トミーのお気楽カナダ日記

最近、また新しいことを始めてみたくなりました。だから、ずっと眠っていたブログ再開です☆

アースマラソンについてどうしても一言いいたい

2010-01-16 | 今日のトミー
間寛平が挑戦してるアースマラソン

時々ネットなどでチェックしたり、最近では彼が初期の前立腺がんだと知ってさらに応援したい気持ちになったり、なんというか日本のウェブサイトに接続していたら嫌でも目に入ってくるイベントです。


よしもと工業が全面的にバックアップしてる上、いろんな企業がスポンサーになって大きなお金が動いてるんですね、このアースマラソン。


でも、去年からずーーっと、私はどうも引っかかる事があって、なぜか100%共感できなかったの。


なぜなら、このアースマラソンの公式サイトでも書かれてるんだけど、
この「誰も成し遂げたことがない、人類初の試み」と謳われる世界横断のマラソン&セーリングの挑戦のね、その【コンセプト】がめちゃめちゃ弱いというか薄いというか、まったくインパクトのない動機なのですよ。




私が見逃してるのかも・・・と思って、ふだんのニュースだけでなく、公式サイトをよく見てみました。




でも、このアースマラソンは、間寛平が彼個人の夢に向かって挑戦してるという試みなんですよね。




「自分の足と風の力だけで一周して、このかけがえのない地球を全身全霊で感じたい」

「地球と向かい合いたい」





これが彼の夢です。

アースマラソンのコンセプトです。









ぶっちゃけね、これじゃ世界は共感しないですよ

ずっと違和感を感じていたのは、なぜこんなに大きなお金を使い、よしもと工業だけでなく、
多くの企業がスポンサーになってるにも関わらず、もっと一般市民にわかりやすく共感しやすいコンセプトを掲げなかったのかということです。



日本では間寛平はコメディアンで、今までの知名度もあるからニュースにもなるし、みんな一応興味を持ってその動向を追いかけてると思います。

私もそうですよ。
大阪で暮らしてたころは、いつもテレビで見てたし、面白いことやるなら絶対に成功してほしい

だからこのアースマラソンについて知った去年も、はじめは「すごいなー」って思ってたんです。



でも、知れば知るほどちょっと白けてしまうんですよ

なぜなら、彼がこの偉業を成し遂げた後ってきっと



寛平、すごい!


って彼一人への賞賛の言葉だけですよ。

癌という病気を患いながらも挑戦を続けるとなると、きっと彼は英雄になるんだろうな・・・






それでいいんだ、とも思う

世界中でいろんな偉業に挑戦してる人は、さまざまな理由や動機で命をかけてやってるわけで、何が正しくて何が間違ってるってことはないし。


ただ、私はどうしてもね・・・








なんだかもったいない!!!と思っちゃうわけです。



せっかくこんな大きなチャレンジなら、なぜもっと世界中が共感できるようなスローガンを掲げないのかって。

それは売名行為でもなんでもなくて、「誰かが何かに命がけで挑戦する」というのはそれだけで人々の心を動かすということ。
だからこそ、そうやって心を動かして何かの役になってほしいと思うわけです。






カナダにテリー・フォックスという有名な青年がいます。









彼は若くして癌に侵され、でも「がん研究資金を募るため」に自らカナダ横断マラソンを始めたカナダ在住なら絶対知ってる青年です。
(骨肉腫のため、右足は義足で走った)

テリーはマラソンの途中で亡くなったんだけど、病気を押してでも走り続けるその姿にカナダ全国の人々が共感し、心を動かされ、いろんな人や企業が彼の没後もその意志を受け継いでます。



テリー・フォックスの詳細

ウィキ:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9



間寛平はもう1年も走り続け、海を渡り続けたんでしょ。
そして、今「がん」という大きな困難にも直面し、まさに命がけの挑戦になったわけです。


私はさ、なんかそんな彼をただ「夢を追い、挑戦する男」というプレゼンテーションの仕方しかできない吉本興業にイライラするわけですよ!

「世界の恵まれない子供」や「がん治療」や・・・なんでもいい、
アースマラソンそのもののコンセプトや意義が、世界中の人々にもっとわかりやすく共感できるようなものであれば、どれだけ大きな力になって、世界中でもっと多く熱く取り上げられるような気がしてなりません。



勝手なことを書いてるけど、これは私個人の意見なので、何かを見落としてるかもしれないし、
きっともっと違う見方があるはずなんだと思う。
だから今の形で継続してるんだろうし・・・


だけど、どうしても私は納得いかなかったので、今朝とうとう吉本興業にメールしました
メールを読んでもらえたら嬉しいけど、おそらく関係者の目に入るまでに破棄されるかもしれません。

でも、せっかく日本の一コメディアンが、誰もやってみようと思わなかったことに挑戦してるのに、そのプレゼンテーションが下手クソすぎて我慢できなかったのです。



読んでくれてありがとう。

久々に熱く書いちゃったけど、なんかちょっと落ち着きました。








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