【東日本大震災】
東日本大震災では、救出作業に当たる警察、消防署員も被災した。庁舎がなくなり、連絡がつかない署員は多い。殉職者も出た。それでも「目の前の人命救助を最優先したい」と黙々と作業を続けている。
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壊滅的被害の岩手・陸前高田市への救助…
福島・南相馬で300世帯安否不明
記事本文の続き 「庁舎があるはずの所に何もなかった」。大津波に襲われた岩手県陸前高田市。応援部隊を派遣した一関市消防本部によると、陸前高田市の消防本部は姿を消し、署員数十人と連絡が取れない。防災課の岩淵正司・士長は「友人らの安否も気になるが、救助活動に専念するだけ」と語る。
津波被害が大きい福島県沿岸部の相馬署と南相馬署は、警察電話も通じなくなった。だが沿岸部出身者もいる福島北署の署員は「身内の被害の把握より、助けを求めている人の救命を優先する」。宮城県名取市消防署員は「仲間の中にも親族を失った者がいるようだが誰も話をしない。黙々と働いている」と話す。
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