昨日は東に、今日は西に・・・ でも明日はお休みです
今日は八幡平市(旧安代町)曲田地区の「正観世音(せいかんぜおん)神社」の祭典、先払舞(さきばらいまい)のある日です。
市の先払舞の調査を依頼されている私、見に行かない訳はありません。おかあさんも一緒に行きました・・・・。
ここの神社の祭神は神社名にあるように「正観世音(せいかんぜおん)」です。踊っていた年配の方に確かめたら「扁額(入り口上部に掲げる額)の最後に大聖寺と書いています。祭神は仏様です」とのことです。そして、仏さんの前に見事な鯛が供え羅れていました。そのお寺は今もあるとのことでした。
市の先払舞の調査を依頼されている私は見に行かない訳にはいきません。おかあさんも一緒に行きました。
当市の先払舞はこちら旧安代町から入ってきたものです。
ここの踊りはゆっくりとしていて、大人っぽい、立派な踊りでした。実際60才位から下の大人15人位と、子供15人位が踊っていました。
練習日は夏祭り前の2日で、大人が一生懸命踊っていて、子供は見て真似ているという感じでした。村の自分たちのお祭りを大事にしている気持ちが伝わってきました。角付けはしていませんでした。
旧安代町の中でもここ曲田(まがた)の先払舞が一番古いと言うお話を古老から聞いたので、市(八幡平市)の博物館に確かめに行きました。
確かに、最後に「他の先払いより地味で古い」と書いてあります
帰りに「荒屋新町」の駅でこんなものを発見
「めざせ!! 日本一の花の駅(駅前通り)」とあります。この町は「リンドウ」の生産で町おこしをしています。中心街の街灯には花が沢山つるされています。がんばってます
私もがんばろうと思い、大聖寺へ立ち寄りました。勿論「正観世音神社」と「大聖寺」の関係を確かめるためです。
確かに大聖寺はありましたが、ご住職は二戸にお出かけと言うことで、直接に確かめる事はできませんでした。
ここで、諦める私ではありません。夜になって電話をしました。
ご住職は丁寧に教えて下さいました
要約すると、「昔から曲田地区の人からお寺の世話役をしてもらっていて、20年位前までは近くの秋葉神社でも曲田地区の先払舞が舞われ、その時にはお寺の境内にも来て舞ってくれたのだ、いつの時代にか、お礼にお寺から(それでお寺の名前が書いてある)扁額を奉納したことがあるのでしょう」という事でした。
お寺と神社にはこんな関係もあったこと、そしてその関係を作ったのはその当時の村人たちが作っていたには、感動を覚えました
地元の人は「せいかんぜおん」といっているが、仏教では「しょうかんのん」という仏様なのだそうです。
広辞苑では、手に蓮華を持っていて、「正観音」「聖観音」「聖観世音」というと、ありました
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