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ＥＭＩＧＥＡＲの問い合わせで「全日本グラベルラリーで使えますか？」
「海外ラリーで使えますか？」と聞かれます
ＥＭＩＧＥＡＲはダートラ全般からグラベル地区戦ラリー及び
全日本ターマックラリーまで」をターゲットに開発された物です！
全日本グラベルラリーではインターラリー用を使用するのが
お奨めです！
ですが、予想以上にＥＭＩＧＥＡＲの性能が高いのと
実際全日本グラベルラリーで試した事は無いので
ダメもとで東京ラリーで実戦テストしてみることに
しました
ＥＭＩＧＥＡＲを全日本で使用するに当たって
問題となる部分が２点考えられます。
①熱ダレ
②荒れた路面の走破性
①の熱ダレは別タンクが付いていないので
かなり不利で有ると思います。
但しよく勘違いされているのが別タンクが有るからと
言ってショックの減衰力の大入力の容量（性能）が上がるわけでは有りません。
確かにショックの内部のオイル＆ガスの総量は増えるので
減衰力の容量も増えるのですが総量が全てでは有りません。
ショックの減衰力の容量（性能）を決めるのはメインの
ピストンバルブだと思っています。
多くの別タンク付きのダンパーはメインのシェルケースと
別タンクとのパイバス通路とを使って減衰力を発生させています。
この方法の方が減衰調整がやりやすいからです。
但しダンパーの性能を追求するならメインピストンバルブで
減衰力を発生させるべきだと思っています。
あくまで持論ですのでこれが正解とは思っていませんので
ご了承下さい
と言うわけで熱ダレが１番心配ですが、東京ラリーの
ＳＳの距離だとどうなのか？走ってみないと判りませんね
②に関してですが先に説明した通り
ＥＭＩＧＥＡＲの性能の高さは国内最大級のピストンバルブを
採用していることが大きいです。
このメインピストンバルブとシムの組み合わせで生み出される
減衰力が予想以上の高評価を産んでいるのだと思います。
但し、全日本で使用するに至っては荒れた路面の
走破性が問題となると思います。
全日本でも有数の極悪路（失礼）を走るには
更なるギャップの走破性が求められます
そしてエンジニア入魂の力作、全日本Ｓｐｅｃです
メインピストンバルブとシムの組み合わせを変更して
ギャップの走破性を向上させることを目的に
絞りました！
その為に失う物も有ると思います。
操縦性やトラクションは低下するかも知れませんが
実際に走ってみないと判りません！
ストロークは限界まで伸ばして有ります！
リアも伸びストロークを重視してセットしました！
結果は出てからのお楽しみですね
ダメもとで行くのであまり期待しないでくださいね