朝、いつものオヤジの特等席で食事をするとき、
海抜が高いから、朝日が横から差して来るわけですよ。
飲み残したコップのハーブティーが、琥珀色に輝いているんだな。
ブランドもグルメも必要を感じない場所に暮らしていると、
こうした、日々の小さな事が素敵に思えたりするんだな。
そういえば、最近僕の薦めで、ご近所に中古物件を買った夫婦がいる。
新宿副都心の高層ビルの路面店にショールームを構える会社の社長だ。
二人とも、八ヶ岳の自然の虜になった方だ。
その前は箱根に別荘をお持ちだったっそうだ。(箱根は飽きたわけね)
二人は、会社を整理して、こちらに移住を考えている。
お呼ばれしたので、遊びに行った。
二人で住むには丁度良い大きさの綺麗な家だった。
でも、まだ、買ったばかりなので、二人とも都会を引きずっている。
いわゆるブランド志向が強い。
僕も、ブランドは好きなものはいくつかある。
ブランドならではの資質があるモノにはひかれる。
二人の車は、富裕層にはお約束のベンツ。
これはこれで、いい。ベンツは良い車だ。
ただ、FRなので冬は危ない。
なので、そのうちレガシーを勧めようと思う。
そして、田舎暮らし必需品のケートラと奥さん用にパジェロミニを。
食に関してもまだ都会志向なので、ホームパーティーや野外パーティーに誘ってあげて、
見栄の鎧を捨てて、シンプルに生きることが気楽で楽しい事を体験して貰おう。
そして写真のデュラセルのコップでカジュアルなワインをガブガブ飲むような感じになれば、
二人も、きっとこの朝の光を見ることが出来るだろう!
(でも、Baccaratの方がもっと光が綺麗だろうね)