ずっと年下だが、私にはたくさんの友人がいる。
例えば、Y君。
母の葬儀のときに花を贈ってくれた。
通夜も葬儀の日時も場所も教えていなかったのに。
通夜もひと段落し、そのY君にお礼の電話をかけた。
すると、電話の向こうで泣いているのである。
「あ!私。お花届いたよ。ありがとう。」
鼻水をすすりながら、
「なんでこんな時に電話してくるんですか。」
「いや、なんでてうれしかったから...」
「お礼の電話なんかいいですから、お母さんに付いといてあげてください。」
怒られた。そして、電話を切られた。
Y君は、私の母親と一度も会ったことがない。
でも、彼とは世間話をよくした。
にしても、自分の親が死んだわけではない。
でも、自分のことのように泣くのである。
だからといって、通夜や葬儀に顔を見せるわけではない。
不思議なヤツである。
きっと、悲嘆にくれた私を見たくなかったのであろう...
でも、葬儀の間、畑に出て天を仰ぎ見ながら涙するヤツである。
まさに、子どもである。
憎めないヤツである。
腐れ縁というやつか...
自分は恵まれているとつくづく思う。
例えば、Y君。
母の葬儀のときに花を贈ってくれた。
通夜も葬儀の日時も場所も教えていなかったのに。
通夜もひと段落し、そのY君にお礼の電話をかけた。
すると、電話の向こうで泣いているのである。
「あ!私。お花届いたよ。ありがとう。」
鼻水をすすりながら、
「なんでこんな時に電話してくるんですか。」
「いや、なんでてうれしかったから...」
「お礼の電話なんかいいですから、お母さんに付いといてあげてください。」
怒られた。そして、電話を切られた。
Y君は、私の母親と一度も会ったことがない。
でも、彼とは世間話をよくした。
にしても、自分の親が死んだわけではない。
でも、自分のことのように泣くのである。
だからといって、通夜や葬儀に顔を見せるわけではない。
不思議なヤツである。
きっと、悲嘆にくれた私を見たくなかったのであろう...
でも、葬儀の間、畑に出て天を仰ぎ見ながら涙するヤツである。
まさに、子どもである。
憎めないヤツである。
腐れ縁というやつか...
自分は恵まれているとつくづく思う。