みそ汁はたまご入り

群馬の山奥・通称ムーミン谷に住んでいる プライベーターラリーストのライブログ

エボ1プチセッティング

2009-11-11 18:25:32 | たまご足オリジナルダンパー

この前のまとめて体感会で走りをみていたら

マツキンのエボ1の動きがあまりにも悪いので

今日点検してみました!

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軽く試運転したところ、真っ直ぐでも接地感がゼロで

真っ直ぐ走らず、町乗りスピードでも非常に怖いです。

コーナーリングに至っては出来の悪いFRのように

リアが唐突に出てコントロール出来ません

リアのバネが線間密着してロックしたかのように

全くリア足が動かない印象です

取りあえず基本中の基本アライメントから測定してみると

フロントOUT10mmリアIN17mm

タイロッドのねじ山の長さも左右で異常に違うので

車が斜めになって走っている状態だと思われます。

キャンバーも4輪とも違っていました・・・

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やり方を教えて、マツキン自らアライメント調整にTRYします。

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まずはリアのキャンバー調整ボルト!

目一杯外に出ていました!その為強烈にトーインに

振っていたのだと思います。

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次にリアのトーコントロールアームです。

これも目一杯INに向いていたのでOUTに振ります!

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次にフロントのタイロッドですが、懐かしい鉛筆タイロッドです!

当時エボ1,2,3はタイロッドが細くすぐに折れるので

鉛筆タイロッドと呼ばれていました

対策でギャランのタイロッドに交換していましたね!

エボ4からは太くなったので折れなくなりましたが

懐かしい心細さです!

左右でバラバラだったのでラックのストロークを測って

左右の誤差を修正するようにタイロッドを調整しました!

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関係はないですけどエボ1のナックルは14と入っています。

エボ1、CD5A、ミラージュと共通で14インチ用のナックルと

言う意味です。

エボ2からは15と入ります。

エボ2からトレッドが広がったのですがロアアームが伸びたので

ナックル側も外に伸びました!

エボ2以降にエボ1ナックル(14インチナックル)を付けると

ショックが内側に入るのでキャンバーが付くんですよね!

ピロアッパーが禁止だった時代のキャンバー付ける裏技でしたね

で、アライメントは修正出来ましたが、肝心のリアですが

チェックすると伸びのストロークが10mm位しか有りません

車高調整のCリングは1番下です。

この位置なら通常は縮みのストロークが無くて伸びのストロークが

有るはずですが、10mmです・・・

リアのバネをみると線間密着するような感じでは有りません。

ショックにセット状態で300mmはあります。

しかもかなりプリロードが掛かっているらしく

バネが横にたわんでいます!

と言うことはおそらく自由長の長くて硬いレートのバネが

入っているのだと思われます。

なのでロールしない上に伸びストロークが無いので

リアが接地せずピーキーに動いてしまうのだと思います。

マツキンもどんなバネが入っているか判ら無いそうです

違うバネが有ると言うので、続きはバネを変えてからと言うことで

今日はここまでです!

取りあえずアライメントを修正しただけで

接地感が異常に上がり、車が真っ直ぐ走るようになり

安定しているそうです。来たときと帰るときでは

違う車に乗り換えた位に良くなったそうです!

こういう基本的な部分をきちんと調整しておかないと

どんなにパーツを付けても意味がないですからね!

皆さんもお金が掛からない基本メンテの部分にもっと目を向けた方が

良いと思いますよ