走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

異国の地でがんばる

2009年03月06日 22時41分53秒 | その他
 今日、松山に在住のビョーン君というスウェーデンの青年と話しをしました。

 彼は、今回、新たな旅立ちをしようとしています。
 そこで、奥様とその家族以外で信頼してくれている私(勝手にそう思っています)に相談がありました。
 彼は彼なりに将来のことや家族のことを考えていて、感心します。

 彼は、大学時代マーケティングを専攻していたらしく、大学を卒業後、スウェーデンで三菱自動車とボルボのブリッジスタッフとして活躍していたそうです。
奥様との結婚を機に、退職し、奥様の出身地でもある、この松山に移り住みました。

 そして、5年以上の時間が過ぎるわけですが、彼のがんばりは驚きです。
 難しい日本語も話せるようになり、漢字も難しいものでなければ読めるようになりました。
電話の応対などを聞いていると、日本人よりも丁寧で心がこもっています。

 彼は、明日から母国に次の飛躍のために勉強に帰ります。
 彼の学習意欲は、彼の生き方に裏打ちされたものであります。
 このあたりは、私たちも見習わなければならないと思うくらいです。
 これから始めようとするビジネスにも、彼なりの哲学や理念があります。

 一言で言うならば、「人のためになること」

 彼にとっては、スウェーデン人だとか、日本人だとかは関係ないのです。
 人類愛とか、博愛なんて、小難しいことではなく、ビジネスを通して人のためになることをしたいという単純明快なコンセプトです。
 そして、そこには一点の曇りもないのです。
 彼のビジネスが成功すれば、きっと日本の税負担が軽減されるとともに、サービス受給者にとってはクオリティを上げることにつながります。

 スウェーデンという国は、税負担によって福祉国家として成り立っているという短絡的なイメージが私たちに潜在的に刷り込まれています。
 しかし、だからこそ、彼は税の使い道に厳しく、さらにしっかりと監視するシステムを作り、定期的に評価改善を繰り返しています。
つまり、納税者が単に税を納めるだけでなく、しっかりと当事者意識をもってその使い道を見続けるのです。

 そんな国に生まれ、育った彼だからこそ、日本の税の使い道まで心配してくれています。
 彼がやりたいことが成就するよう、今後も、いろいろと相談にのりたいと思っています。