みそ汁はたまご入り

群馬の山奥・通称ムーミン谷に住んでいる プライベーターラリーストのライブログ

予想外の・・・。

2011-09-22 13:02:09 | たまご足オリジナルダンパー

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YouTube: 2011 APRC Rd4 International Rally of Whangarei - Photo Movie

らりどらさん筆頭に昨日の記事は予想外の反響でした

メールや電話で賞賛のコメントを沢山頂きました

そんなに自分の流暢な英語に感動してくれなくても良いのにね

相手に伝われば良いんですよ

らりどら繋がりで

ラリドラテシの「ココだけの話し」 

テッシーさんの言う「ラリドラ語」というのは実際に有ります。

「あそこで、ガーっと踏んで、パッっと切って、ガッと踏むと、ビッーーーーっとなるのを、ビビビビビーーーーにしたいんですよ。」

これをエンジニアは理論的に翻訳してセッティングをするわけですが、

エンジニアは理系の人が多いですから感覚を理論に変換するのが

上手く出来ません。

そこで日本語を英語に翻訳するのは苦手でも

ラリドラ語とエンジニア用語を相互に翻訳するのは得意な自分の

出番です

昨日もエンジニアとドライバーとのやり取りの間で

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前略

路面の変化にとらわれ難く安定した
グリップを発揮する所だと思っております。

もう少し言うと、グリップのピークを使うのではなくて路面のグリップ変化に対して
平均的にグリップする様なイメージです。
悪く言うと、グリップの高い路面でもタイヤはズレながら、ダラダラとグリップす
るような感じです。
もしくは、タイヤが地面にくっついている時間が長い分、瞬間的にタイヤを潰す力が
無い感じです。

中略

今までだったらこれ以上行くと姿勢が乱れるなどの理由で躊躇したり
アクセルを戻していた様な状況において、
より積極的にトラクションをコーナリングにつなげる様な乗り方が必要になってくる
と思われます。
良く言えば、もう一歩先の領域があるイメージです。

後略

と、こんな感じの内容だったのですが

これでは理論的すぎてドライバーには理解不能なので

「ラリドラ語」に訳しました

一言で言うと

「もっとフロントタイヤを流して走れ!」

レベルの高いドライバーならこれで全て理解してくれると思います

もう少し詳しく説明すると

エンジニアが言いたいのは

ドライビングの組み立てに幅を持たせろと言うことだと思います。

その時の路面状況に合わせてコーナリングの組み立てを変化させるのでは
無く、常に同じスタイルで組み立ててしまっていないか?と言うことです。

ウェットでも硬質でも同じコーナーリングスピードで走り、

ドリフトアングルとアクセルの強弱で調整してクリアしているのではないか?

ドリフトとは本来フロントタイヤのスリップアングル(アンダー)よりも

リアタイヤのスリップアングル(オーバー)を少し大きくしてあげて進行方向に進める
走らせ方です。

簡単に言うと4輪ドリフトです。

リアタイヤのスリップアングルはドライバーのアクション(操作)やアクセル
(パワーオーバー)でいくらでも動かす事が出来ますが、
フロントタイヤのスリップアングルはコーナーリングスピードと路面状況(グリッ
プ)に左右されますので、ドライバーコントロールが難しいです。

つまり、硬質路面で自分の走りをするとコーナーリングスピードが足りず
フロントがグリップしてしまう為、車速の低いドリフトになってしまっているの
では無いか?

もっとコーナーリングスピードを上げてフロントタイヤが慣性で外に逃げる
(アンダー)ようになれば、より積極的にアクセルを踏んでリアをオーバーに
持って行けるので、車速の高い4輪ドリフトになるはずです。

硬質路面&タイヤでの走りはフロントのアンダーを殺すのに
必死でアクセルオンしてリアを出して巻き込ませるイメージになるので

ドリフトアングルは小さく、フロントタイヤは常にINに切り込んでいる
イメージです。

大きくカウンターを当てている時はフロントタイヤがグリップしてしまっている
時なので、もっとフロントタイヤがド・アンダーになるようにコーナーリングス
ピードを上げる必要が有ると思います。

というような感じでしょうか

ちなみに最初の動画は住所不定無職フランス系イタリア人

ミヤ~ノのチャンネルから拝借しました。

これを見るとじぶんが言いたい動きが判るかもしれませんよ

最近、内容が薄っぺらいとクレームが多いので

久々にうんちくネタを書いてみました