外は、今日も雪 寒いですね。
部屋の中で、咲き出したシンビジュウムが心を和ませてくれています。
シンビジュウムはギフトに人気があり、冬場の花屋さんでは、ひときわ豪華な花が見る人の目をひきつけますよね。
我が家にも、1月の誕生日のお祝いや卒業式の贈り物で頂いたシンビジュウムが4鉢あります。
その中の1鉢がようやく白い花を咲かせ、楽しめるようになりました。
赤いシンビジュウムの方には、今年は4本の花芽がつきました。
もう少しすると、鮮やかな色のシンビジュウムが部屋に明るい華やぎをもたらしてくれるでしょう。
シンビジュウムの美しさにはっと息をのんだ、わたしにとっての初めての「世界らん展」です。
この後も、仕事で上京した折りにもう一度だけ「世界らん展」を見る機会に恵まれました。
機会があったら、何度でも、何度でも行ってみたい「世界らん展」です。
我が家の鉢のシンビジュウムに花を咲かせることができるようになったのは、江尻光一さんのおかげです。
そう、あの園芸家として超有名な江尻光一さんです。
江尻光一さんは、1991年、1994年、2011年と3度も世界らん展日本大賞を受賞された方です。
1955年には 放送文化賞を受賞、NHKの番組「趣味の園芸」の講師を勤めるなど、
家庭園芸の普及に努められましたが、惜しくも昨年、急性リンパ腫のためお亡くなりになられました。
残念で、残念でたまりません。
テレビの「趣味の園芸」に出演されていた江尻さんは、いつも笑顔を絶やすことなく植物のことを話しておられました。
そのような、別世界のような江尻光一さんに、幸運にも出会うことができたのは、
平成17年1月にブルーメッセで行われたらんの講習会に参加したときです。
どうしてもシンビジュウムの花芽ができなくて、講師の江尻先生に教えていただきたく、鉢を持って行ったのです。
それを見て、江尻先生は、「葉ばかりさんでかわいそうですね。」とおっしゃって、
講習会の後で個人的にこつを教えてくださったのです。
江尻光一先生は、とても気さくで、やさしく、全然偉ぶることのない素晴らしい先生でした。
サインまでしてくださいました。
江尻光一先生が、私たち二人にお話しながら書き記してくださった貴重なノートです。
このノートをブログで紹介するに当たって、江尻さんの息子さん江尻宗一さんに電話でご了承いただきました。
須和田農園の園主江尻宗一さんは、私の突然の電話にもかかわらずご親切な応対で、快いお返事をくださり大変嬉しく思いました。
電話の向こうのすてきな笑顔が見えるような気がしました。
江尻先生に栽培のこつを教えていただき、著書を求めて、少しばかり勉強ができたおかげで、
今の我が家のシンビジュウムがあるのです。
江尻先生に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
今年も、こんな感じで咲いてくれたら嬉しく思います。
江尻先生、空の上でほほえんでくれるかしら・・・。
シンビジュウムの花言葉は、「華やかな恋」「高貴な美人」「誠実な愛情」「深窓の麗人」「飾らない心」「素朴」などです。
シンビジュームという属名の意味は、ギリシャ語の「舟」と「形」という2つの意味からでき、
唇弁(リップ)の形が、正面から見ると丸く、くぼんでいて舟底の形に似ているところからその名称が付けられたのだそうです。
シンビジュウムは、12月になって花芽が出たら、その後は、最低温度が10度ぐらいで1月から2月頃に開花し、
最低温度が7度ぐらいでは3月頃の開花、最低温度が4度ぐらいだと4月から5月頃の開花になります。
この冬、我が家は大震災で被害に遭われた方々に少しでも思いをよせられたらと思い、ちょっと寒い部屋で過ごしました。
シンビジュウムにとっては、いつもより厳しい寒い冬だったかもしれません。
でも、頑張って咲いてくれることを信じています。
がんばれがんばれ
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