冒頭は、分厚く雪の積もったエストニアの夜だった。
街が人を変えていく様子が楽しい。
真昼の凱旋門の輝き、夜の橋とセーヌ川の灯り、早朝のエッフェル塔の影。アンヌの見るそれぞれの光景が本当に美しくて、映画の中の映画が始まるみたいだ。
故郷で母を看取り、今度はパリで気難しい金持ち老女の家政婦となる。もう決して若くはないアンヌと、「元移民」のフリーダを、どのように見ればいいんだろう?
朝食は抜きか、フィリピン産のバナナを一本呑みこんでバタバタ出て行くような私には、孤独に描かれる二人さえ、憧れだ。
大女優ジャンヌ・モローがすごい。素晴らしくチャーミング。お似合いのシャネルの衣装は自前らしい。
人の居る場所が人を変え、そして幾つになっても人は変わるということを、大貫禄で教えてくれた、大女優さんたちに感謝しよう。
原題は“Une Estonienne a Paris”。
イルマル・ラーグ監督、2012年、フランス・エストニア・ベルギー。
街が人を変えていく様子が楽しい。
真昼の凱旋門の輝き、夜の橋とセーヌ川の灯り、早朝のエッフェル塔の影。アンヌの見るそれぞれの光景が本当に美しくて、映画の中の映画が始まるみたいだ。
故郷で母を看取り、今度はパリで気難しい金持ち老女の家政婦となる。もう決して若くはないアンヌと、「元移民」のフリーダを、どのように見ればいいんだろう?
朝食は抜きか、フィリピン産のバナナを一本呑みこんでバタバタ出て行くような私には、孤独に描かれる二人さえ、憧れだ。
大女優ジャンヌ・モローがすごい。素晴らしくチャーミング。お似合いのシャネルの衣装は自前らしい。
人の居る場所が人を変え、そして幾つになっても人は変わるということを、大貫禄で教えてくれた、大女優さんたちに感謝しよう。
原題は“Une Estonienne a Paris”。
イルマル・ラーグ監督、2012年、フランス・エストニア・ベルギー。
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