癒しの庭Ⅲ

集おう癒しの庭へ

鉢巻の結び目はどちらにする?

2014年02月09日 | ガーデニング

 

ソチオリンピックが始まりました

興奮の日々が続きそうですね~

寝不足していませんか?

雪は大丈夫でしょうか?

 

 

 

今日はこの冬一番の寒気です

工房の中は冷え冷え

タオルもカチンコチン

染め上がった紫根染のスカーフも

あっという間に凍りついちゃって

ご覧の通り・・・

 

 

 そんな寒い中でも

体験にいらしたお客様たちは熱気にあふれ

寒さも吹っ飛ばすかのようです

お見それいたしました


 

 

 

江戸時代の紀行家菅江真澄が

当地を訪れた時に写生したむらさき臼です。

女性たちは紫根染をするときに

大の坂節を唄いながらむらさき臼を搗いていたようです


いにしえの手間暇のかかる紫根染に

思いを馳せながら

老人クラブの方々は

体験のひとときを楽しんでくださり

逆に私たちも地域の方々から元気をいただきました


 

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ところで紫根染のお話ですが~

よく時代劇や歌舞伎などで

病気の殿様がこんな鉢巻を巻いているのを見ますよね。

 実は、紫草(ムラサキ)の根には

解熱や解毒の生薬としての薬効があって

これで染めた鉢巻を額に巻くと

病状が和らぐといいます。

 

 

画像

 

 

歌舞伎でもこのような 紫色の鉢巻を見ます。

この紫の色を江戸紫と言います。

 

昨年亡くなられた

十二世 市川團十郎 さんのお棺には

4月に新歌舞伎座で演じられる予定だった

助六(市川宗家歌舞伎十八番)の衣装と

紫の鉢巻が入れられたそうです。


助六の紫の鉢巻をよく見ると

頭の右に結び目があります。

左に結び目がある病の鉢巻とは逆になっています。

これは、逆に鉢巻を巻くという奇抜ないでたちが

異端の傾き者(カブキモ ノ)の粋を表現しているのだとか・・・

今まで結び目なんて気にしていなかったのですが~

 

 

 

頭の右に結び目がある助六の鉢巻は

 みなぎるパワーと健康

喧嘩に強い男っぷりの良い証なのだそうです


 

 

 

体験に参加してくださった男性3人

素敵な色に染め上がった紫根染のスカーフを

きりりと右に結び目をつくるのかな・・・

「みなぎるパワー」

いいですね~

 

 

 

 

体験にいらしてくれた会長さんに

 素敵なおちょこをいただきました

 

会長さんは

陶芸の先生でもあり

庭師と私の山歩きのお師匠さんでもあります。


今夜はこれで熱燗でもやりましょうか・・・

素晴らしい一日に感謝したいです。

寒さも吹っ飛んでしまいますね

  

 

 

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