『もの言ひて さびしさ残れり。大野らに、行きあひし人 遥(はる)けくなりたり』
***
一期一会という言葉がある。
常に会っている家族でさえ、いつかは『遥(はる)けくな』る人たちだ。
ましてや、旅の途中でたまたま逢って、なにがしかの言葉を交わして別れる人。
この人とはもう二度と逢わないかも知れない。
ふと振り返って見ると、この人は道の遠くへと消えていく。
人生とは、そういうものかもしれない。
いままで釋超空のうたをみてきたように、この人のうたには、常に、そのような寂寥とした、しかし静寂な諦観のようなものが底流している。
結局、そういうところが私は惹かれるのだ
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一期一会という言葉がある。
常に会っている家族でさえ、いつかは『遥(はる)けくな』る人たちだ。
ましてや、旅の途中でたまたま逢って、なにがしかの言葉を交わして別れる人。
この人とはもう二度と逢わないかも知れない。
ふと振り返って見ると、この人は道の遠くへと消えていく。
人生とは、そういうものかもしれない。
いままで釋超空のうたをみてきたように、この人のうたには、常に、そのような寂寥とした、しかし静寂な諦観のようなものが底流している。
結局、そういうところが私は惹かれるのだ