思えないスケール / 費用のかけ方が半端じゃない。
・・・などという評判を聞いていましたが、
やはり圧倒されました。
作品が素晴らしいというより、杉本さんの美意識に圧倒されました。
会場には既に見たことのある作品も多くありましたが
彼の創作の源となる個人コレクションとあわせて作品を見ると、
杉本博司の“美の意識”を感じることができました。
訪れた日は金曜日。夜間開館の日です。
閉館10分前には、ほとんど人がいなくなり、
地下二階の展示スペースは私一人となりました。
「シースケープ」シリーズの展示空間を独占し、
ゆっくりと杉本博司の美意識の海を漂うことができました。
美術館を出ると雨が降っていました。
しかし、夕焼けの美しい空。
引き続き、感動を持続しながら家路に着きました。
Yoshie