八ヶ岳は南北に長くそびえる
連峰なので、見る場所に寄って様々な見え方をする。
小淵沢や大泉の南側は西岳、網笠山、権現岳しか見えない。
大泉方面は、甲斐駒ヶ岳と富士山の景色が最高の場所だ。
清里は権現岳、赤岳が中心に見える。
野辺山は、赤岳、横岳、硫黄岳が中心に見える。
蓼科、小海方面は、北八ヶ岳がメインに見える。
富士見は西岳が手前に大きくせり出しているのでそれが中心に見える。
自他共に認める、八ヶ岳の絶景ポイントは、原村の中央高原だ!
原村の市街地からちょっと上のエコーライン界隈の畑に下りると
この写真の様に南八ヶ岳と北八ヶ岳&蓼科山、霧ヶ峰と一望出来る。右を見れば富士山が彼方に見える。
180度向きを変えると目の前に南アルプス、その背後に木曽山脈、
左手眼下に諏訪湖、その彼方に立山連峰と日本の名だたる連峰や山々が一望出来る。
こんな、素晴らしい景色は日本中探してもここしか無いと思う。
清里方面へ移住された方も、原村へ山を見に来る人が多い。
(もちろん、八ヶ岳の見え方に関してはそれぞれ好みがある。)
今日、大阪から初めて八ヶ岳に訪れた友人夫婦も、
この原村からの八ヶ岳の景色を見て驚嘆していた。
だから、僕は言った。
「この驚嘆すべき景色を毎日楽しむために、僕は移住したんですよ!」と。
実際、移住に対する思いを強くしたのは、この景色を見たからなのだ。
それは、10数年前の真夏だった。
友人の軽トラックを借りて、Verandaの屋根を作る木材を麓のDIYセンターまで買いに行った帰り道、
これこそが夏!という晴天で入道雲が眩しい日に、八ヶ岳がド~~~ンと目の前の景色に広がっていた。
ヒバリが鳴き、そよ風に稲の葉がそよいでいた。
僕は軽トラックで窓を開け、腕を乗せて運転していた。
「あ~~、ここに住めばこの景色を毎日見ることが出来るんだ!」
そう思ったらいてもたってもいられなくなり、移住したわけです。
移住すると言うことは、生活環境が変わるわけですから、
当然今の暮らしをリセットしなければなりません。
社会人なのでリスクもあるしデメリットもある。
でも、一度きりの人生。リスクを遙かに超える素晴らしい生活が八ヶ岳にはありました。
東京に憧れて上京した僕ですが、40歳過ぎたら街には魅力を感じなくなりました。
一時は、毎朝クラブやディスコで明け暮れて、美味しいレストランが出来れば食べに行き、
六本木、青山、代官山、原宿をオープンカーで走り回り、思う存分東京ライフを謳歌していました。
でも、そんなに騒いで遊んでも、残るのは虚無感だけなんです。
八ヶ岳で田舎道を走っていて、ひまわり畑と山と雲がピンク色の夕焼けに染まっていく夕暮れの一時。
道端に車を止めて、土手に座り暮れゆく空を日没まで見ている、そんな一時!
なんて贅沢な時間だろうと思います。
自然が演出してくれるドラマチックな景色は、唯一無二な存在です。
今度、夕暮れを楽しむ会でも作りましょうかね!
雪が被る八ヶ岳!これからの冬の八ヶ岳は本当に綺麗ですよ!
眼下には諏訪の町並みが見えます。右手の山の奥が諏訪湖です。
南をみれば甲斐駒ヶ岳の南アルプス!
そして一日の終わりを告げるピンク色の夕焼け!また明日ね!